2008年11月21日
この映画で号泣したアタシって一体、ナニモノなの!?
2008年11月21日(金)
ヴァイオリンのレッスンの後、又フラフラと MOVIL へ入ってしまいました。
そして、予想外の事態になってしまいました。
号泣してしまったのです。
とんでもない大失態です。
だって、この映画の予告編を見た方も大勢いるでしょう?
泣く映画じゃないですよね?
この映画のポスターを見た方も大勢いるでしょう?
どう見たってコメディ・タッチですよね。
ああ… ニヘドンが何の映画を見たのか、まだ言ってないって!?
「 ハッピー フライト 」 なんですよ。
綾瀬はるかちゃん演じる、新人の CA ( CABIN ATENDANT , 客室乗務員 ) が、やらかすドジの数々。
田辺誠一演じる、機長の昇格試験を受ける CO PI ( CO PILOT , 副操縦士 ) の頑張る姿。
これらをコミカルに描いたら、世間によく有る、「 沢山笑えて、ちょっとジンと来る 」 映画のはずじゃありませんか。
シリアスでしたね。
航空業界に詳しい人なら、思わずニヤリとしてしまう程、業界の様々な面を描いていました。
特にニヘドンを唸らせたのは、航空オタクと、バードさんまで描いていた事ですね。
バードさんって言うのは、航空機の安全運行の妨げになる野鳥達を、空砲を撃って追い払う仕事の人です。
飛行機を1機、飛ばすのに、一体何百、何千もの人々が働いていると思う?
ニヘドンがこの映画を見て号泣したのも、余りにも感情移入し過ぎたからなんですよ。
ニヘドンは幼稚園から小学校まで、ずっとずっとスチュワーデスになるのが夢でした。
当時は、CA なんて言葉は使わなかったですね。
スッチーなんて愛称みたいな呼び名も無かったですね。
大体、当時、外貨は固定相場制で、1ドル = 360円 だった時代ですよ。
庶民に取って、外国に行くなんて、夢また夢の時代だったんです。
そんな時代に、女だてらに外国に行く飛行機の中が職場って、物凄い憧れだったんです。
小さい子供の頃から外国旅行願望を強く持っていたニヘドンは、何が何でもスチュワーデスになりたかったんです。
もし、スチュワーデスになれなかったら、仕方が無いから外交官にでもなろうと、無茶苦茶な考えを持っていましたね。( 笑 )
ずっとずっと、スチュワーデスになるのを夢見て、高校生になっても、まだスチュワーデスへの夢を捨て切れなかったんです。
中学の時に、身長の伸びが 154cmで止まってしまっていたにも関わらず、視力が裸眼で0.7 になってしまっていたにも関わらず、しつこくしつこくスチュワーデス夢を馳せていたのです。
当時、子供の習い事は、お習字、そろばん、ピアノ位だったのに、英語を習ったのも、スチュワーデスになりたいが為。
ニヘドンは全く覚えていないのですが、母親から聞いた話では、
「 もうおやつは食べなくても良いから、そのお金で英語を習わせてくれ。」と
ニヘドンが母親に懇願したのだとか。
今でもまだスチュワーデスになりたいんですよ。
スチュワーデスの社会的地位が下がって来た昨今の状況は、ニヘドンに取っては、非常に好ましいものなんですね〜。
アメリカでは職業の年齢制限が撤廃されて、日本では有り得ない婆あスチュワーデスを見るにつけ、ニヘドンもアメリカでならスチュワーデスになれるかも… と、夢は相変わらず健在です。
ユナイテッド航空が、「 通訳員 」と言う職種を作り、ニヘドンが通っていた英会話スクールの受付カウンターの人が、その通訳員になった時には、ニヘドンも後を追いたいと胸を熱くしました。
「 通訳員 」は、スチュワーデスと同じ制服を着てはいるものの、通訳業務が仕事で、食事や飲み物のサービスはしないので、身長制限が無いのです!!
