2010年02月02日

「 フロスト × ニクソン 」

原題 : FROST / NIXON
邦題 : フロスト×ニクソン
監督 : ロン・ハワード
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
上映時間 : 2時間02分
出演 : フランク・ランジェラ ( ニクソン役 )
      マイケル・シーン ( フロスト役 )
字幕翻訳 : 松岡葉子
鑑賞日 : 2009年09月30日(水)
映画館 : シネマ ジャック&ベティ

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二へドンが子供の頃、「 ウォーターゲート事件 」という言葉をよーく聞きました。
けれども、それがどういう事なのかは全く分かりませんでした。
外国の政治絡みのニュース等、まるでチンプンカンプンでしたからね。
仮に自分の親に質問をぶつけても、明快な答えが返って来たとは到底思えません。
「 ウォーターゲート事件 」とは何なのか、その後の二へドンの人生でも、
明らかにされずに素通りして来てしまいました。
その状態でこの映画を見たので、すっごく面白かったです!!
「 ほっほ~。 そういう事だったんすか!!」

世の中には時々、妙に「 嵌まり役 」の俳優さん達に出会う事があります。
例えば、最近二へドンが見た映画では、「 シャネル&ストラヴィンスキー 」。
映画の人物が本物のストラヴィンスキーだと思えて仕方がありませんでした。
この映画の中でも、オーストラリアのゲーム・ショーのホスト役だった、つまり一流のジャーナリストとは
全く思われず、見下されていたフロストを演じているのがマイケル・シーン。
1974年にウォーターゲート事件で大統領職を追われたニクソンをフランク・ランジェラが演じています。

大昔の人物なら、役者が自分たちの想像力で自由に演じる事が出来ます。
しかし、本人の映像が残っていて、その顔や声に接する事が出来る場合、ある程度、オリジナルに似る
様に演じなければ、観客は「 え!? 全然似てないやん。」と感じてしまいます。
この映画は物真似コンテストじゃないって言っても、一般の人たちは、「 何だ。全然似てないやん。」に
終始してしまうと思うんです。

フロストとニクソンは2人共、オリジナルかと見紛うばかりの迫力です。
2人は元々この作品を舞台でも演っているんですよね。 舞台も見たいよねー。
舞台という限られた空間で、このスリリングな駆け引きをどの様に演じるのか見てみたいー!!

映画とは関係が無いのですが、今、「 FROST-NIXON.JP 」のドメインが、中古ドメイン販売のサイトで
¥200,000.- で売りに出されていますよ!

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本日の予告編 
・ 「 ウルトラミラクルラブストーリー 」 
  二へドンのレビューはこちら → http://nihedon.hama1.jp/e700517.html
・ 「 ガマの油 」 レビューは、そろそろ書きたいなと思っている所です。

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では、「 フロストXニクソン 」を画面の流れに沿ってストーリーを追って行きましょう。
「 フロストXニクソン 」の題字が出る。
録音された音声が聞こえて来る。
「 奴等を痛い目に遭わせてやる。 財務長官には・・・・・・・。」
チャンドラー 「 ケネディー家を盗聴しろ。」
「 ニクソン大統領再選委員会の人間でした。」
「 ジョン・ディーンは、リストを作るように指示されたと裁判所で証言。」
( ジョン・ディーンはホワイトハウスの法律顧問で、ニクソン自身に取って不利な証人になり、解雇された。)
特別顧問のチャールズ、アーリックマン大統領補佐官( 内政担当 ) ← 大統領の7人の元側近の1人。
NBCニュースのスターン記者等が、事件を振り返るコメントの映像が次々に映し出されます。
「 下院に依る大統領の弾劾は決定的。 」
1974年08月08日のニクソン大統領のTV演説の収録風景。

作家のジェームス・レストンJr 氏 「 ニクソンが失脚する。」
ニクソンの演説の映像 「 私は大統領を辞任します。 耐え難い事です。 」
ピーター・モーガン 「 彼はTVの力を知っていたんだ。」

デビッド・フロストは英国のトークショーのホストでプレイボーイ。
ニクソン大統領辞任の時、フロストはオーストラリアにいて、番組収録いました。
収録先のTV局でフロストはニクソンの報道番組を見ます。
フロスト 「 視聴率を調べてくれ。 世界中のだ。」
2週間でロンドンのTV局に戻ったフロストは、大胆なインタビューを考えていると、腕利きの
プロデューサーを説得しにかかります。
フロスト 「 リチャード・ニクソン! 」
ジョン 「 君は昨日、ビージーズにインタビューしていたぞ。」
フロスト 「 政治家は初めてじゃない。 4億人だぞ。」

