2007年06月11日

石田様がゲスト! モーツァルト室内管弦楽団定期演奏会

きゃああああああああああああ~!!
駄目!! こんな所で駄目ですったら!! きゃあああああああああ~・・・・・・・・・・!!!!

一体彼女(二へドン)は、どうしちゃったんです?
ああ、いつもの妄想が、さらに過激になっちゃったみたいよ。
何処で? 
・・・・・・・・・・・ モーツアァルト室内管弦楽団の定期演奏会で・・・・・。
ふ~ん。

てな訳で、コンサート・レポの始まり、始まり~。

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「 モ ー ツ ァ ル ト 室 内 管 弦 楽 団 」 第 4 4 回 定 期 演 奏 会

日時 : 2007年6月10日(日)   13:30 開場予定 (笑)   14:00開演
会場 : 日本橋公会堂4階ホール
出演 : 管弦楽 - モーツァルト室内管弦楽団
      指揮  - 角 岳史
      ヴァイオリン独奏 - 石田 泰尚 様 ( Love! )
演目 : W.A.モーツァルト / 歌劇 「 イドメネオ 」 序曲 K.V.366
                     ヴァイオリン協奏曲 第4番 二長調 K.V.218
                     ( ソロは勿論 石田~リン! )
      アンコール ( うぎゃ~! ゲストでアンコール!! 美味し過ぎ!!)
      L.V.ベートーヴェン / ロマンス 第2番 へ長調 作品50

      《  休  憩  1 5 分  》

      L.V.ベートーヴェン / 交響曲 第7番 イ長調 Op.92

      アンコール モーツァルト / 「 行進曲 」 二長調 K.V.408

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「 では、モーツァルト室内管弦楽団の定期演奏会に行って参ります。 」
7:55 に家を出る。 あれ? 開演は14:00 では? 野木に行く訳では無いのに、一体何故
こんなに早く? きら~ん! かぶりつき席を狙っておるのだよ! ふふふふ。

8:00 保土ヶ谷駅行きのバスに乗車。
8:10 保土ヶ谷駅到着。 次の横浜駅行きのバスは8:30。 べックスでモーニング・コーヒー。
     昨夜から、今日の演奏会が待ち遠しくて待ち遠しくて興奮して食欲が無い。
8:30 バス乗車。
8:45 横浜駅到着。
9:00 川崎駅行きのバスに乗車。 今日も横浜市営バス1日乗車券¥600.-を購入。
     電車賃節約の為にバスを乗り継ぐ。バスの中では爆睡!!
9:45 川崎駅到着。
     ミューザ川崎でチラシを物色。石田様情報は無し。
     ラゾーナ川崎をまだ見た事が無かったので、マーたんさんとの待ち合わせの時間まで、
     ここを見て回る事に。まずは5階の109シネマズで、「 九転十起の男 」 の上映時間を
     確認。 6月2日に浅野学園講堂で作家・新田純子さんの講演会がありましたが、この時
     映画監督のスピーチが15分も有り、製作の裏話がとても面白かったので、絶対見ようと
     思っていたのです。その後、各ショップを覗いて回り、Loft で 「 バナ夫 」 キャラに
     ハマる。 バナ夫ノートや、 その他の物を買い漁る。 今日の演奏会の出演者である
     コントラバスのススムくんに、バナ夫ぬいぐるみをプレゼントしようかとも思ったが、
     迷惑がられるのは必至なので、やめた。
     ラゾーナ1階の食品売り場で 「 酒 & つまみ 」 で決まり。
     朝、出かける時に降り始めた雨は次第に激しさを増す。 マーたんさんからのメールでは
     雷も凄いらしい。 マーたんさんからメールが又、来ていた。 「 横浜~! 」 おっと!
     今10:42! 待ち合わせは11:00に京急の品川駅! おっと! 京急の川崎駅はここから
     遠いやんけ! 急げ! 次の快速特急は10:57 。 「 遅刻~! 遅刻~! 」
     マーたんさん、御免なさいね。 お上りさんだから、都会での買い物がつい楽しくて!
     泉岳寺行きだったので、品川駅から乗り込んでもらう事にした。
     「 2両目に乗ってますう~。」 
     あれ? マーたんさんが乗って来ない? ま、いいか。いざとなったらメールで連絡を取り
     合えば。 泉岳寺のホームで降りてキョロキョロしていたら、やっと彼女を発見!
     「 2両目に乗ってるって言ったよね? 」 あ、ごめ~ん。 よく見たら3両目だった!
     度々翻弄してしまって申し訳無いっす!!