別に客室乗務員でなくたっていいんです。
ちょっとやってみたいのが、飛行機機内の清掃の仕事。
座席ポケットに機内雑誌とか、ゲロ袋とかをセッティングするのをやりたいんですよねー。
大変なのは分かっていますよ。
ニヘドンも添乗員として働いていた時、空港や機内は仕事場の1部でしたからね。
嫌な客ばかりです。( 笑 )
人間不信になる位、客には嫌な思いを沢山味わわされます。
もし、ニヘドンに散弾銃が手渡されたら、嫌な客を1列に並べて、端から撃ちまくってやりたい位、嫌な思いを沢山しました。
でも、99人の客から、虐待もどきの仕打ちを受けても、1人のお客様から、ねぎらいの言葉を掛けられると、パア〜っと天にも上る心地がして、もっと頑張りたくなってしまうのですよ。
「 サービス業馬鹿 」って云う人種がいるのは確かです。( 笑 )
だからね、一見映画のストーリーとは関係無さそうなニヘドンの事を熱く語ってしまいましたが、こんなニヘドンが、航空業界で働く様々な職種の人々をスクリーンに映し出されてしまうと、感極まってしまうんですねー。
それで号泣なんですよ。
矢口史靖監督には、してやられましたね。
こらー、ニヘドンを泣かすなあー!!
試験教官の機長を演じる時任三郎が、素敵♪
厳しいチーフパーサー役の寺島しのぶも素敵♪
いつも不倫役が嵌まり役の彼女が、仕事バリバリのキツい性格のチーパーを、見事に演じ切っています。
前情報では、てっきり主役は、綾瀬はるかちゃんなのかと思ったら、実はスクリーンに顔を見せている時間は、時任三郎と田辺誠一の方が長かったような…。
航空業界に激しく感情移入してしまうニヘドンみたいな人に取っては、この映画はコメディなんかじゃ有りません。
サスペンスでしたね。
飛行機が無事に着陸出来るのかどうか、もうハラハラドキドキ。
この映画は、そんな軽いお気楽ムービーでは無いんで、是非多くの人に見てもらいたいと思います。
ミッキー吉野の音楽も雰囲気盛り上げてくれるし、何よりフランク・シナトラのハイセンスな歌声が、この映画の「 勇気100 % 」のイメージにピッタリ!
シナトラって、やっぱり凄い歌手だったんだって思います。
そんなに期待していなかった映画だけに、満足感 120 %です。
お薦め!!
***** 「 この映画で号泣したアタシって一体、ナニモノなの!? 」 ・ 完 *****
ヴァイオリンのレッスンの後、又フラフラと MOVIL へ入ってしまいました。
そして、予想外の事態になってしまいました。
号泣してしまったのです。
とんでもない大失態です。
だって、この映画の予告編を見た方も大勢いるでしょう?
泣く映画じゃないですよね?
この映画のポスターを見た方も大勢いるでしょう?
どう見たってコメディ・タッチですよね。
ああ… ニヘドンが何の映画を見たのか、まだ言ってないって!?
「 ハッピー フライト 」 なんですよ。
綾瀬はるかちゃん演じる、新人の CA ( CABIN ATENDANT , 客室乗務員 ) が、やらかすドジの数々。
田辺誠一演じる、機長の昇格試験を受ける CO PI ( CO PILOT , 副操縦士 ) の頑張る姿。
これらをコミカルに描いたら、世間によく有る、「 沢山笑えて、ちょっとジンと来る 」 映画のはずじゃありませんか。
シリアスでしたね。
航空業界に詳しい人なら、思わずニヤリとしてしまう程、業界の様々な面を描いていました。
特にニヘドンを唸らせたのは、航空オタクと、バードさんまで描いていた事ですね。
バードさんって言うのは、航空機の安全運行の妨げになる野鳥達を、空砲を撃って追い払う仕事の人です。
飛行機を1機、飛ばすのに、一体何百、何千もの人々が働いていると思う?
