ドンドン日記

写真は横浜美術館前の満開のシモクレン。
そろそろ桜に見惚れる時期ではありますが、
今年は、東北地方太平洋沖地震の収拾が未だついていない時期だけに、
花見の宴会なんかする気になれませんね。
街を歩く次いでに、チラっと花を見上げる位でしょうか。
花は人間の気持ちなんかお構い無しに、咲く準備が出来たら嫌でも咲く。
それが自然の無慈悲な所。
ハー。溜め息。

ニヘドンは、今回の地震で、横浜市内では目立った被害は無かったと書いて来ましたが、やはり行動半径を広げてみると、なかなかどうして、あちこちが壊れていますわ。
津波に襲われた地域に比べたら、被害と言う言葉を使うのが申し訳無い位なんですが…。
でも今までは、家の周囲で震度5位の地震で、建造物が壊れる事は有りませんでした。
せいぜい、鉄骨の入っていないブロック塀が倒れた位のものでしょう？

先日、突然海が見たくなり、臨港パークに行ってみました。
入れませんでした！
「 地震で被害を受けた為、当分閉鎖します。」と言う案内板が出され、頑丈なバリケードが入り口に築かれていました。

あと、ニヘドンの身に起きた大変に困った事が有るのです。
それはバイト先の従業員専用トイレです。
ここには洋式トイレが１つに、和式トイレが１つ有ります。
ニヘドンは洋式派なんですが、ここの洋式トイレ、直ぐに詰まるんですよ！！
ニヘドンが数度、ビルの管理会社に
「 何とかしてくれ！ 」と言いに行ったのですが、その都度、応急処置で済まされてしまいます。
本格的に下水管の清掃をしなけりゃ駄目なんだと思うのですが…。
なので如何に頭の悪いニヘドンでも、学習しました。
ニヘドンの中身が詰まったら大変なので、従業員トイレは和式を使います！

和式トイレは1度も詰まらず調子が良いのです。
がっ！！
地震の後、1度閉めた扉が開かなくなったっ！！

トイレの個室に閉じ込められるって、焦りますよー。
エレベーターなら、万が一、中に閉じ込められたらインターホンで管理会社の人と話が出来るじゃないですか。
実際エレベーターに閉じ込められた経験者が「 いざと言う時にはインターホンで応答してくれないんだよ―。」て言ってましたが、一応命綱が有るのは気休めとは言え、安心は安心です。
トイレの場合、インターホンも監視カメラも有りませんから、
自力で叫ばなければなりません。
乙女には何て恥ずかしい仕打ち。
大地震の後、計画停電の予定が有った時に、ろうそくに火を灯して、
自分の腿にロウを垂らしてしまい、
SM蝋燭責めプレイに目覚めた二へドンですが、（　笑　）
今度は監禁プレイかよ！？
大地震が私の人生を狂わせた！？

ドアを押しても駄目なら、引いても駄目。
ついさっき、自分で開けた筈のドアが、魔法にでもかかった様に、びくともしないのです。
ドアの上部を手で鷲掴みにして動かそうとしましたが、１mmだって動きません。
ドアの下部に足先を突っ込んでみようとしましたが、それも叶わず。
二へドンは自分の「　乙女　」をかなぐり捨てて、足でドアを蹴り始めました。
ガーン！　ドカーン！！　大きな音だけがトイレ内に反響するだけ。
肝心のドアが動かない。
大きな物音を聞きつけて誰かが様子を見に来る事も無い。

しょぼぼぼぼ～ん。
二へドンは、こんな場所で自分の花の命を散らせてしまうのでしょうか？
出来たら、自分の人生の最期は、イケメンの腕の中で迎えたかった・・・・。
駄目よ！　もっと前向きに考えなくては！！
そうだ。　自分が救出された時の事を考えようっと！

トイレのドアがレスキュー隊によって破かれ、二へドンが外に出ると
其処には沢山の報道陣が。
女性レポーターが早速実況中継をします。
「　横浜市内の商業施設の従業員専用トイレに数日に亘り立て籠もっていた
　　女（　自称２９歳　）が先程、警察の説得に応じて投降しました。
　　女は疲れた顔も見せず、すぐさま、捜査員に焼肉食べ放題ランチを要求しました。
　　依然、食欲も旺盛な様です。
　　警察当局は、これから、女が何故、トイレに立て籠もったのか、
　　要求は何だったのかを、厳しく追及して行く模様です。　」
ん？　ち、違うよ。　二へドンが立て籠もったんじゃなくて、
トイレのドアが開かなくなっちゃったの！！