  そんなこんなで、高砂行きの電車を逃し、押上行きの電車を逃し、やっと3本目の電車に乗      る。
11:20 都営浅草線・人形町駅に到着。
      階段を上って地上出口に出ると、大豪雨。 暫し呆然・・・・・・。 神奈川より凄いじゃん。
      さっきアナウンスで、停電により電車が遅れていると言っていたが、この大雨なら納得。
      横断歩道が湖になり、何処を歩いても、靴が濡れる。 一応一番水が少なさそうな箇所を
      選ぶが、さして状況が改善されているとは思えない。ええい、ままよ! ズブズブ!
      スニーカー沈没! 神様、どうぞ、演奏会の最中に二へドンの足が臭いません様に。。。。
11:30 日本橋公会堂到着。石造りの素敵な建物。
      二へドンはここに来るのは初めてで勝手が分からなかったので、てっきり建物の外に並ぶ
      と思ってレジャーシートとクッションを2人分持って来たの。 でも1階の自動扉がスーッと
      開いて、「 あ、何だ。中に入れるじゃん。」 ホールは4階なので、エレベーターで4階へ。
      ガラリとしたホワイエに、受け付けのテーブルと名簿がセッティングされている。
      誰もいない。 むふ!1番乗りゲット~!!
      二へドンの大荷物をドサリと床に起き、20分程待つ。その間に団員達が午前の練習を
      終え、昼休みに入る様で、1人、又1人とホールから出てくる。
      その内、男性が現れ、入場料の精算をしてくれた。「 どうぞ、お掛けになってお待ち下さ        い。」 あ、いえ、先頭の人がそれやっっちゃうと、次に来た人がどこに並んでいいのか分か      らないのでここで待ちます!待つのは承知でやって来ました。「 チケットはここで もぎりま      すから。」 おお、それが分かれば安心、安心。
      徐に荷物を床に置いて順番キープしつつの、ワンフロアー下の喫茶室に突入。
      考えてみれば二へドン、昨日の16:00にバイト先で賄い食を食べて以来、19時間コーヒー
      しか飲んでいなかった。 だって石田様の演奏会前日は胸がいっぱいで、何も食べたく
      ないんだもん。 ここでさらにお昼も抜けば、かなりな絶食ダイエットが出来るのだが、 
      演奏中にお腹が鳴ったら、 しかも最前列でお腹が鳴ったらもう誤魔化し様が無いので
      これはもう演奏家に対するエチケットでしょう。 ご飯を食べておく。
      ピラフやカレーなどの軽食メニューが500円位である。 コンサート会場には、こういう
      喫茶コーナー完備するべきだよね。 ホール内に軽食が食べられるコーナーがあったら、
      仕事帰りに駆け込んだ人は助かるよね。 日本橋公会堂、とても気に入りました。
      外観も素敵だし、お手洗いも東京文化会館に比べると綺麗だし、喫茶コーナーあるし。
      ススムくんのご意見では、「 あのホール、正直、音響がよろしくないので、( 落語とかに 
      使うホールなんです) ちょっと 「 生音 」 が届き過ぎるきらいがあります。」との事。
      でも 生音フェチの二へドンに取っては、それも歓迎。 生音厭な人は家で大人しくCD
      聞いてなさいって事で!
      二へドンはピラフ¥450.-とホットコーヒー¥230.-で昼食を済ます。
      石田~リンは何処で何を食べているのだろうか?
12:30 受付前に戻る。 また男性のスタッフが 「 本当は開場は13:30なんですが、内緒で
      そっとお入り下さい。」 と言ってくれた。 嬉しい!! 柔軟な対応、ありがとうございます!
      古河労音の納得の行かない対応の後だけに、これは嬉しかった!!!

かくして、家を出てから4時間30分後、二へドンは最前列、石田様の特等席を手に入れたのでした。
座席で「機織り」 をして過ごす。 え? 機織り!? はい、二へドンは結構クラフトとか好きで
( 物凄い不器用なのに・・・・。 ヴァイオリンとどっちが酷いかって感じです。)
「 はんど & はあと 」 という雑誌を定期購読しています。 この雑誌には毎号付録がついていて、
7月は七夕に因んでか、20センチ四方のマットが織れるキットだったのです。家では作る時間が
無いので、こういう隙間時間に せっせとやっています。 時間の効率の上ではとても良いのですが、
時々 ( いつも ? ) 「 何やってんの、あいつ? こんな所で? 」 という視線を浴びてしまうのが
難点です。

機織り中に、代表の楠田氏がわざわざご挨拶に来てくれました。
「 いやあ~、石田さんの音は本当に綺麗。 練習の時に聞いて、無駄な音を一切出さない。
 素晴らしい! 」 いや~ん、団長さん直々に二へドンの彼氏を褒めてくれるなんて~!!
嬉しいけど 恥ずかしい! 恥ずかしいけど 嬉しい! きゃ~!!
今日のチケットは完売。と言うか、多めに配っているので、最悪の場合、座れない人が出るかも、
というお話でした。結果的に2階席は空席がありました。大雨で出鼻を挫かれた方もいるかもね。

