2008年10月22日
Livespire UKオペラ@シネマ ・ プレス試写会
写真はプレス試写会の写真じゃなくてスミマセン。
サントリーホール前のアークカラヤン広場の「 滝 」です。
写真だけ見ると、下から吹き上げる噴水の様に見えるかもしれませんが、上から水が落ちてます。
今年は、ニヘドンは 「 UK-Japan 2008 」の公認ブロガーの仲間入りをさせて頂いているので、
UK-Japan 事務局の計らいで、プレス試写会に入れてもらいました。
今日は、今年の12月から、一般の映画館で上映される「 Livespire UK オペラ@シネマ 」のプレミア上映会だったのです。
これは、12月より順次、映画館での公開が予定されている4本の映画の内、2本が先行上映されるものです。
公開予定の4本とは、
グラインドボーン音楽祭より
・ ヘンデル「 ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」2005年
・ フンパーティンク 「 ヘンゼルとグレーテル 」2008年
ロイヤル・オペラ・ハウスより
・ モーツァルト 「 フィガロの結婚 」2006年
・ ビゼー 「 カルメン 」2007年 です。
今日は13:00〜 「 カルメン 」を、そして19:30〜 「 ヘンゼルとグレーテル 」が上映されます。
その合間を縫って、17:30〜 プレス試写会でした。
ニヘドンは、「 カルメン 」も 「 ヘンゼルとグレーテル 」も自分でチケットを購入しており、
「 カルメン 」の素晴らしさに圧倒され、ゼーゼー荒い息を吐きながらプレス試写会に向かったのでした。
本編の感想は、後日、別に記事にしますね。
取り敢えず、プレス試写会の様子をまとめておきます。
この会場でニヘドンは、ちょっとドキドキする出来事に出くわしたのです。
13:00〜の「 カルメン 」上映の時、ニヘドンは2列目の席に座ったのですが、
上映直前にニヘドンの真ん前に座高の高い人が座って、字幕が見づらくなってしまったのです。
( 「カルメン」はフランス語で歌っているからさあ。
良く知っているストーリーでも、字幕を確認したかったのよ。)
なのでプレス試写会では気張って1列目に座ったのです。
暫く、ニヘドンは最前列にポツンと1人で座っていたのですが、女性スタッフがやって来て、
ニヘドンの隣の席から3つの席に「関係者席」の紙を貼って行ったのです。
「 ほー。偉いさんかな?」
暫くすると、外国人の男の人と、日本人の男性と、日本人の女性の通訳が「 関係者席 」に座りました。
「 誰かな? 」
司会は、ソニー(株) Livespire プロジェクトの森蔭 芳広( もりかげ よしひろ )氏。
あ、因みに、Livespire( ライブスパイア ) とは、「 ライブイベント 」の “ Live ”と、「 刺激する 」の “ Inspire ”を合わせた造語で、ソニー(株)の商標になっとりますわ。
まず、主催者側の挨拶として、ソニー(株)業務執行役員SVP 花谷 慎ニ ( はなたに しんじ )氏がステージに立ちました。
本物のオペラのステージは、値段が高いが、Livespire なら、安価で、外国の作品も鑑賞する事が出来る。
デジタル技術の進歩で、歌手の表情まで鮮明に見る事が出来る。
うんうん。
ニヘドンは、既に「 カルメン」を見ているから、100% 納得出来ました。
ニヘドンはね、「 ライブ 」信仰が有るのよ。
録音された物は、本物じゃないって言う想いがね。
だから、せっせとコンサート会場に足を運ぶ訳ですよ。
ところがですねぇ。
オペラやミュージカルとなると、チケット代が高いものですから、
ニヘドンが出せる金額の席だと、舞台から遥か遠くの席なんですね。
で、ニヘドンはオペラグラスを使うのが嫌いなんです。
あれを覗いていると、1人の人間を良く見る事は出来るけれども、
その代わり、ステージ全体が分からなくなりますよね。
舞台とは、舞台全体を演出して成り立っている物ですから、
一部分だけを見るなんて許し難い行為なんですよ。
ましてや、「 覗く 」と言う行為が嫌ですね。
出歯亀じゃないんだから。
お金払ってるんだから、自分の席で正々堂々としていたいですよね。
ニヘドンがLivespireの作品で感心したのは、本当に画面がきれいなの。
どの位きれいかと言うと、モブ(群集)の表情までハッキリ分かるんですよ。!
これって画期的な事ではないですか?
高いお金払ってオペラを見に行って、オペラグラスの狭い視界で舞台を見てみます?
リーズナブルな値段で、広い視界で楽しみます?
ニヘドンは後者を選びますよ。
今日、「 カルメン」を見てニヘドンは発見しました。
モブの中は、イケメンの宝庫である。
ぐふふふ…。
あら、ここにも!
