2010年02月11日

「 幸福の黄色いハンカチ 」

題名 : 幸福の黄色いハンカチ
監督 : 山田洋次
原作 : ピート・ハミル
脚本 : 山田洋次・朝間義隆
製作国 : 日本
製作年 : 1977年
上映時間 : 108分
出演 : 高倉健
倍賞千恵子
桃井かおり
武田鉄矢
観賞日 : 2010年02月11日(木・祝)
映画館 : CINECITTA'
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開場 08:30 開映 09:00
ですよ!
昨夜は神沢敦子さんが出演する「 混沌の首 」ライブに吉祥寺まで行っていて帰宅は午前様だったんです。
果たして早く起きられるのでありましょうか?

* * * * * * * * * * * * * * * * *

起きました!
頑張りました!!
08:25に CINECITTA' に到着しました!
ふー。( 全くこの女は、映画を見る時だけは早起き出来るんだから…。)
しかし何故、祝日のそんなに朝も早よから映画が上映されるかと言いますと、今 CINECITTA' では
「 毎日映画コンクール グランプリ受賞作品セレクション 」のDVD上映が行われています。
それを見に来たのさ。
この「 幸福の黄色いハンカチ 」は何度かTVで見ました。
ただ、お風呂から上がったら居間のTVがついていた、とか。
見ていたら電話が掛かって来た、とかね。
( 昔は携帯も子機も無い時代だから、人間様が電話機の所まで行かなければ電話に出られなかった訳さ。)
そんな見方を繰り返していたので、本編を最初から最後まで、何物にも邪魔されずに、しっかり見るのは今回が初めてです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まあ、懐かしい人が出てる…出てる…。
たこ八郎さんの姿には思わず涙が……!
ニヘドンはああいうキャラに意外と捕らわれ易い人なんです。
( イケメン、イケメン騒いでいる割には…。)
でも武田鉄矢が汚い。
非常に汚い。 嫌だ…。
映画自体も、あれだけ公開当時に名作名作騒がれた割には、「 シネメニア 」検定5級合格者( その様な検定は実在しませんが。似たような名前の検定は有るけど…。)のニヘドンに言わせると、映画としての完成度は低いかな。

最初のカメラワークも、すんなり話の筋に入って行くには、やや強引な所が有るし。

実はこの直後に同じシアターで山田洋次監督の「 息子 」を見たのですが、映画的には「 息子 」の方が遥かに上でしたね。
「 幸福の黄色いハンカチ 」と 「 息子 」の違いは何かと言うと、「 息子 」の方が実直にテーマを追っていたと云う点です。
「 幸福〜 」の方は、武田鉄矢の3枚目振りが汚くて、ダサくて、醜悪。

「 バグダッド・カフェ 」みたいに、小粋にまとめてみれば良かったのに。
「 幸福〜 」公開当時の事はよく分からないけれども( ニヘドンまだお子ちゃまだったから。)
恐らく高倉健さん人気で話題になったのではないでしょうかね?

「 美学 」の無い人、「 美的センス 」の無い人が腐臭を放つ映画はお金払ってみたくないですよ。

高倉健と倍賞千恵子が出会うクライマックスのシーンは、2人の名優振りを味わえて、ぐんぐん映画の中に引き込まれて行くので、総合的な評価はまあ、平均点なんですけどね。
子供心に、「 幸福の黄色いハンカチ 」が世間からもてはやされていた朧気な記憶が有るので、今改めて「 シネメニア 」( Cinemania ) の目で見てみたら、消臭スプレーを掛けたいシーンが目についてしまったのでした。

若輩者のニヘドンがこういう事を書くと「 幸福の黄色いハンカチ 」が世界最高峰の映画だと信奉している方々は不快に思うかもしれませんが、
「 幸福の黄色いハンカチ 」製作から30年の間に世界の映画は大進化の道を歩んだって事で。

今公開されている「 おとうと 」を見ようかどうしようか迷ってます。
何か笑福亭鶴瓶が武田鉄矢っぽくないですか?




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Posted by ニヘドン at 20:52│Comments(0)映画
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