2008年07月20日

いのちの電話

ブログを始めて1年と6ヶ月が経過した。
「 石田様に愛を叫びたい! 」と言う、止むに止まれぬ思いで、ブログの基礎知識も何も無いまま、
突発的に始めた。
思えば、二へドンにブログ作成を決意させた引き金になったのは、名前は忘れたが、何かのフリーペーパーの1ページ全面の広告だった。
それは hama1 の広告で、「 あなたもブログを始めよう! 」みたいな趣旨だった。
ブログ解説の手順が大きくチャートで載っていて、たまたま二へドンが個人的に使えるノートPCが家主より下賜された時だったので、チャートの通りに手順を踏んだら、あっと云う間に、「 ドンドン日記 」の出来上がりになった。

毎日毎日が驚きと発見だった。
自分のブログに読者がいるというのが、そもそも信じられない事である。
それ以上に、その読者達から、ダイレクトに反応が来ると言うのが驚きだった。
書き手が全く意図しなかった反応を返してくれる人々もいる。
全く違う方向に理解する人々もいる。
書いている自分が楽しければ良いや・・・という世界では最早無くなってしまった気がする。
ここで、大きなジレンマに陥る。
私はプロでは無い。 趣味でやっているのである。 それでも、プロ並みの配慮が必要なのか?
疲れる。 これだけ書くのに、どれだけの時間を費やしていると思っているのだ。
視力を大幅にダウンさせて、睡眠時間を削って、挙句の果てに自分が得るものは批判ばかり?

読者の反応で二へドンが1番空しく思うのは、「 あなたらしくない 」と言われる事だ。
私らしさって、ご存知なんですか?
例えば、コンサートレポを1つ書くとする。
コンサートは通常2時間。
コンサート前にお茶をする。
コンサートの後にお食事をする。
全部合わせても4時間余り。
二へドンは、当然、コンサート・レポを書く。
お茶をした事も書く。
食事をした事も書く。

でも、読者の方々は、この1日の4時間の描写で、二へドンが分かった気になるらしい。
ちょっと、待って下さいよ。
二へドンは他にも、ブログに書かない20時間を過ごしているのです。
20時間を、「 二へドン 」とは別の人間として過ごしているのですよ。

2日で、読者が知り得る事は8時間分。 でも、「 あなたの知らない 」40時間が存在する。
1ヶ月で、読者が知るのは120時間分。 「 あなたの知らない 」時間は、600時間。
1ヶ月で、読者と、このブログを書いている「 私 」には、480時間分の差が出て来る。
480時間! 丸々20日分!!
「 私 」に取っては、1ヶ月の720時間全てを知っている。 だって、それは自分だもん。
だけど、1ヶ月の120時間分だけを知って、
「 二へドンさんらしくないですね。 」 「 あなたらしくないよ。 」 「 へえ~、意外! 」
と言われると、どうして良いか分からなくなる。
そうなんですかね?
本当の私は、どうでも良いんですかね?

それは、「 二へドン 」というキャラクターを作り上げ、勝手に歩かせて来た、「 私 」の責任なんでしょうか?
怪物やロボットを作ってしまって、それが人間に害を成す様になると云うストーリーは古今東西有るが、
まさか自分が、ブログ上で、それをやってしまうとはね。

「 そんな事をする人だとは思わなかった。」
「 あんな風に言うべきではなかった。」
「 どうして、私の気に入るコメントをしてくれなかったのか? 」
「 私だけ、特別扱いして。 1番のお友達にさせて。 」

・・・・・・・・・・・・・・・へ? ・・・・・・・・・・・・・・・・・???
「 私 」は、私生活でも二へドンを演じる必要がありますか?
有るんでしょうね・・・・・・・。 大方のご意見を読ませていただくと、そうなんでしょう。
「 二へドン 」 と 「 私 」 は、どんどん乖離して行くようです。
たまには、ブログから離れて、「 素の私 」を受け入れてくれる人が必要なようです。
「 あのブログを書いているあの人 」 でいるのもなかなか辛いものがありますよ。( 苦笑 )

さあ、今までのが前置き。
今日は、ここいらで、「 あなたの知らない二へドン 」を1つ紹介したいと思う。

それは、「 私 」 は、すぐに死にたくなってしまう人であると言う事だ。
ただの口癖なのでは無く、心の底から、本当に死にたくなる。
「 あなたはラテン系だから。 」 と言われた事がある。 24時間ラテン系なんじゃないっすよ。
人知れず、どよ~んと死に方を考えていたりしますよ。
勿論、ラテン系の時間もある。 それは事実だ。
人間の心は、絶えず移ろうものだと、思って欲しい。

