2008年12月31日

Room 24 ( 24号室 )

2008年12月14日(月)

Brillia Shortshorts Theater プログラムO より

英題 : Room 24
邦題 : 24号室
仏題 : chambre 24
監督 : Andrew Katumba
上映時間 : 13:45
ジャンル  : ロマンス
制作国   : スイス
制作年   : 2006年

白黒の映画。 英語の歌詞の甘ったるい曲が流れる中、
男がタクシーを下り、ホテルにやって来ます。
フロント係りの高齢のお婆さんは、彼の事なんか無視した不遜な態度を取ります。
男は咳払いをして、自分が客である事をアピールします。
お婆さんは無言で、宿帳を叩いて、「 ここに記帳しろ 」 と威圧的に指示します。
ヨーロッパでは時々、こういう態度をみせる人々に出会います。
親切にしないのが、最高のもてなしだとでも言わんばかりなのです。
「 マジックアワー 」 のホテルのフロントのお姉さんも、はすっぱな感じではありましたが、
人情味はあったよねえ。 やっぱりアジアの人の方が、優しいかも。

男は、神経質な気質らしく、ホテルの壁にかかっている日めくりカレンダーが古い日付けのままだったので、
自分で破り取ったり、曲がっている絵を直したりします。
この日めくりカレンダーが重要な意味を持っていますから、しっかりと見ておいて下さいね。

男がフロントのお婆に指定された部屋は24号室。
部屋に入った男は自分のスーツケースからワイン、ペール、ワイングラス、花を取り出します。
( 全部持参って言うのが笑っちゃうけれど。 )
準備万端整った男は、1通の手紙を取り出します。
そこにはこう書いてあります。
「 4月17日 フュイットホテルで会いましょう。 」
昔の恋人イベットからの手紙でした。
( これだけ準備万端整えちゃうって事は、又ヨリを戻そうって気なんでしょうね。
  いいなあ。 二へドンも手紙書いてみようかな? 
  てな訳で、ブリリア・ショートショート・シアターで、ヴァレンタイン・デー用のお手紙を募集していたので1通書いて箱に投函して来ましたよ。 どうせ本人は読まないと思って安心して書いちゃったよ。笑 )

一方、イベットもホテルに到着しました。
フロントのベルを鳴らします。
背後からフロントのお婆が煙草を吸いながら、かったるそうにやって来ました。
「 イベット・フルーリで予約してるわ。
  デュターンさん来てる? 」
相も変わらず横柄な対応をしていたお婆は、来てないと答えるんです。 え!?
女は、お婆に、デュターン氏の隣の部屋の25号室に案内されます。
え? 何で隣の部屋?
お婆が、2人の中を裂こうとして、何か画策してるの?

イベットが部屋のドアを開け、中に入り、ドアを閉めた途端に、デュターン氏が部屋のドアを開けて
廊下に姿を現します。
会えない・・・・・・んです・・・・・・・。
( え~! 嫌だこういうシチュエーション。 切な過ぎる。 
  お気楽にさっさと結ばれてハッピーエンドになろうよ。 )

イベットはベランダに出ています。
デュターン氏がベランダに出ようとした瞬間、イベットは部屋の中に戻ります。
( 嫌だー。 すれ違いで空しい思いをするのは二へドン1人で充分だよ。 ギャー!! )

デュターン氏が腕時計を見ると18:25。
イベットは部屋の備品の旧式なラジオで音楽を聞きます。
デュターン氏も自分の部屋でラジオをかけます。
イベットが聞いているのと同じ音楽が流れて来ます。
 



同じカテゴリー(映画)の記事画像
「 サルトルとボーヴォワール 哲学と愛 」
「 ロボジー 」
「 スパルタンX 」
「 第4の革命 」 ・ 前半
「 CUT 」
「 テザ 慟哭の大地 」・ 前半
同じカテゴリー(映画)の記事
 「 サルトルとボーヴォワール 哲学と愛 」 (2012-02-01 23:05)
 「 ロボジー 」 (2012-01-25 20:25)
 「 スパルタンX 」 (2012-01-24 16:48)
 「 第4の革命 」 ・ 前半 (2012-01-20 21:06)
 「 CUT 」 (2012-01-11 20:25)
 「 テザ 慟哭の大地 」・ 前半 (2012-01-08 18:11)

Posted by ニヘドン at 02:57│Comments(0)映画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。