2010年09月02日

赤坂豊川稲荷の「 お狐 」ワールド

最近、ちょくちょく
赤坂ガーデンシティの18階に有る
ベクトル・ラウンジに出掛けます。
この会場でブロガーズ・イベントが
頻繁に行なわれるからです。

このベクトル・ラウンジは、
2008年08月24日22:00に放送された
二宮和也主演のTBSドラマ
「 流星の絆 」 の撮影が行なわれた場所なのです。

転んでもタダでは起きない二へドンは、
どこかへ行ったら、絶対にその前後に
会場周辺を歩き回ります。
これで1回のお出掛けで、
ブログ記事が2本も3本も書けるからです。

今まで、とても気になっているものが有りました。
それが赤坂豊川稲荷です。
ベクトル・ラウンジに来るのは夜の事が多かったので
青山通りに面した稲荷の周囲の白い塀に、赤い細長い提灯が
ぐるりと下げられています。
隣は赤坂御用地( 江戸時代には紀州徳川家の下屋敷だったのを、
明治時代になって皇室に献上されたものです。)
ですから、きんきらのネオン等無く、提灯のぼわーんと赤く灯る色合いが
何ともオカルティックなのです。

隙間無くびっしりと並んだ桶型提灯が、得も言われぬ赤さを滲ませる怪しさに
妙に心を惹かれました。
でも、流石に夜に、女1人で肝試しをする気はなくて、いつか昼間に行ってやろうと
心に決めていたのでした。

さて、皆さんは提灯と云うと、ただ提灯としか思わないかもしれませんが、
買ったら一体幾らするのだと思いますか?
「 提灯工場 」 と云うサイトを覗いてみました。 http://www.chochin-kojo.com/
豊川稲荷の提灯のサイズが分からないのですが、小さいサイズで計算してみましょう。
9号長型の場合、 1個~9個の値段が ¥1,425.-。
200個からだと ¥741.-です。
赤坂豊川稲荷の塀の周囲の提灯は無数に有りますから、200個一気に大人買いだと
200×741=¥148,200.-。
おお! 何も考えずに提灯の横を通っても、そこにはただ提灯が有るだけですけれども、
こうして金額を計算してみると、そんな高価なディスプレイであるのだなあ・・・・・・・・・。
我が家のクリスマス・ツリーより高いぞ!

さて、この赤坂豊川稲荷は、愛知県豊川稲荷の別院です。
豊川稲荷と言えば、大岡越前が信仰した事で有名ですね。
稲荷の語源については、二へドンは
「 音楽は年を取らない 」http://nihedon.hama1.jp/e865192.html の記事において、
「 稲荷の語源は『 異也り 』 だ。」 と書きました。
ところが赤坂豊川稲荷の説明版に拠りますと、
「 稲荷の語源は『 稲成 ( イネナリ )』。 
  稲の育つ様子を表し、また神様が稲を荷っているところから稲荷。」とありました。
ちょっとこの当て嵌めは、余りにも優等生過ぎて、気に入らなかったので、
帰宅後インターネットで調べてみました。
すると、出て来るわ。 出て来るわ。 十中八九の解説が「 稲荷 = 稲成 」説でした。
えー!? 世間ではそういう事になっていたの!?

そこで二へドンはハッと気が付きました。
そうだった。 二へドンは裏神道のシンパだった・・・・・・・・。
裏神道とは、正統とは全く見做されない考え方、流儀の神道で、詳しくは
「 失われたキリストの聖十字架『 心御柱 』の謎 
  - 裏神道の総元締め『 八タ烏 』 がが明かす封印された第3の伊勢神宮と天照再臨 」
( ムー・スーパーミステリー・ブックス ) を読むと面白いと思います。

