2009年06月30日

「 メトロ 」

ブリリア・ショートショート・シアター

X プログラム より。
上映期間 : 2009年04月16日(木)
           〜05月15日(水)

英題 : Underground
邦題 : メトロ
監督 : Aimee Lagos & Kristin Dehnert
製作国 : アメリカ
製作年 : 2003年
上映時間 : 11分00秒
種別 : ドラマ
概要 : 心臓ドキドキ、市営地下鉄一日乗車体験を描いた作品。

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プログラム上映前に、各著名人のショートショート・フィルム・フェスティバルに対する
応援メッセージの映像が流されます。
ニヘドンは毎回これを楽しみにしている人です。
だって、本当にバラエティ豊かな顔ぶれで、「 え? こんな人まで? 」という
驚きも味わえます。
今日の応援団は、ジョン・カビラ氏と、堀北真希ちゃんでした。

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「 メトロ 」

地下鉄駅構内のざわめきが聞こえる。
痩せぎすの女性が公衆電話で “ I love you too.” と言っている。
女性がエスカレーターを駆け下り、メトロに乗る。
1人の男とぶつかり、男性は “ Watch it ! ” と吐き捨てる。
女性は、余り誠意の無い口ぶりで “ Sorry.” とつぶやく。
女性は肩にかかる程度の長さのブロンドのウェイビーヘアー。
あまりフェミニンで無いカーキ色のジャケットを着ている。 
下はブルージーンズ。
彼女はメイクもしておらず、かなりファッショには無頓着みたいだ。

次はメイプル駅だとアナウンスが告げる。
車内では、複数の男達が彼女に視線を向けては、目をそらす。
女性はメイプル駅でメトロを下り、足早に階段を駆け下りる。
彼女が何を急いでいるのかは謎である。
飾りっ気の無い服装からすると、デートでもなさそうだし・・・・。

女性は、またメトロのホームにいる。
女性は不安げに物陰に隠れるようにしている。
どうも複数の男達に見られているようだ。
( ニヘドンも夜中過ぎにニューヨークの地下鉄に1人で乗る時などは、
  本当に怖かったから、彼女のビクビクした心持ちもよく分かる。 )

女性は次のメトロに乗り込むと、どんどん車両の中を端まで足早に進んで行く。
メトロはトンネルの中を進んで行く。

「 皆さん、いいかね? 」 と聖書の福音を喚き散らす老人が車内にやって来て
チラシを乗客たちに配り始める。
女性は次の駅で下りようかどうしようか迷うが、次の駅は見送り、そのまま乗っている。
サラリーマン姿の男がドアの前に立ったので、女性もその男の後ろに立つ。
次の駅でサラリーマン風の男がメトロを下り、通路を歩き始める。
女性もピッタリと男の背後を歩く。
何と、複数の怪しい男達が女性を取り囲むように、少し離れてついて来る!!
女性はサラリーマンの腕を取り、一緒に歩いてと頼む。 が、断られてしまう。
女性は走る。
男2人が走って後を尾いて来る!!

女性は地上に逃れ出る。 もう少しで車に轢かれそうになる。
どこからか、パトカーのサイレンの音が聞こえて来る。

女性はレストランに入る。
女性はずっと背負っていたリュックをレストランに置いて、手ぶらでレストランから出る。
( 身軽になって、怪しい男達を撒くつもりなのだろうか? ) 
レストランの名前が笑える。 「 Surprise Cafe 」 ( サプライズ・カフェ )。

女性がレストランを出てから数分後、レストランから大きな爆発が起こり周囲は大混乱になる。

はい。 怪しい男達に狙われた女性が逃げ惑ったと思ってしまった人達。
ブブー! ハズレです。
正解は、テロリストの女性を尾行する刑事達だったのです。

エンドロールの最後にこんな字幕が浮かび上がります。
私達は物事を主観で判断してしまう。

はい。 主観に惑わされずに、物事の本質を見極めるようにしましょうね。
しっかし、ニヘドンもこの映画には騙されたー!!

***** 「 メトロ 」 ・ 完 *******************


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Posted by ニヘドン at 21:31│Comments(0)映画
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