2009年10月23日

「 風が強く吹いている 」

特別試写会
「 風が強く吹いている 」

鑑賞日 : 2009年10月22日(木)
上映会場 : 東商ホール
開場時間 : 18:30
開映時間 : 19:00
主催 : 松竹株式会社

今回の試写会は何が特別なのかと言うと、上映前の影アナによると、
影響力の有るブロガー( Cyber Buzzからのお声掛け ) と mixi のコミュ ( Start Something Project / 通称 SSP )を通じて参加者を募った特別試写会なんだそうです。
20代前半の女性ばかりが集まって、いつもニヘドンが足を運ぶ試写会の雰囲気と全然違ってドキドキしてしまいました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

では映画の感想です。
ヤバい!
ヤバいんですよ!
ニヘドン、走りたくなっちゃいました。
この映画を見ると、大抵の人は自分も走ってみようと思うに決まっています。
ほらほら、気の早い貴方!
映画の帰りにジョギング・シューズを買おうと思いませんでしたか?

この映画は素晴らしいのです。
何がって、「 やらせ 」の臭いが全くしないのです。
普通、映画は、台本が有って、俳優が台詞を言わせられる。
演技をさせられる。
その積み重ねで出来た作品が映画じゃないですか。
そして編集の段階で、
「 ここで観客を笑わせてやろう。」
「 ここで観客を泣かせてやろう。」と
更にやらせモードが色濃くなって来ます。

でも観客も、頭の奥底では、それが映画なんだと思っていますから、そんな事はお首にも出さずに、映画の世界に入った積もりで映画を見ます。

でも、「 風が強く吹いている 」は、そんな人為的な雰囲気が全く感じられないのです。
そんな事が可能だと思った事が無かったので、「 何で? 」って狐につままれた気分です。

ニヘドンはクラシック音楽が好きで、よくコンサートに足を運びます。
同じ曲でも、何故か透明な音を出す演奏家がいます。
何故、音が透明になるのか不思議で仕様が無いのです。
この映画も透明です。
作られたフィクションの枠が全く見えず透明なのです。
他の普通の映画とは全く違うタイプの映画です。
この映画はニヘドンが2009年に劇場で見た 154回目の映画ですが、「 透明度 No.1 」の映画ですよ。
摩周湖の様な映画なんです。
映画ファンなら絶対に見ておくべき映画ですね。





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Posted by ニヘドン at 08:06│Comments(0)映画
この記事へのトラックバック
どうやって申し込んだのかも覚えてなかったけど、CyberBuzzさんの試写会に当選してました。
仕事を途中で抜け出しながら、「風が強く吹いている
」を鑑賞。

開場前に東商ホールについ...
風が強く吹いている[試写会]【いい加減社長の日記】at 2009年10月25日 21:40
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