ほら、あそこにも!!
嬉しい〜!!
オペラグラスで主役級ばかりを見ていたのでは、この楽しみを味わえないではないですか!?
いや、オペラって楽しいなあ…。
( 動機不純でごめんなさい。)
そして、花谷氏の口から、驚愕の事実が明されました。
ニヘドンの並びに座っている外国人の男性は、ガス・クリスティ氏だと言うのです!
キャーキャー!嘘〜!嘘〜!
信じられな〜い!!
キャーキャー!!
え!? クリスティ氏を知らない?
ちょっと解説すると、グラインドボーン音楽祭は、イギリスの資産家ジョン・クリスティ氏が、
1934年に自宅の敷地内にオペラハウスを建設したのが始まり。
ガス氏は、初代ジョン氏の子孫と言う訳。
あの、あの、噂に名高いグラインドボーンのオーナーさんを、間近に見るなんて、
ニヘドンの人生設計には入っていなかったので、もう感動の涙で目はウルウルでした。
だってさ、もし彼が、「 もうグラインドボーン音楽祭は辞〜めた! 」って言い出したらどうするの?
この地球上から、芸術が1つ消えてしまうんだよ!!
世界の芸術に大貢献している方なんですよ!
ガス氏はね、何歳位なんだろう?
ニヘドンと同じ世代かもしれない。
役者さんの様にチャーミングな男前な人です。
でれ〜。
資産家で、中年になったら、大抵の人って、お腹が、でっぷりメタボになっても不思議は無いですよね。
でも彼は、ミドルエイジのイギリス人にしては中肉で、かなりジムか何かで身体をしぼっているとお見受けしましたよー。
彼がお付きの人と喋っているのを耳をダンボにして聞いてしまいましたよ。
ごくごく普通にオペラや Livespire の事をお話なさっていました。
が、ふと気が付くと、ガス氏の喋る英語って、極端なクイーンズ・イングリッシュではなかったんですね。
二へドンは先週、25年前からずっと続いている英語の専門学校の同窓会に出席して、当時の講師の方だった、
新井潤美 ( あらい めぐみ )先生 ( 現在・中央大学法学部教授 )の著作を読み始めたのです。
「 不機嫌なメアリー・ポピンズ ~ イギリス小説と映画から読む「階級」 」 平凡社新書
これを読んで、今までボケーっとイギリス人俳優の顔ばかり見ていた映画鑑賞の仕方が如何に馬鹿げていたかを思い知らされました。 この本の事はまた別の記事に書きたいと思っています。
1言、口をきくと、「 お里が知れてしまう 」イギリスの階級意識は、イギリス映画の中に露骨に表れていると新井先生は論じています。
二へドンはこの本を読み始めて以降、イギリス人のアクセントが気になって気になって仕方がなくなっていたのです。
だって、イギリスで暮した経験の無い二へドンには、アクセントの違いが分からないもの。
一般的な関西弁と河内弁の違いが分からないし・・・・。
二へドンに取っては、全部ひっくるめて関西弁な訳よ。
青森県の、津軽の言葉と南部の言葉の違いが分からないし・・・・・・。
二へドンに取っては、全部ひっくるめて東北弁な訳よ。
それと全く同じで、二へドンに取っては、階級がどうあれ、イギリス人が喋る英語は
全てクイーンズ・イングリッシュ( イギリス英語 )だった訳ですよ。
だからね、イギリス映画の中で、俳優さん達は、どこの階級の設定で台詞を喋っているのかな?
と考えると、夜も眠れなくなってしまうのです!!
今まで、映画の中でイギリス人の階級意識を皮肉っていた描写も、見逃してしまっていたのです!!
もう1回、全部見直しじゃん!!
丁度、こんな折に、ガス・クリスティ氏の英語が、クイーンズ・クイーンズしてなかったので、
たまげてしまったのですよ。
やっぱり、グラインドボーン音楽祭絡みで、世界中の人と話をする機会が多いと、
自然と無国籍な英語のアクセントが培われていったのかな?
それとも英国以外の生活が長かったのかな?
ノン・ネイティブと話をする時は、わざとアメリカンな英語にするのかな?
この辺の言を直接ご本人に訊いてみれば良かったのですが、
お付きの人ががっちりガードしていたので、機会を逃してしまいました。
次に、4作品のダイジェスト版が上映されました。
このダイジェスト版が凄く良く出来ていて、これだけで、オペラを見た気分を満喫出来ます!!