この本は、非常に分かりやすく、1つ1つの事例の検証を積み上げ、なかなか説得力の有る本です。
この本を読み終えたら、恐らく大方の人は、裏神道もさもありなんと思われる事でしょう。
この本の冒頭は、童謡「 とおりゃんせ 」の検証から始まります。
二へドン世代の人達は、子供の頃に誰でも歌った「 とおりゃんせ 」。
でも、本当の意味を知っているか? と始まります。
お寺は夕刻になると門を閉ざすのが一般的。 
それに比して神社には鳥居は有るが、門は無い。
伊勢神宮とか明治神宮の様に格式の高い神社なら、夜は門を閉ざして警備員も常駐しているが、
一般の神社は24時間通行は出来る。
しかも歌詞では「 この子の七つのお祝いに 」 と歌っている。
七五三の用事なら、庶民が行く普通の神社であろうに、何故「 通して下さい 」 と許可が要るのか?
しかも門番らしき者が 「 御用の無い者、通しゃせぬ 」 と返答します。
これ、一体、どこの何の神社よ!? と云う訳です。
この本はとってもエキサイティングなので、是非読む事をお勧めします。

大分、脱線していまいましたが、赤坂豊川稲荷に話を戻しましょう。
この豊川稲荷東京別院は、元々赤坂一ツ木の大岡邸に有った物を明治20年に現在地に奉還し、
愛知県豊川閣の直轄別院となり今日に至ったものです。
「 稲荷 」 と名が付いているものの、神社ではなく、曹洞宗の寺院なんです。
確かに、言われてみれば、建物はお寺だわ。
今まで知らなかったのだけれども、豊川稲荷横須賀別院も有るんですね。( 大滝町2丁目 )
今度機会が有ったらお参りしてみようと思います。

二へドンはこの日、正門からではなく、西側の通用門から入りました。
二へドンは神社仏閣に参る時は、わざわざ歩いても、表参道を通り、正面入り口から入る主義の
人なんですが、この日ばかりは113年間で1番暑い年ですから、身体を労わって、少しでも
歩く距離を節約して通用門から入りました。
通用門の前は駐車場になっており、端にへばり付く様に、古い2階建ての長屋の様な建物が在ります。
1番左端が公衆トイレで、その隣には小さな店が並んでおり、どの店も「 いなり寿司 」を
売っているようです。
残念ながら、二へドンはこの日はブログタイムズ2周年記念パーティのケータリング・ビュッフェで、
もう駄目! と云う程、お腹を膨らませてしまったので、この日のいなり寿司は断念しました。
あまり綺麗な建物ではないのですが、これが「 豊川文化会館 」 と云う名前だと知り、
ちょっとビックリ。

通用門から通路を辿り、1度本堂前に出ます。
お守りや御札の販売所を横目で見つつ、紅と白の鮮やかな幟( のぼり )がはためく「 千本幟 」
の方に引き寄せられて行きました。
外から見ると、この豊川稲荷の敷地は広大な様に見えます。
が、敷地内には、余りにも種々雑多な物が置かれているので、とても狭くて窮屈に感じます。
千本幟の一画は迷路の様になっており、「 大岡廟 」や「 奥の院 」も有ったらしいのですが、
しっかり見落としました。
この一画で1番大きな「 霊狐奉安之場 豊川だ釈尼真天の碑 」が有ります。
「 だきにてん 」は通常、茶吉尼天と漢字で表記するのですがここの碑には、
「 だ( 口偏に、托のつくりの部分 )釈尼真天 」 と彫られていました。
八角大理石の周囲が小さな歩道になっているので、一周してみます。

周囲には狐の置物が数十体も並んでいます。
昔はもっと沢山のお狐様が有った様ですが、今はお炊き上げで、地下に奉納するのだとか。
狐の顔がそれぞれ違っていて、1つ1つ見て行くと、とっても可愛いです。
口に巻物を咥えるもの、オオカミみたいな顔のもの、犬みたいに愛くるしいもの、
眉間に皺を寄せているもの・・・・・・・・。
二へドンが1番気に入ったのは、この子。

