ドンドン日記

2008年12月31日(水)

トリオ・リベルタ・カウントダウン・ナイトの前に
夜ご飯を食べましょう！
リベルタの演奏ではタンゴ・ミュージックが
絶対に多数曲演奏されますから、
ラテン・サパーとラテン・ミュージックで
2008年を締め括るってボニータでしょ！？

地下1階にあるせいか、
大晦日の夜のせいか、
店内はやや空いていて、すぐにテーブルに通されました。
嬉しい事に、1番奥の5人位座れそうな長椅子のコーナーに案内されました。
長椅子の上にはカラフルな南米の色使いの
ミニクッションが5〜6個おかれ、
ここで眠ってしまいたい衝動にかられます。
オーダーを取りに来たお姉さんが下がる時、生成りの沙羅布のカーテンをシャッと閉めていったので、個室になってしまいました。
おお！
ニヘドンとM氏の２人切りの世界だあ！!
ニヘドンとM氏は、昨年も有楽町イトシアの地下にある「 シルビウス・ブラボー 」に入った時に、２人では通してもらえないと思っていたクリスタル・カーテンの向こう側の団体席に通されて大興奮だった事があります。
公式 ニヘドン × M氏 ＝ 団体席を２人で独占。
これ、メモしておいて。
テストに出るから。( 笑 )

写真に写っているのが、
「 セルフメイド・タコス 」 1,280円です。
人数によって料金が異なるのですが、写真のは２人用です。
ハード・シェル( お煎餅みたいにパリパリ )２枚と、
ソフト・シェル ( クレープ生地みたいにしっとり柔らか ) ２枚です。

肉は牛肉、豚肉、鶏肉から好きな1種類を選べます。
ニヘドン達は今日は牛肉を選びました。
4つのココット皿には
・　サルサソース（　南米のチリソース　）　－　「　サルサ　」はスペイン語で「　ソース　」の事だから、
　　　　　　　　　　　　サルサソースって言い方も可笑しいのですが、日本ではそれで通じますね。
　　　　　　　　　　　　正確に言うと「　サルサ・ロハ　」（　赤いサルサ　）。
　　　　　　　　　　　　トマト、唐辛子、コリアンダーがメインに使われています。
　　　　　　　　　　　　南米だけではなく、沖縄のタコライスにも必需品ですね。
・　アボカドソース　－　メニューには、この名前で出ており、（　）の中に「　ワカモレ　」　と
　　　　　　　　　　　　書かれていました。
　　　　　　　　　　　　guacamole　で、日本では「　ワカモレ　」の発音がよく使われている
　　　　　　　　　　　　みたいですが、二へドンは「　グワカモーレ　」という発音が好きです。
　　　　　　　　　　　　メキシコ料理のサルサの１つです。
　　　　　　　　　　　　アボカド、玉ねぎ、トマト、コリアンダー、チレセラーノ、ライムの果汁、食塩を
　　　　　　　　　　　　石臼で擂り潰して作られます。
　　　　　　　　　　　　トルティーヤ・チップスにつけて食べるディップですが、応用法は無限。
　　　　　　　　　　　　日本でも輸入食品を扱っているスーパーで瓶詰めを買う事が出来ます。
　　　　　　　　　　　　濃厚な味とヘルシーさで、病み付きになりますよ。
・　タコミート　ー　これが無いと、メキシカン・タコスじゃないだろう！！　の必需品です。
・　チーズ

が入っています。
あと、お皿に盛られているのが、レタス、紫玉ねぎ、トマトのスライスです。
タコスを食べるのは久し振りなので、本当に美味しく頂きました。
ROYAL　HOST　でもタコスのメニューがありますが、やはり
「　ラテン　」専門店で食べるのは美味しさの格が違います。

「　３　チョイス　タパス　」　￥７８０．－も頼みました。
タパスとはスペイン語で「　おつまみ　」の事です。
ここのお店は、タパス1品が￥５００．－前後でメニューにあるのですが、
好きなタパスを３種類選んで、ミニサイズの盛り合わせにしてくれるのが、
この　「　３　チョイス　タパス　」なんです。
写真の右上に写り込んでいるのが、このメニューです。
ちょっとずつ、色々な物を試してみたい時に、このオーダーの仕方は重宝しますよ。
二へドン達が選んだのは
・　タラモサラダ
・　トマトとフェタチーズのサラダ
・　シーフードマリネ　（　小海老とイカ、帆立の豪華版でした。）