二へドン、このダイジェスト版のDVD欲しいし・・・・・。
4作品を10分程にまとめていて、これは日本全国の人々に見てもらいたいなー。
続く。続きはお家に帰ってから書きます。
( 気絶しなければ…)
携帯バッテリー切れ…。
サントリーホール前のアークカラヤン広場の「 滝 」です。
写真だけ見ると、下から吹き上げる噴水の様に見えるかもしれませんが、上から水が落ちてます。
今年は、ニヘドンは 「 UK-Japan 2008 」の公認ブロガーの仲間入りをさせて頂いているので、
UK-Japan 事務局の計らいで、プレス試写会に入れてもらいました。
今日は、今年の12月から、一般の映画館で上映される「 Livespire UK オペラ@シネマ 」のプレミア上映会だったのです。
これは、12月より順次、映画館での公開が予定されている4本の映画の内、2本が先行上映されるものです。
公開予定の4本とは、
グラインドボーン音楽祭より
・ ヘンデル「 ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」2005年
・ フンパーティンク 「 ヘンゼルとグレーテル 」2008年
ロイヤル・オペラ・ハウスより
・ モーツァルト 「 フィガロの結婚 」2006年
・ ビゼー 「 カルメン 」2007年 です。
今日は13:00〜 「 カルメン 」を、そして19:30〜 「 ヘンゼルとグレーテル 」が上映されます。
その合間を縫って、17:30〜 プレス試写会でした。
ニヘドンは、「 カルメン 」も 「 ヘンゼルとグレーテル 」も自分でチケットを購入しており、
「 カルメン 」の素晴らしさに圧倒され、ゼーゼー荒い息を吐きながらプレス試写会に向かったのでした。
本編の感想は、後日、別に記事にしますね。
取り敢えず、プレス試写会の様子をまとめておきます。
この会場でニヘドンは、ちょっとドキドキする出来事に出くわしたのです。
13:00〜の「 カルメン 」上映の時、ニヘドンは2列目の席に座ったのですが、
上映直前にニヘドンの真ん前に座高の高い人が座って、字幕が見づらくなってしまったのです。
( 「カルメン」はフランス語で歌っているからさあ。
良く知っているストーリーでも、字幕を確認したかったのよ。)
なのでプレス試写会では気張って1列目に座ったのです。
暫く、ニヘドンは最前列にポツンと1人で座っていたのですが、女性スタッフがやって来て、
ニヘドンの隣の席から3つの席に「関係者席」の紙を貼って行ったのです。
「 ほー。偉いさんかな?」
暫くすると、外国人の男の人と、日本人の男性と、日本人の女性の通訳が「 関係者席 」に座りました。
「 誰かな? 」
司会は、ソニー(株) Livespire プロジェクトの森蔭 芳広( もりかげ よしひろ )氏。
あ、因みに、Livespire( ライブスパイア ) とは、「 ライブイベント 」の “ Live ”と、「 刺激する 」の “ Inspire ”を合わせた造語で、ソニー(株)の商標になっとりますわ。
まず、主催者側の挨拶として、ソニー(株)業務執行役員SVP 花谷 慎ニ ( はなたに しんじ )氏がステージに立ちました。
本物のオペラのステージは、値段が高いが、Livespire なら、安価で、外国の作品も鑑賞する事が出来る。
デジタル技術の進歩で、歌手の表情まで鮮明に見る事が出来る。
うんうん。
ニヘドンは、既に「 カルメン」を見ているから、100% 納得出来ました。
ニヘドンはね、「 ライブ 」信仰が有るのよ。
録音された物は、本物じゃないって言う想いがね。
だから、せっせとコンサート会場に足を運ぶ訳ですよ。
ところがですねぇ。
オペラやミュージカルとなると、チケット代が高いものですから、
ニヘドンが出せる金額の席だと、舞台から遥か遠くの席なんですね。
で、ニヘドンはオペラグラスを使うのが嫌いなんです。
あれを覗いていると、1人の人間を良く見る事は出来るけれども、
その代わり、ステージ全体が分からなくなりますよね。
舞台とは、舞台全体を演出して成り立っている物ですから、
一部分だけを見るなんて許し難い行為なんですよ。
ましてや、「 覗く 」と言う行為が嫌ですね。
出歯亀じゃないんだから。
お金払ってるんだから、自分の席で正々堂々としていたいですよね。
ニヘドンがLivespireの作品で感心したのは、本当に画面がきれいなの。
どの位きれいかと言うと、モブ(群集)の表情までハッキリ分かるんですよ。!
これって画期的な事ではないですか?
高いお金払ってオペラを見に行って、オペラグラスの狭い視界で舞台を見てみます?
リーズナブルな値段で、広い視界で楽しみます?
ニヘドンは後者を選びますよ。
今日、「 カルメン」を見てニヘドンは発見しました。
モブの中は、イケメンの宝庫である。
ぐふふふ…。
あら、ここにも!
ほら、あそこにも!!
嬉しい〜!!