ニヘドンがこの映画を見て号泣したのも、余りにも感情移入し過ぎたからなんですよ。
ニヘドンは幼稚園から小学校まで、ずっとずっとスチュワーデスになるのが夢でした。
当時は、CA なんて言葉は使わなかったですね。
スッチーなんて愛称みたいな呼び名も無かったですね。
大体、当時、外貨は固定相場制で、1ドル = 360円 だった時代ですよ。
庶民に取って、外国に行くなんて、夢また夢の時代だったんです。
そんな時代に、女だてらに外国に行く飛行機の中が職場って、物凄い憧れだったんです。
小さい子供の頃から外国旅行願望を強く持っていたニヘドンは、何が何でもスチュワーデスになりたかったんです。
もし、スチュワーデスになれなかったら、仕方が無いから外交官にでもなろうと、無茶苦茶な考えを持っていましたね。( 笑 )
ずっとずっと、スチュワーデスになるのを夢見て、高校生になっても、まだスチュワーデスへの夢を捨て切れなかったんです。
中学の時に、身長の伸びが 154cmで止まってしまっていたにも関わらず、視力が裸眼で0.7 になってしまっていたにも関わらず、しつこくしつこくスチュワーデス夢を馳せていたのです。
当時、子供の習い事は、お習字、そろばん、ピアノ位だったのに、英語を習ったのも、スチュワーデスになりたいが為。
ニヘドンは全く覚えていないのですが、母親から聞いた話では、
「 もうおやつは食べなくても良いから、そのお金で英語を習わせてくれ。」と
ニヘドンが母親に懇願したのだとか。
今でもまだスチュワーデスになりたいんですよ。
スチュワーデスの社会的地位が下がって来た昨今の状況は、ニヘドンに取っては、非常に好ましいものなんですね〜。
アメリカでは職業の年齢制限が撤廃されて、日本では有り得ない婆あスチュワーデスを見るにつけ、ニヘドンもアメリカでならスチュワーデスになれるかも… と、夢は相変わらず健在です。
ユナイテッド航空が、「 通訳員 」と言う職種を作り、ニヘドンが通っていた英会話スクールの受付カウンターの人が、その通訳員になった時には、ニヘドンも後を追いたいと胸を熱くしました。
「 通訳員 」は、スチュワーデスと同じ制服を着てはいるものの、通訳業務が仕事で、食事や飲み物のサービスはしないので、身長制限が無いのです!!
別に客室乗務員でなくたっていいんです。
ちょっとやってみたいのが、飛行機機内の清掃の仕事。
座席ポケットに機内雑誌とか、ゲロ袋とかをセッティングするのをやりたいんですよねー。
大変なのは分かっていますよ。
ニヘドンも添乗員として働いていた時、空港や機内は仕事場の1部でしたからね。
嫌な客ばかりです。( 笑 )
人間不信になる位、客には嫌な思いを沢山味わわされます。
もし、ニヘドンに散弾銃が手渡されたら、嫌な客を1列に並べて、端から撃ちまくってやりたい位、嫌な思いを沢山しました。
でも、99人の客から、虐待もどきの仕打ちを受けても、1人のお客様から、ねぎらいの言葉を掛けられると、パア〜っと天にも上る心地がして、もっと頑張りたくなってしまうのですよ。
「 サービス業馬鹿 」って云う人種がいるのは確かです。( 笑 )
だからね、一見映画のストーリーとは関係無さそうなニヘドンの事を熱く語ってしまいましたが、こんなニヘドンが、航空業界で働く様々な職種の人々をスクリーンに映し出されてしまうと、感極まってしまうんですねー。
それで号泣なんですよ。
矢口史靖監督には、してやられましたね。
こらー、ニヘドンを泣かすなあー!!
試験教官の機長を演じる時任三郎が、素敵♪
厳しいチーフパーサー役の寺島しのぶも素敵♪
いつも不倫役が嵌まり役の彼女が、仕事バリバリのキツい性格のチーパーを、見事に演じ切っています。
前情報では、てっきり主役は、綾瀬はるかちゃんなのかと思ったら、実はスクリーンに顔を見せている時間は、時任三郎と田辺誠一の方が長かったような…。
航空業界に激しく感情移入してしまうニヘドンみたいな人に取っては、この映画はコメディなんかじゃ有りません。
サスペンスでしたね。
飛行機が無事に着陸出来るのかどうか、もうハラハラドキドキ。
この映画は、そんな軽いお気楽ムービーでは無いんで、是非多くの人に見てもらいたいと思います。
ミッキー吉野の音楽も雰囲気盛り上げてくれるし、何よりフランク・シナトラのハイセンスな歌声が、この映画の「 勇気100 % 」のイメージにピッタリ!
シナトラって、やっぱり凄い歌手だったんだって思います。
そんなに期待していなかった映画だけに、満足感 120 %です。
お薦め!!
***** 「 この映画で号泣したアタシって一体、ナニモノなの!? 」 ・ 完 *****
Posted by ニヘドン at 22:38│Comments(0)
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