ニクソンはカリフォルニアに帰ると静脈瘤で入院しました。
次のフォード大統領は、ニクソンに恩赦を考えました。
世論調査では、3分の2が、恩赦に不満を感じました。

「 ニクソン後 」の3ヵ月後、スウィフティ・リザールがカリフォルニア州オレンジ・カウンティ、
サン・クレメンテ ( San Clemente )に ニクソンを訪ねて来ました。
ニクソンは大統領辞任後も、まだ Mr.プレジデントと呼ばれていました。
ニクソン 「 医者共は私を病院に放り込んだ。 絶対退職するなよ。 」
スウィフティ・リザールはニクソンに回顧録の話をふっかけました。
そして、トークショーの司会をしている David Frost ( デイヴィッド・フロスト )がいいと提案しました。
CBSの提示額は 35万ドル。

オーストラリアのシドニーでは、フロストが脱出王ハリソンの撮影をしていました。
リザールはフロストがベッドで眠っている時間に電話をして起こします。
出演料は50万ドルだと云う提示をします。
リザール 「 甘い質問で50万ドル。」

ジョンとフロストが空港で歩きながら話をしています。
ジョン 「 何故やるんだ?」
フロスト 「 所詮ロンドンとシドニーだ。」
フロストは、ニクソンへのインタビューを成功させて、アメリカでの成功を目論んでいました。

飛行機のファーストクラスの中でフロストは1人の女性に興味を持ち、話しかけます。
女性はキャロライン・クッシングという名前でした。
キャロライン 「 ラジオで貴方のインタビューを聞いたわ。
          貴方は時代を作った人なんですって。 ヴィダル・サスーンもね。」
機内のサロンで、フロストとキャロラインはお酒を飲みながら話を続けます。
フロストはキャロラインに、ニクソンに会うと打ち明けます。
キャロライン 「 ニクソンは何処にいるの? 」
フロスト 「 カリフォルニアの海辺の別荘に居るよ。 一緒にインタビューに行く?」

フロストは、あちこちにニクソンへのインタビューの売込みを仕掛けましたが、悉く失敗に終わりました。
そこで最後の手段として、ニクソン邸に直接乗り込む事にします。
フロストとキャロラインがニクソン邸の前に車から降り立ちます。
フロストはストライプの紺の背広姿。 キャロラインはブルーのリゾートドレス姿です。
ジョン・バートも一緒に同行しました。

ニクソン自らが立ってキャロラインを、屋敷の中を案内して回ります。
大統領時代の会談相手のエピソードを話したりします。
( 映画には関係無いですけど、この時二へドンの後ろの席のおやぢ様は、鼾を立てて就寝中でした。)
ニクソン 「 ソ連の指導者は御免だ。密かに話を録音されてる。 」
( 二へドン : 録音するのは、ソ連だけじゃないぞ~。 ヒヒヒ。 凄い皮肉だね。)

フロストはニクソンに20万ドルの小切手を切ります。 
宛名にリチャード・ニクソンと書き込む所がクローズ・アップされます。
ニクソン 「 忠告する。 あの女性と結婚しろ。」 
( ニクソンって、ウォーターゲート事件後はダーティーなイメージが付いてしまったけれど、
  こんなお茶目な発言もする人だったんですね。)

フロストは1週間でロサンゼルスに行きます。
「 NBCだ。 3大ネットワークは全滅。」
フロストは3大ネットワークを通さずにインタビューをする事を決意します。

1976年NY プラザホテル。
ボブは10年間ラジオの仕事をしている学者です。
フロスト 「 30時間密着だぞ。」
ボブ 「 目的はニクソンを法廷に引き出す事だ。 今はニクソンに同情など集まりようもない。」
フロスト 「 CBSのウォーレス記者も? 」
( 二へドン : フロストに同行しているジョン・バートの哀愁の瞳が良いわ♪ )

ニクソンはパーティー会場で演説をしています。
スピーチの後、ニクソンは部下を怒鳴りつけます。
部下 「 フロストが金の手配を・・・・・・。」
ニクソン 「 政治の表舞台に出るのは素晴らしい。 戻りたくてウズウズするね。 」
ニクソンはキューバでトレーニングを受けたCIA要員を雇う。

フロスト達は1週間でビバリー・ヒルトン・ホテルに移ります。
インタビューの55日前。 
ジョン・バード 「 侵入される事を本気で考えた。」
インタビューの35日前。 ニクソンが命じたのは17人。
インタビューの17日前。
インタビューの前日。 ジム。
フロストは06月17日の建物に侵入します。

フロストとキャロラインはニクソンへのインタビュー前日に、一緒に映画の試写会に行きます。
デビッド・フロストが出資した 「 シンデレラ 」の試写会でした。
ニクソンは別荘のTVで、この試写会場に現れてインタビューを受けるフロストを見ます。
フロストは、当然明日のニクソンへのインタビューについて訊かれます。
「 ニクソンは貴方を弱腰だと思ってますが? 」

***** 「 フロスト X ニクソン 」 前編 ・ 完 ************


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Posted by ニヘドン at 00:16│Comments(0)映画
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