2008年06月19日

「ひ緒の鳥」 by 小野不由美

2008年06月19日(木)

「 ひ 」の漢字が出なくて御免なさいよ。( 不の下に横棒1本入れた漢字です。本当は。)
yom yom 3月号に掲載された小野不由美さんの「 十二国記 」シリーズの最新作 「 ひ緒の鳥」を漸く今日読み終えた。
3月に yom yom を貸してくれた Jurie ちゃん、ありがとうね。
長い間、借りちゃってごめんなさい。
読んでないのに読んだ振りして返せなかったから、長い間掛かっちゃったけど、正真正銘読みました。

正直、十二国記シリーズを読むのは数年振りです。だから、Jurieちゃんに十二国記シリーズを読む様に薦められて文庫本を大人買いして一気に読み切ったエネルギーが中断されて、エンジン始動までに時間がかかったのも事実です。
随分長い間、十二国記シリーズの新作が出なかったもんね。
小野不由美さん、病気にでもなっちゃったかと思って、ずっと心配してましたよ。
余りにも十二国記に嵌まったから、小野不由美さんの著作は、ホワイトティーン文庫以外は全部読みました。
他の作家の後書きに出てくるだけで、その本も買いました。
後はホワイトティーン文庫を探し当てるだけなんだな。
今回発表された作品は、49ページだけで、大長編を書く小野不由美さんらしからぬ「 お茶濁し 」作品なんですけど、新作の面白さを予感させるに十分な佳品でありました。
静かな作品です。
これから始まるドラマを暗示させる、空恐ろしい位の静けさです。

この作品で面白かったのは、「 雪の音 」に言及する場面があるのです。
登場人物の1人が、「 雪には音がしない。 」って断言するんですけど、いえいえ。
雪って降る時に音をたてますよ。
雪は結晶で出来てきるので、空の高い所から落ちて来て、空中を舞っている時に、結晶がほんの僅かずれたり動いたりして、ほんの幽かに音を立てるんですってば! 
これは、木の幹の中を水分が移動している音を感じられる人なら、充分感じてもらえる音です。
超音波より遥かに人間の耳がキャッチ出来る音なんです。

今回の短い作品にも、海辺の描写が出て来ます。
小野不由美さんに海辺の様子を描写させたら、ピカイチですよね。
そして必ず時刻は夜なんです。 月明かりに照らされた夜の海・・・・・・。
間違っても、真夏のザワザワした江ノ島の海なんかではありませんよ。
悲しい程に静かな、月光の音までもが聞こえるような小野不由美ワールド。。。。。。。。。

続きはいつ発表されるんだい?

小野不由美さん!! 二へドンは良い子に待っているから、早く景麒や泰麒に会わせて!!!!

***** 『 「 ひ緒の鳥 」 by 小野不由美 』 ・ 完 ***********


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Posted by ニヘドン at 15:18│Comments(0)読書
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