二へドンは、お米を食べないと食事をした気がしない人なので、
止めに「　南米風チキンライス　アロスコンボジョ　」　￥１，２８０．－も注文です。
熱々の鉄板の上に、緑色の粉がまぶしてあるライスが乗り、
その上に骨付きチキンが１本乗っています。
長いグリーンアスパラが1本と、ほっくりしたサツマイモが２ピース付け合せに添えられています。
ずっと以前に、どこかのレストランのメニューで、
「　アロスコンボージョ　（　キューバ風鶏飯　）」　と書かれているのを見た記憶があります。
が、この料理の発祥の地がどこだか分からないのです。
日本って、外食産業が発達しているようで、意外とエスニック料理の情報の蓄積が無い気がします。
今、海外在住の人や、これから海外に行かれる方は、是非是非頑張って
日本人が知らない料理の世界の情報収集と、情報発信をして欲しいなと思います。

二へドンは「　青年の船　」で、メキシコ、エクアドル、ベネズエラを訪れたので、
南米の食事には大変に興味が有ります。
今度日本でも公開されるスティーブン・ソダーバーグ監督の映画
「　チェ　２８歳の革命　」　「　チェ　３９歳　別れの手紙　」も、
ストーリーはもちろん、映画の中で登場人物たちがどんな食事を食べるのかを
とってもとっても楽しみにしているのです。
この映画の影響で、南米系のレストランや、ラテン・メニューが増えてくれると
嬉しいなあ・・・・・・・。

あ、そうそう。　大晦日スペシャルなので、乾杯したくてノンアルコールカクテルを頼む事にしました。
ノンアルコールカクテルも１０種類位メニューに載っていました。
でもどんなカクテルなのか説明が書かれていなかったので、
お店のスタッフをつかまえて聞いてみました。
二へドン　「　お勧めのノンアルコールカクテルはどえですか？」
スタッフ　「　ええ！？　ええっとですねえ・・・・・・　うーん・・・・あのー・・・。」
二へドン　「　あ、じゃあ、1番よく出ているのは、どれですか？　」
スタッフ　「　ああ、それなら、この　シャーリー・テンプル　ですねえ。　」
二へドン　「　ふーん。　シャーリー・テンプルだなんて、また古い女優さんの名前だわねえ。　
　　　　　　　　じゃあ、それお願いします。　」

シャーリー・テンプルは￥５５０．－。
細長いグラスにピンク色の飲み物でした。　味は薄くて、カキ氷のイチゴシロップの炭酸割みたいな感じでした。
フルーツのデコレーションとかも一切なく、そういう子供だましの演出を期待している二へドンは
ちょっと、ガッカリでした。
一般的にシャーリー・テンプルという名のノンアルコール・カクテルは、
レモン・ライム・ソーダがベースで、これにグレナデン・シロップを加えています。
「　グレナデン　」は英語の　Grenadine　で、「　ザクロのシロップ　」の意味です。
ザクロジュースと砂糖で作るのですが、グワカモｰレの箇所で最述べた　サルサソースと同じく、
グレナデン・シロップでは、意味が二重になってしまうんですよね。
日本語って、面白いなあ・・・・・。　そんなに強調したいのかね？

女優のシャーリー・テンプルの記述で、うっかりと「　古い名前　」と書いてしまいましたが、
確かに子役をやっていた時代は古いのです。
でも、１９２８年生まれの彼女は現在もまだ８０歳でお元気な様ですよ。
「　ハイジ　」とか　「　耀く瞳　」　とかね、映画がありましたねえ・・・・・。
タイトルに「　テンプルちゃん　」と付く物があって、何でシャーリーちゃんじゃなくて、
テンプルちゃんなんだろう？
苗字にちゃんをつけるのって、二へドンの感覚では、ドリフの加藤ちゃんみたいに聞こえて
笑えるんですけど・・・・・・。

何でこのカクテルに、シャーリー・テンプルと名前がつけられたのかは謎です。
シャーリー・テンプル本人も、勝手に自分の名前を使われて、内心面白くなかったらしいじゃん。
１つの店で飲食しても、いろいろ考えて謎を発見してしまう二へドンなのでありました。

この店は良かった。　お会計の時、合計金額が￥４，５６０．－位で、
M氏が思わず　「　安い！　」と唸った位なんです。
味もかなり本格的なラテンだし、トマト、豆、野菜とヘルシーメニューだし、
本当に「　当たり。　BINGO！　」の店でした。
六本木ヒルズの家賃を考えると、この安さは価格破壊だと思いますよ！！
こんなお店が横浜にもあったら通い詰めるのになあ・・・・・・・・。

＊＊＊＊＊　「　BUENA　GARDEN　CAFE　(ブエナ・ガーデン）　」　・　完　＊＊＊＊＊