赤坂豊川稲荷の「 お狐 」ワールド
眉間に皺を寄せて、何か文句でも有りそうな・・・・・・。( 笑 )

残念ながら写真は撮って来なかったのですが、「 子授けキツネ ( 子抱ききつね )」もいます。
撫でながら祈願すると、子宝を授けてくれると言われている狐さんです。
これもまた、俗信かもしれませんが、神社仏閣では、よく神様のお使いをするものがいます。
豊川稲荷では狐狗狸( こっくり )が使いになるらしいと聞きました。
狐狗狸は低級な動物霊とされていて、この狐狗狸と豊川稲荷との関係も、「 裏 」的に調べて行くと
面白いのではないかなあー。

八角大理石の敷地の奥の右隅に、「 七福大明神 」と彫られた石が置かれてあります。
矢印に添って進んでみると、更に裏手に比較的新しく作られたであろう七福神の像が並んでいます。
貼り紙がしてありました。 「 お酒はかけないで下さい。 当山 」。 ははは。
神様が飲んだくれちゃうから?

七福神から、戻る時に、「 叶稲荷 」を見つけました。 
全ての悪縁を切る開運招福の導天様です。
あ、もう男とスッパリ縁が切れる様に真剣に拝んで来れば良かったよー。
この横におみくじが有ったので、100円を投入して引いてみました。
「 第九十四番 半吉 」 でした。 あんまり良くなかったけど、っま、凶よりマシかあ・・・・。

・ 事忌樽前語( ことはそんぜんのごをいむ )
     酒の上にて事を過す事あるべし又つつしみあるべし
・ 人防小輩交( ひとはしょうはいのまじわりをふせぐ )
     まじわりもつつしまざればわざはい起るべし
・ 幸乞陰公祐( さいわいにいんこうのたすけをこう )
     主人の奥方或伯母あね又は僧などの助けを得てぶなんなるべしとなり
・ 方免事敲駁( まさにことのこうこうをまぬがれよ )
     末には交わりもよくなりもののやかましきことものがれて心安しとなり

▲ このみくじにあたる人は、しじゆう仕合はあしからずといえども人ににくまるる事あるべし、
  とりわけ先輩の前にてことばをつつしむべし、いささかのことばの間違いより大なるわざはいと
  なる事あるべし、口はわざはいの門と心得てみだりに人の事など言うべからず

  これ、大当たりしちゃったから、嫌になっちゃう。 もういいよ、mixi なんて開けないから。

▲ 神仏を念ずべし

  へえ。 アラーの神でもよろしいんでおまか?

▲ よろこび事おそし

  ええ。ええ。何も期待なんかしていませんとも。

▲ 病人ながびく

  ぎょ・・・ぎょえー。二へドン、09月に入ってめちゃめちゃ体調崩しましたけどー!!
  まだ長引きますのかえ?

▲ 待人おそく来るべし

  お。 でも来ない訳ではないのですね。 では、待ちます。 待たせて頂きます。 新しい彼氏を。

▲ あらそい事かちがたし出家か女をたのみて吉

  出家? そんなお方が近所にいますかね?
  出戻りのお方はちらりほらり見受けられますが・・・・・・。

▲ のぞみ事かなう

  おお! 宝くじ大当たりをお願いします!!

▲ 失物でがたし、やうつり、ふしん、むこよめどり就職たび立半吉

  クレジットカードを失くしましたの! 夜、電話して止めてもらったのだけれども、特に
  他人に不正使用されてはいないみたいでした。

▲ 売買半吉

   あ、デジカメを、こちらの言い値で落札した今日この頃なんです。

全体的にこのおみくじは当たっていました。 よし「 私は貝になりたい 」路線で行こうと思います。
もう mixi なんて開けるもんか。
 
*****「 赤坂豊川稲荷の「 お狐 」ワールド」 ・ 完 ********




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Posted by ニヘドン at 21:55│Comments(0)歴史散歩
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