2008年06月13日

ザ・マジックアワー

2008年06月11日(水)

朝、子供を学校に送り出した後、ヴァイオリンの練習をした。
別にヴァイオリンの練習は夕方でも良かったのだが、
何だか、がむしゃらに今練習しなければならないと言う気分だった。
1時間たっぷり練習して、ようやく気が済んだので、109シネマズMM横浜に向かった。
はい、そうなんです。
私、今日は水曜日の女の日なんです。
家を出るのが遅かったので、11時までに開映の映画を5本程、選択肢から逃してしまった。
夕方の仕事時間までに戻らなければならないと言う制約が有るので、
映画を見るのも朝が勝負でございます。
「 これが見たかった!」と言う、思い入れが有る訳でもありませんが、
時間の問題で「 ザ・マジックアワー」を見る事に決定。
109シネマズは、今日もチケット売り場の前に行列が出来ていましたよ。

ザ・マジックアワー
さて、この映画、三谷幸喜監督の映画ですから、楽しめる事、間違い無しですよ。
ストーリーは申しません。あちこちで触れているでしょ。
ニヘドンの感想だけに留めます。
この映画はね、皆さんコメディだと思ってらっしゃるでしょ?
もしかしたら、もう見ちゃった人も、
「 あの映画はコメディだよ。 だって面白かったもん! 」と言うかもしれませんね。
ニヘドンに言わせると、あの映画は、自分で脚本を書いて映画を作ってしまう三谷幸喜と言う、
職業・映画監督と言う男が、映画制作の現場が好きで好きでたまらなくて、
とうとう好きだと言う気持ちを押さえ切れなくなっちゃって、
映画制作に関わる全ての現場スタッフに対して、監督の愛を告白してしまったラブレター・ムービーなんですよ。
だから随所で笑えるシーン満載なんですが、監督の愛の告白に気がついてしまうと、
もう見ているこちら側が、気恥ずかしくて、気恥ずかしくて、赤面物の「愛の告白」映画なんです。
「 そんな事、言わなくても分かるよ。言わないのがお約束でしょ。
声高に愛を叫ぶお馬鹿な役回りはニヘドン1人で十分だよ。」
はあ〜。他人の愛の告白を聞く(見る)のが、こんなに恥ずかしい事だとは…。
でも見事ですよ。三谷さんの愛は、現場の末端の人々全てに注がれています。
「 現場 」って、良い言葉ですよ。ニヘドンが大好きで、大切にしたい言葉ですよ。
現場を無視した命令を出す、無能な人間を数多く見て来たから、
現場をちゃんと分かって、愛を振り注ぐ人は、憧れですよ。素晴らしいですよ。

「映画が好きだ!」
「映画に関わる全ての物と人が好きだ!」
そんな三谷さんの告白を感じながら、余りの恥ずかしさに暗い映画館の中で、
俯きたくなる衝動にかられましたよ。
この映画馬鹿振りは、往年の名作「蒲田行進曲」に通じるものがあると思います。
「役者馬鹿」に対する愛の眼差しに満ちていた「蒲田行進曲」をまざまざと思い出しながら、
ずっと「ザ・マジックアワー」を見てました。
いいじゃないか。
好きな事に没頭出来るって、人間に生まれて来た甲斐があったじゃないか。

聞く所によると、三谷さんは、この「ザ・マジックアワー」で、
もう映画を作る事を最後にしようと思ったとか?
納得しちゃいますよ。
あんなに大々的に愛の告白をしちゃったら、もうしばらくは、恥ずかしくて映画の現場に身を置けないですよ。
因みに「マジック・アワー」は、太陽が沈んで、まだ明るさが残っている本の僅かの時間の事なので、
手品でもイリュージョンでもありません。(笑)

登場する役者さん達が、めちゃいい!
西田敏行も、相変わらず良い味を出してます。昔、著作権がうるさく言われなかった時代、
バスツアーの帰り道の車内では、ビデオをかけるのがお約束だった訳よ。
で、大抵「寅さん」か、「釣り馬鹿日誌」だった訳よ。
寅さんは、本数が多いので、同じのに当たる確率は低かったけれど、
釣り馬鹿日誌は本数が少なかったので「釣り馬鹿日誌3」を月に5回見るなんて事をしてました。
当時ニヘドンは添乗員をしてましたからねぇ。
バス車内で居眠りこくのはプライドが許さなかったから、がむしゃらにビデオを凝視してましたよ。
自分の旦那の顔を見る時間より、西田敏行の顔を見ていた時間の方が長かったんじゃないの?( 爆 )
佐藤浩市も、妻夫木聡も、みんなみんな素晴らしいけれど、深津絵里の魅力を再認識できました。
最初は、別にどうって事ない女優さんだと(失礼!)思ってましたが、
映画が終わる頃には、「 この役には、この人しかいないだろう! 」と思えるようになりました。
出色は、ホテルのフロントに座っている戸田恵子さん。いい味出してるよ〜。
あんな女性になりたいもんだとか思っちゃいました。
本当の映画好き、映画ファン、映画馬鹿、映画マニア、映画中毒患者、映画オタクの方々に是非とも見てもらいたい映画です。
くれぐれも、単なるコメディーだと思わないように!
そして、三谷さんの愛の告白に顔を赤らめて、皆で下を向きましょう。それが「ザ・マジックアワー」の正しい鑑賞の仕方です。

***** 「 ザ・マジックアワー 」 ・ 完 ***************


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Posted by ニヘドン at 17:32│Comments(6)映画
この記事へのコメント
実は今、佐藤浩市に胸キュンです。あは♪
何でだろう…今まで全くそんな気がなかったのに、、
この映画観たらもっと惚れますかね?
それによっちゃ観れないわ…
Posted by コウ at 2008年06月13日 19:37
> コウさん。

   「 ザ・マジックアワー 」 を見たら、佐藤浩市に、もっと惚れちまいますよ。
   特にあの、ナイフを舐めるシーンね。
   ギネスブックに載せたい位ですよ。
   「 世界一美味しそうにナイフを舐める男優 」でね。( 笑 )

   mixi の二へドンの日記に「 お名前そっくりさん 」の記事を書きましたが、佐藤浩市と 漢字1文字違いの人を知っていますよ。
   ( 爆 )
Posted by ニヘドン at 2008年06月14日 01:23
その人、私も知ってるかも…(笑)
Mixiでその事に触れようかなぁって思っていましたからね。
Posted by コウ at 2008年06月14日 06:44
> コウさん。

   触れようと思ったら、触れちゃって下さいよ。
   いぢって! いぢって! かまって! かまって! (笑)
Posted by ニヘドンニヘドン at 2008年06月14日 06:53
>いぢって! いぢって! かまって! かまって!

これは、、私ではなく彼にむかって発せられている心の叫びですか?
なんにせよ佐藤浩市はカッコイイ♪
Posted by コウ at 2008年06月14日 17:48
> コウさん。

   そうかもしれません。

   >いぢって! いぢって! かまって! かまって!

   本当は、好きな人に向かって言うべきなんでしょうね。

   佐藤浩○さんもカッコイイと良いのですが・・・・・(汗)
   
Posted by ニヘドンニヘドン at 2008年06月15日 00:45
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