相変わらず とてつも無く長い 二へドンの前振りの後、 いよいよコンサートの1ベルが鳴りました。
うふふ。 今日の石田~リンは、どんな服かな? 二へドンの好きな地上げ屋スーツだといいな。
メンバー達が登場。 
1曲目は歌劇 「 イドメネオ 」 序曲。 最初の音がどーんと来て、「 お! なかなかいいじゃん!」
アマチュアとは言っても、二へドンの化学兵器より恐ろしい悪魔のヴァイオリンの音を基準にすると
とてつも無く 力量のある方達なので、すごく楽しめました。この曲は二へドンはプロオケの生演奏
を聞いた事が無いので、すごく新鮮に聞けました。 ドラマチックで、次の石田様のソロ演奏を待つ
身にはぴったりの曲です。二へドンはプロオケ以外にも、アマチュアもよく聞くのですが、どうしても
中学生、高校生が中心の楽団の演奏機会が多いので、この1年位ずっとジュニアばかり。
久しぶりに大人のアマ楽団を聞いて、その音の落ち着きが非常に気に入りました。決して先走らない
から、安心して身を委ねて聞いていられます。若くて元気なんだけど、危なっかしい演奏は、聴いていてハラハラしちゃうからね。 大人の演奏に癒してもらえて良かった!

もう1つ強く感じたのが、メンバーの皆さんが、本当に音楽が好きなんだっていう気持ち。
よく若くて上手と言われる演奏家って、自分が練習する事に夢中で、あまり他人の演奏会に足を
運んでいない。 二へドンとしては、そこが常々不満の種でもあるのです。
今日の皆さんは、自分の練習もするし、昔から音楽が好きで、演奏会に足を運ぶし、家でもCD
聞きまくってますよ! というエネルギーがバンバン伝わって来たの!! これは嬉しい!!
いつも 二へドンが言っている事をおさらいしますよ。
「 プロが楽譜通りに弾いたからといって、必ずしも感動する訳ではない。」という事。
二へドン、素人のピアノの発表会で幼稚園児の演奏で泣ける人だからさ!
とにかく この1曲目で、二へドンはモーツァルト室内管弦楽団のファンになったのでした。

さあ、2曲目は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番。 石田様の登場ですよ~!
1曲目が終わって指揮者が退場。はい、次は石田様の登場ですよ~!!
あ、あれ? あれ? ステージ上の団員達の顔にも 「 あれ? 」という表情が浮かんでいる。
早く~!! 二へドンは8:00に家を出てきたんだから 早く~!!
まだだ・・・・・・。 まだか・・・・・・・・。 女心を焦らせてからに・・・・・・・・。くううう・・・・・・・。
あ、出てきた! ふう~。
ああう! 今日のスタイルは燕尾でした。左手首には薄桃色の数珠ブレス。右手首には薄緑色の
ブレス。右襟の端には小さなゴールドのブローチ。ヴァイオリンの形に見えるけれど、よく分かりませ
んでした。左胸には大きなゴールドの花?の形みたいなブローチ。ピアスはクリスタルのビーズが
連なったゆらゆら系。 日本橋公会堂のステージは、最前列の客席からは  なり高い位置にあります。座っている二へドンの目の高さに石田~リンの靴が! おや、今日のダ~リンの靴は新調しま
したね。 リボンループが付いていて、ピカピカでした。 ジーっと靴を見ちゃった。
うちの家主に比べると、そんなに大きくない感じ。うちの家主29センチの馬鹿足だから。
石田様は27センチ位かなあ? 二へドンの目算は当てにならないのでご注意下さい。

団員達の演奏も、とてもとても力が入っていました。力んじゃいけないって、だって、あなた、
アマオケが天下の石田様とリラックスして演奏できる訳無いじゃん!!
石田様と共演というプレッシャーの下で、とても頑張っていたと思いますよ。
この演奏に関して、出演者からメールでコメントを頂いているので、載せてしまおう。
団長のコメント 「 石田さんのヴァイオリンの音色はすばらしく繊細で、後で演奏するオケも緊張の
            連続でした。1つ1つ音を出すのにあれ程緊張したのは初めてです。聴衆の
            皆さんも同じ思いではなかったかと思います。石田さんと一緒に演奏できた事は
            我々にとって大変幸せです。」  本当だよ~。幸せ過ぎだよ~。
後、二へドンの6月9日の記事「 納得出来ない !! 」 にススムくんさんがコメントを寄せてくれて
ますので、合わせてお読み下さい。

二へドンは背もたれの上部に頭を乗せて、そっくり返って聴いておりました。後ろの席の人から見ると
「 寝てるの? 」 と見えたかも知れません。 実はこれには訳がありました。
実は演奏中、石田様が時々客席の方に身を乗り出す様に体を移動させる事があるのです。
その時、二へドンの視界の中に、石田様が わ~っと 覆いかぶさってくる様に視界いっぱいに
入って来て、この今日の記事の冒頭部分になる訳なんです。

きゃああああああああああああ~!!
駄目!! こんな所で駄目ですったら!! きゃあああああああああ~・・・・・・・・・・!!!!