躁鬱病なのかもしれない。 専門医の診断を受けた事は無いが、ラテン気分の時と、死にたくなった時の落差が激し過ぎる所を見ると、多分そうなのであろう。 4年前の母の死が、躁鬱状態に、さらに拍車を掛けたと思う。
母の死の直後、すごく虚無状態になった。
その時も、もう死にたいと思ったが、積極的に死のうという気はなかった。
自分から行動を起こすというエネルギーが無かった。
もし、誰かが突然、二へドンの額に銃口を突きつけても、別に困ったりはしないだろう位の、受動的に死にたい気分だった。
誰かが私を殺してくれたら、こんな楽チンな事は無い・・・・・・そんな他力本願な考え。

5月下旬に打ちのめされた。 それは、ドンドン日記には書いてない、720時間の内の出来事で。
この時ばかりは、積極的に死にたいと思った。
死にたいと思った反面、未練も虫の様に湧いて来た。
父親が生きている間は、先に逝くべきではない。
せめて、息子が成人するまでは・・・・・・・・・。
ヴァイオリンの泰次郎君は、どうなる? 捨てられてしまったら、そんな酷い話は無い。
それに、もしかしたら、もしかしたら、万が一にも、あの人が救ってくれるかもしれない・・・・。
ネス湖で本物のネッシーを見つける位、現実味は無いかもしれない。
UFOに攫われて、その後、宇宙人と交信が出来るようになるのと同じ位、可能性は低いのかもしれない。
それでも、自分の脳が、まだ、本の少しでも「 希望 」を望んでいるのだとしたら・・・・・・・。

そんな僅かな希望が、二へドンにある行動を起こさせた。
「 いのちの電話 」に電話をさせたのだ。
これは各都道府県に支部が有り、それぞれの居住地の都道府県に合わせて電話が出来る。
が、繋がった例しが無い。(笑)
二へドンは何度も電話をして、一生に1度も繋がった事が無い。
ツチノコ探しより難しいかも!?

いのちの電話のホームページ上を逡巡してみる。
過疎の県に電話してみようか?
すると、インターネット相談が有る事が分かった。
早速クリックしてみる。
相談フォームが現われたので、書き込む。
書いて書いて、書きまくって、送信の段になって、送信出来ない!
赤い文字でメッセージが現われた。
「 相談は2,000文字以内でお願いします。 」
2,000文字!? す・・・・・少ないでしょ!!
多分二へドンの文章は10,000文字を越えていたはず。
だって、事情を知らない人に、2,000字で何をどう説明出来るって言うのよ!!

書いた時間の倍の時間を使って、削除作業をした。
全然、説得力が無くなってしまったが、仕方が無い。
送信した。 返事が来るまでに、1週間程かかるらしい。
繋がらない電話よりもマシだわね。

その後、返信が来た。
短い文面では有ったが、私の文章に対して非常に正直な感想が綴られていて、涙が止まらなかった。
時々、この返信を読み返しては泣く。 
今の二へドンを支えてくれているのは、実はこの 「 いのちの電話 インターネット相談 」なのである。
「 また、書いて下さい 」 という言葉に甘えて、書く。
どんな感動の名作映画よりも泣ける返事をくれる。

今まで、ドンドン日記を読んで下さった全ての皆さんに感謝致します。
そして、忙しい時間を割いて、コメントを送ってくれた方々には、
感謝の気持ち増量20%キャンペーン中です!

ただね、どうせ送ってくれるのでしたら、正直な意見を歓迎致します。
意見が合わなくても全然OK。
でも、二へドンは、「 顔は笑っているのに、目が笑っていない人 」 って言うのが
とっても苦手なの。
表面上、優等生のコメントより、本音で勝負するコメントをお待ちしております。
それから、再度お伝えしておきますが、
全部文字化けしているコメント、メッセージには返信はしませんので、悪しからずご了承下さいませ。
どういう訳か、1ヶ月に1度位、全文文字化けメールが来るのですよ。
イケメンから、二へドンへのラブレターだったら、勿体無いな・・・・・と思いつつ、
即ゴミ箱行きになってます。 悪しからず、ご了承下さいませ。

ってな訳で、二へドンが生きている間は、毎日ブログ更新していくので、
今後共お付き合いの程、よろしくお願い致します!!

