2010年08月15日

映画「 ANPO 」試写会後のトークセッション

写真は試写会が行われた
森美術館 ( 六本木ヒルズ 53階 )の
ネイチャーブック・ラウンジ。
書籍に関連したグッズが積上げてあって、
とってもユニーク。
落ち着けます。

森美術館 アージェント・トーク

映画「 ANPO 」 
スクリーニング & トークセッション

主催 : 森美術館
協力 : アップリンク

19:00 開演 
20:35 上映終了
20:35 トークセッション開始 
      出演 : 監督 リンダ・ホーグランド
            画家 中村宏 ( なかむら ひろし )
            写真家 石内都 ( いしうち みやこ )
      司会 : 土屋隆英 ( つちや たかひで ) / 森美術館シニア・コーディネーター
21:15 質疑応答
21:30 終了

リンダ・ホーグランド監督は紫色のノースリーブのシャツに黒いズボン。
トーク・セッションの時には白いカーディガンを羽織って登場です。
画家の中村宏さんはカーキ色のシャツに白いズボン。
白髪頭に眼鏡を掛けた温厚そうな紳士です。
写真家の石内都さんは黒いブラウスにジーンズ。
肩に掛かる白髪のウェービー・ヘアが風格を醸し出していて格好いい。

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【  出演者略歴  】

◎ リンダ・ホーグランド
  日本で生まれ、山口県と愛媛県で宣教師の娘として育つ。
  1960年代、日本の効率の小中学校に通い、アメリカのエール大学を卒業。
  2007年に日本で公開された映画「 TOKYO / 特攻 」ではプロデューサーを務め
  旧特攻隊員の真相を追究した。
  黒澤明、宮崎駿、深作欣二、大島渚、阪本順治、是枝弘和、黒澤清、西川美和、等の
  監督の映画200本以上の英語字幕を制作している。

◎ 中村宏 ( 画家 )
  1932年、静岡県生まれ。 性的な雰囲気や心的世界などを奇抜な画面構成と特異な表現で
  描く。 非常に独特なその絵柄には、ポップアートにも繋がる世界が有る。
  雑誌の装丁なども多く手掛ける。
  1950年代の米軍基地闘争をルポルタージュ絵画家として描き、60年安保闘争も斬新な
  様式で表現した。 それ以降も、時々の社会状況と深く関わりながら活動を続けている。
  2007年には東京都現代美術館で回顧展が開催され、海外でのテーマ展に出品多数。

◎ 石内都 ( 写真家 )
  1947年、群馬県生まれ。 横須賀米海軍基地周辺で育つ。
  写真集「 絶唱・横須賀ストーリー 」では、自身の思い出に立ち帰り基地の町を赤裸々に捉えた。
  1979年、「 APARTMENT 」( 写真集 )にて第4回木村伊兵衛賞受賞。
  楢橋朝子と共に写真雑誌「 main ( マン ) 」 を創刊。
  1994年、グッゲンハイム美術館での「 戦後日本の前衛美術 」展に招待された。
  ヴェネツィア・ビエンナーレの2005年日本代表。
  最新の写真集「 ひろしま 」は毎日芸術賞を受賞。

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注意 : これから書くのは、トークセッションの全てでは有りません。
      録音テープを起こしている訳ではないので、一字一句正確と云う訳でもありません。
      二へドンの印象に強く残った事柄を羅列しています。
リンダ : ( 映画の中で ) 1番最後に中村さんが
      『 僕は見た人の意識が変わったらいいなと思って絵を描いたが、
        確かめた事は無い。』 って仰ったけど、はい! ( 片手を高く上げる )
      ここに意識が変わった人間が、ここにいます!
      中村さんの絵を見た事が、この映画を作るきっかけになりました。
中村宏 : 俳優じゃないんでねえ。
       絵を見られるのはいいけど、顔がアップになるのは正視出来なくてねえ。
リンダ : 堂でしたか? 大きな画面で見て?
石内都 : 私、写真家なので、写されるのは非常に苦手です。
       本当は私、出たくなかったんですが、逃げてはいけないなと思って
       協力する事にしました。
       私も中村さんと同じで、アップに堪えられなかった。
       でも映画の中の私は私ではなくて、リンダの石内都なんです。
土屋 : 撮影のきっかけは何だったのですか?
リンダ : 私は日本で育ったのですが、60年安保って言う大きな事を全く知らなかったんですよ。
       浜谷さんの本を古本屋で分けてもらって。
       NHKの日曜美術館で、中村さんの「 砂川5番 」を見て、布団から飛び出して
       回顧展を見に行った。
       アートから入って行ったから、純粋にアートだったんですよ。」
土屋 : 中村さんは、砂川闘争、60年の安保闘争に自分も参加した。
      40歳位の女性が薬莢を拾っていて射殺されてしまった。
      そういう事件も取材されていた。
中村 : あの当時20代で、絵を描こうとする人達は、そっちを向いていたと思います。
      1950年代の終わり頃、まだ敗戦の臭いが残っていて、時代の方が遥かに先行している、
      そんな時代だったと思います。
      絵と時代の関係を見て行こうかなと言う風に考える様になりました。
            



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