まるで・・・・ま・・・・・まるで・・・・・・・・・ 石田様に押し倒されている様な・・・・・・
あのあの、 また変な事言っちゃって御免なさい。 でも本当に、そうだったのです。 ○▲☆!!!
はあはあ。 だから、二へドンが仰向けだったのは、押し倒されていたんです!!
こんな事が起こるなんて・・・・・・。 はあ・・・・・・・・・。
首が痛くなる座席の効用って、こんな所にあったのですね。

こんな状態で第2楽章に入ったら、もう夢見心地を通り越して、天国に召されるかと思いましたよ。
ああ、もう・・・・・。
石田様の演奏は完璧でした。で、しかも石田様もオケの人達に合わせたのか、1つ1つ音を確かめながらの丁寧な演奏で、またもや今日もハートをガッチリ捉えられてしまいました。
いつもの石田様のソロ・リサイタルに比べると、時間的には随分短い曲だったのですが、石田様はびっしょり額に汗をかいていました。 アマオケだからと言って決して手を抜かない、いえプロオケの
時以上に丁寧に演奏する石田様は良い人過ぎます。普通、真似できないです、こんなの。
あまりの石田様の「 良い人振り 」 に、涙がこぼれました。
でも、人前で二へドンを押し倒すなんて、悪い奴だわ。 ( 妄想度 5割増 )
こうして、夢の様なヴァイオリン協奏曲は終了。 何で曲って終わりがあるの。 もっと聞かせて~!

そして、有り得ない事があったのです!! 石田様のアンコールが!!
ベートーヴェンのロマンス。 きら~ん! 敵さんは、二へドンを意識して この曲を持って来たわね。
( 妄想度 200% 増し )
涙目の二へドンをさらに ウルウルにした挙句、彼はステージを去って行った・・・・・・。
スゴイ・・・・・・。 石田様で2曲聴けるとは思っていなかったので、もう幸せ、幸せ。溶ける・・・。
石田様の指を凝視しておりましたが。 二へドンの今の課題は、弓を持つ指が突っ張る事。
石田様なんて、弓を持つ手の小指は浮いてるし、人差し指は浮いてるし、ちょ、ちょ、ちょっと待って。
一体何本の指で弓を支えているの? 二へドンから見ると神業!!

休憩時も、立てない・・。喋れない・・・・。 隣に座ってたマーたんさん、愛想悪くて御免なさい。
幸福の衝撃に打ちのめされていました。 

第2部は、ベトコン7 。 凄いと思ったのは、石田様との共演の後、腑抜け状態にもならず、
意気揚々と演奏している団員達の気持ちの切り替え方です。モーツァルト室内管弦楽団の
ベートーヴェンも、いいじゃないですか。二へドン、この演奏を評価しちゃいますよ。
二へドンの好きなタイプのべートーヴェンに仕上がっていて、うんうん、良かった。
指揮者の角 岳史さんも良いですね~。 この指揮者の方も、二へドン好みの感じの良い指揮を
します。 奇を衒わないし、そうかと言って 凡俗でも無い。 小粋なエスプリ感のある いい感じ。
この人も手を抜いて無い、いいパフォーマンスでした。

いい楽団に、いい指揮者に、いいソリスト。 うわ~、収穫の多い演奏会でしたよ。
帰り際、カップルの男の人のコメントが聞こえて来ました。
「 金管の音が割れるったって、最近はああいう割れた音が原始的で、ベートーヴェンには合って
  いるって わざとする人もいるんだよ。 」 ですって。
客席も、皆さん好意的に聴いて下さった方が多いのではないでしょうか?
アンケートが無かったので、もっと他の人のコメントも団員の方達にお届けできるといいなと、
思いますので、このコンサートに行かれた方は、ぜひコメントをお願いします。

モーツァルト室内管弦楽団の方々、楠田さん、ススムくん、楽しいひと時をありがとうございました。
お疲れ様でした。 でも、すぐ次の公演に向けて練習ですか? ( 笑 )
次回は、2007年12月9日(日) 日本橋公会堂 にて、
モーツァルトの 「 ポストホルン・セレナード 」 と、「 交響曲 第39番 」 だそうです。
二へドンも行きます。 石田様のコンサートがぶつからなければ!! ( 笑 )  

Posted by ニヘドン at 13:10Comments(11)コンサート