2010年12月27日

オペラ 「 ラ・ボエーム 」の魅力・第2部

この記事は、『オペラ 「 ラ・ボエーム 」の魅力・第1部』の続きです。
第1部の記事はこちら → http://nihedon.hama1.jp/e825680.html

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平成21年度文化庁芸術拠点形成事業
第76回 舞台芸術講座

シリーズ・名作オペラ講座< 4 >
オペラ「 ラ・ボエーム 」の魅力
講師 : 青島広志 ( あおしま ひろし )
出演 : 江口二美 ( えぐち つぐみ ) / ソプラノ
( 当初出演予定の香川美智子から変更 )
小野つとむ ( おの つとむ ) / テノール

日時 : 2010年03月06日(土)
13:30 開場 14:00 開演
会場 : 神奈川県民ホール 小ホール
料金 : 一般 2,000円
学生 ( 24歳以下 ) 1,500円

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

15分の休憩時間を挟んで、14:50に第2部が始まりました。
先ずは、青島先生からオペラ「 ラ・ボエーム 」の構成の解説から。

第1幕 屋根裏部屋
第2幕 カフェ・モミュス
休憩
第3幕 ダンフェール門の市外と関税所前
第4幕 屋根裏部屋

青島「 私もミミかムゼッタか、どちらを演るかと訊かれたらミミを演ると思います。
    『 悪童共の歌 』なんて有って、おしっこに行けるのですが、
    今度は休憩無いんですって。
    小野さんと江口さん、出てらして~。」
江口さんは水色のふんわりシフォンのドレスに白いショールを肩に掛けながら登場です。
マルチェッロのパートを青島先生がピアノを弾きながら歌います。

青島「 すると、これに対しまして、ミミが告別の歌を歌います。
    ここピアノで弾いていて、とっても嫌な所が有るの。
    ♪ やっとこ やっとこ くり出して~ みたいな所。」
爆笑。 今まで気付かなかったけれど、そう言われて聞くと、本当に
♪ やっとこ やっとこ くり出して~ に聞こえました!

青島「 それではプリマドンナの真骨頂が出て来る所なので、歌ってもらいましょう。」
ピアノ伴奏が♪ やっとこ やっとこ くり出して~ の部分を弾くと、
会場のお客さん達から笑いが起こりました。

青島「 変二長調からイ長調に転調する所が、雪が溶けている感じなの。
    私はヴェルディーは余り好きでは有りません。転調が無いんですね。
    プッチーニは、ホ長調からハ長調に転調したりする。
    私はそういう所を評価するんです。

    次は別れの二重唱です。
    又、春になったら又会えるんで、そんなに悲しい歌では有りません。
    これ以上病気が酷くなるといけないので、江口さんは御休み頂いて
    小野さんに残って頂きましょう。」
青島「 次の曲は『 太陽と愛 』です。 
    ラ・ボエームの1曲を殆ど転用しちゃってます。 
    そして作者不詳としました。
    『 パガニーニへ プッチーニより 』と詞に入っているから、
    おそらく詞もプッチーニの作でしょう。」

次に青島先生は小野つとむさんにインタビューを始めました。
青島「 このレクチャーシリーズは今回が3回目で、
     1年目は『 バラの騎士 』を女性3人に出演して頂きました。
     2年目は『 トゥーランドット 』で、小野さんに御願いしました。
     今回、ロドルフォという詩人の役はどうですか?」
小野「 地味とか、みすぼらしいと云う感じですね。」
青島「 衣装代が、とっても助かるなって思います。」
    ボエームは若者の話しです。 若さを保つ秘訣は? 」
小野「 私自身は、あっけらかんと、のほほんとしているので、
    そのままでもいいかな?と思っています。」
青島「 『 愛と死を見つめて 』と云う映画が有って、それも恋人が
    不治の病になるお話でした。
    小野さんは、何処までだったら愛せます?
    結核だとハッキリ分かっているのにキスとか出来ますか?」
小野さんは、うろたえて答えられません。(笑)
青島「 小野さんの奥様が結核になったら、どうなさるの?」
小野「 入院させますね。」

今度は江口二美さんにインタビューです。
青島「 ヴィオレッタとミミだったら、どっちがいい?」
江口「 私の声にはミミだと思い込んでいるので。」
青島「 ミミには死ぬ所が有るので、舞台で死ぬって嫌じゃないですか?」
江口「 いえ、もう何度も死んでいるので。」
青島「 舞台で起こる事は、現実では起こらないと言う事ですね。
    次に歌って頂くのは、椿姫の方の幕切れの二重唱、『 パリを離れて 』です。」
何度も聴いた事のある有名な曲ですが、やっぱり生身の人間が目の前で歌ってくれるのは
良いものです。

青島「 では、ミミの死を演って頂きます。
    私は父と母の死に付き合わされた事が有るのですが、
    2人共、歌を歌いながら死ぬ事は有りませんでした。
    酸素吸入してましたからね。」
江口さんが、「 みんな行った?」を熱唱します。
青島「 私が演出をするとしたら、ロドルフォに咳をさせますね。
    一緒に暮らしてたんだから、絶対伝染ってる。」

かくして、青島先生のトーク炸裂のレクチャーは、15:54に終了と相成りました。
あー、面白かった。

***** 「 オペラ 「 ラ・ボエーム 」の魅力・第2部 」 ・完 *****
  


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