オペラグラスで主役級ばかりを見ていたのでは、この楽しみを味わえないではないですか!?
いや、オペラって楽しいなあ…。
( 動機不純でごめんなさい。)
そして、花谷氏の口から、驚愕の事実が明されました。
ニヘドンの並びに座っている外国人の男性は、ガス・クリスティ氏だと言うのです!
キャーキャー!嘘〜!嘘〜!
信じられな〜い!!
キャーキャー!!
え!? クリスティ氏を知らない?
ちょっと解説すると、グラインドボーン音楽祭は、イギリスの資産家ジョン・クリスティ氏が、
1934年に自宅の敷地内にオペラハウスを建設したのが始まり。
ガス氏は、初代ジョン氏の子孫と言う訳。
あの、あの、噂に名高いグラインドボーンのオーナーさんを、間近に見るなんて、
ニヘドンの人生設計には入っていなかったので、もう感動の涙で目はウルウルでした。
だってさ、もし彼が、「 もうグラインドボーン音楽祭は辞〜めた! 」って言い出したらどうするの?
この地球上から、芸術が1つ消えてしまうんだよ!!
世界の芸術に大貢献している方なんですよ!
ガス氏はね、何歳位なんだろう?
ニヘドンと同じ世代かもしれない。
役者さんの様にチャーミングな男前な人です。
でれ〜。
資産家で、中年になったら、大抵の人って、お腹が、でっぷりメタボになっても不思議は無いですよね。
でも彼は、ミドルエイジのイギリス人にしては中肉で、かなりジムか何かで身体をしぼっているとお見受けしましたよー。
彼がお付きの人と喋っているのを耳をダンボにして聞いてしまいましたよ。
ごくごく普通にオペラや Livespire の事をお話なさっていました。
が、ふと気が付くと、ガス氏の喋る英語って、極端なクイーンズ・イングリッシュではなかったんですね。
二へドンは先週、25年前からずっと続いている英語の専門学校の同窓会に出席して、当時の講師の方だった、
新井潤美 ( あらい めぐみ )先生 ( 現在・中央大学法学部教授 )の著作を読み始めたのです。
「 不機嫌なメアリー・ポピンズ ~ イギリス小説と映画から読む「階級」 」 平凡社新書
これを読んで、今までボケーっとイギリス人俳優の顔ばかり見ていた映画鑑賞の仕方が如何に馬鹿げていたかを思い知らされました。 この本の事はまた別の記事に書きたいと思っています。
1言、口をきくと、「 お里が知れてしまう 」イギリスの階級意識は、イギリス映画の中に露骨に表れていると新井先生は論じています。
二へドンはこの本を読み始めて以降、イギリス人のアクセントが気になって気になって仕方がなくなっていたのです。
だって、イギリスで暮した経験の無い二へドンには、アクセントの違いが分からないもの。
一般的な関西弁と河内弁の違いが分からないし・・・・。
二へドンに取っては、全部ひっくるめて関西弁な訳よ。
青森県の、津軽の言葉と南部の言葉の違いが分からないし・・・・・・。
二へドンに取っては、全部ひっくるめて東北弁な訳よ。
それと全く同じで、二へドンに取っては、階級がどうあれ、イギリス人が喋る英語は
全てクイーンズ・イングリッシュ( イギリス英語 )だった訳ですよ。
だからね、イギリス映画の中で、俳優さん達は、どこの階級の設定で台詞を喋っているのかな?
と考えると、夜も眠れなくなってしまうのです!!
今まで、映画の中でイギリス人の階級意識を皮肉っていた描写も、見逃してしまっていたのです!!
もう1回、全部見直しじゃん!!
丁度、こんな折に、ガス・クリスティ氏の英語が、クイーンズ・クイーンズしてなかったので、
たまげてしまったのですよ。
やっぱり、グラインドボーン音楽祭絡みで、世界中の人と話をする機会が多いと、
自然と無国籍な英語のアクセントが培われていったのかな?
それとも英国以外の生活が長かったのかな?
ノン・ネイティブと話をする時は、わざとアメリカンな英語にするのかな?
この辺の言を直接ご本人に訊いてみれば良かったのですが、
お付きの人ががっちりガードしていたので、機会を逃してしまいました。
次に、4作品のダイジェスト版が上映されました。
このダイジェスト版が凄く良く出来ていて、これだけで、オペラを見た気分を満喫出来ます!!
二へドン、このダイジェスト版のDVD欲しいし・・・・・。
4作品を10分程にまとめていて、これは日本全国の人々に見てもらいたいなー。
続く。続きはお家に帰ってから書きます。
( 気絶しなければ…)
携帯バッテリー切れ…。
Posted by ニヘドン at 23:04│Comments(0)
│映画
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