***** 「 いのちの電話 」 ・ 完 ******************


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Posted by ニヘドン at 11:39│Comments(5)徒然
この記事へのコメント
ニヘドン様  

お久しぶりです。私、ニヘドン様、大好きですよ。
どうして?と言われても愛に理由はいらないんです。
好きなものは好きなんです。
それはニヘドン様が一番よく知っていること。
死にたくなること?そんなの10代の頃からずっとですよ。
たぶん感受性が豊かなんだと思いますよ。
私、ニヘドン様がいなくなっちゃったりしたら、本当に泣いちゃいますからね。

この世は全部エネルギー(波動)でできているんです。
「愛」のエネルギー以外、本当は必要ないんです。
「人を呪わば穴二つ」って諺、あれ本当なんですよ。
「無知」というのは怖いです。人の事を悪く言う人は、肉体障害の
因を作っていて、自分のお墓を掘っているということ、知らないんでしょうか。そういう人は何倍にもなって自分に返ってきますよ。

ご存じですか? 「愛」のエネルギーって神様のエネルギーと同じ成分でできていて、「音楽」と全く同じ波動でできているんですよ。
つまり音楽を愛するニヘドン様は、いつも神様に守られ、包まれているはずです。ニヘドン様なら感じるはずです。潜在意識はちゃんとわかっています。まじめなニヘドン様 、頑張らなくていいんですよ。頑張っちゃだめですからね。影ながら見守っていますからね。ニヘドン様の味方ですからね。

今私が聴いているのは、サン・サーンスの交響曲3番、第2楽章の第二部、です。今週はこればっかり、100回いったかな?
Posted by 遅咲きの花 at 2008年07月20日 20:24
はじめまして。
さっそくブログコメント書きマース。
及川さんの大ファンでいろいろ検索していたら、このブログに辿り着きました。
ニヘドンさんのコンサートレポや日常のできごととかいろいろ見ているうちに、確かに勝手な想像力で読者はニヘドンさんを作り上げてしまっているかもしれません。
実際そうだということを、今日のコメントを見て、それが痛いほどよくわかりました。
で、このブログの正直な感想は『素直な意見が魅力的』です。
ニヘドンさんらしさとか、よくわかんないですが、アタシは一意見として参照させていただいてますので、無理せず楽しんでください!
長文で失礼しました。
でも、これ本音のコメントです☆(たいしたコメントではないですが・・・。)
Posted by ジャポン at 2008年07月20日 21:47
> 遅咲きの花さま。

   力強いコメントをありがとうございます。
   とても慰められました。 感謝!!

   >「愛」のエネルギーって神様のエネルギーと同じ成分でできていて、
   >「音楽」と全く同じ波動でできているんですよ。

   へえ~。 初めて聞きました。
   だから演奏家の方達って、長生きの方が多いのですかね?
   ますます、音楽浸けになりたくなりました。

   二へドンが今嵌まっているのは、
   久石譲の「 Piano Stories Best  ’88-’08 」です。
   白状すると、二へドンは今まで、久石譲に興味が無かったのです。
   でもこのアルバムで、久石譲に開眼致しました。
   ミニマルな顔が覗いている久石なんですよ!!
   お勧め!1

> ジャポン様。

   こんにちは! お越しいただき、ありがとうございます!
   及川さんは、関西でも大成功だったみたいですね。
   関西の友人が、感激メッセージを送って来ました。
   さあ、これで、及川さんを巡る
   お嫁さん候補の熾烈なバトルが繰り広げられる事は必至です。
   ジャポンさん、及川さんは競争率高いよお~。
   どうする~??
Posted by ニヘドンニヘドン at 2008年07月21日 15:31
〉ニヘドンさま。

そーなのです。ライバル多し!ですよねぇー。。
『負けませんんっッ(>_<)』と意気込みつつ、作戦をたてなければ!ですな。
まずは、自分磨き!!&及川音楽を研究したいと思ってまぁーす☆
今週末、さっそく及川さんのピアノリサイタル(宮城)行ってきますので(^^ゞ
Posted by ジャポン at 2008年07月21日 20:07
> ジャポン様。

   今度は宮城ですか!!!
   すごい追っかけの人が現れましたな!!
   もしかして、佐渡さんとのコンチェルトも行かれたのですか?

   既に二へドン、負けてます。
   及川アニキ情報、よろしくです。
Posted by ニヘドンニヘドン at 2008年07月22日 12:56
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