2007年08月07日

ヤングアメリカンズ 練習風景

2007年8月6日(月)より 3日間のヤングアメリカンズの アウトリーチ・プログラムが始まった。

以下、パンフレットよりの転記です。
ヤングアメリカンズとは?
     1962年に設立された音楽公演と教育活動を行うアメリカの非営利団体です。アメリカでは
     数多くの音楽番組に出演し、6人のアメリカ大統領から招かれるなど、歌やダンス、楽器演奏
     など数々のパフォーマンスを行なって来ました。彼らを描いたドキュメンタリーフィルムは
     アカデミー賞も受賞しています。この夏、日本を訪れるのは、ヤングアメリカンズに所属する
     約300人からオーディションで選ばれた40人の若者です。
アウトリーチ・プログラムとは?
     ヤングアメリカンズは、1993年から 「 アウトリーチ 」 と呼ばれる教育活動をスタート。
     学校やコミュニティーを訪れ、小・中・高校生達と一緒にわずか3日間 ( 地域によっては
     2日間 ) で 1時間の歌やダンスのショーを作り上げる活動です。 2001年からヨーロッパ     にも活動を広げ、2006年に初来日。 首都圏16会場で2435人の子供達が参加しました。

何故、二へドンがヤングアメリカンズをレポするのかと言うと、佐藤隆介君が神奈川区民ミュージカル
を打ち上げた後、これに参加したんですね。 横浜会場の募集人数は300人。 二へドンは300人
も集まる訳無いと思ってました。 だって参加料高いんだもん。 1人 ¥16,000.-!!
横浜美術館の石田泰尚様リサイタルが¥8,000.-だったから、その2人分ですよ。
がきんちょに 石田様チケットの2枚分を投入するなんて!!
未だに横浜美術館のあの高いチケットはトラウマになっているようです。 これから、横浜美術館
とは呼びません。 八千円美術館と呼ばせて頂きます。
ところがですねえ、7月中に定員に達し、募集を打ち切ったんですよ。 はひ~。

8月6日(月)初日は 会場のみなとみらいホール 大ホールに12:30~ 受付開始。
ランドマークプラザのウェンディーズでランチを食べ、ホールへ。 いつもコンサートの時にチケットを
もぎる辺りが、あいうえお順の受付になっており、そこで子供とはお別れ。 二へドンはこの後すぐに
仕事なので、帰宅。 19:00にレッスンを終え、帰宅した佐藤君に感想を聞くと、
「 なかなか楽しかった。 」 顔は輝いていました。

8月7日(火) プログラム2日目。
子供達の受付は10:30~ 開始。 子供達の受付が一段落する11時過ぎに、見学希望の保護者に
「 見学者 」 のカードが配られ、1階客席の後方の 保護者見学席で座って見る事が出来る。
300人の子供達を どうやってレッスンするのかと思ったら、低学年、高学年、12歳~高校生の
3つのグループに分け、グループごとに大ホールのステージを使って練習。

私が席に着いた時には、12歳~高校生のデカ・グループがステージを使っていた。 準備運動を
していた。 ノリノリの音楽に合わせて 床に仰向けになって、 腹筋をふんだんに使った滅茶ハード
なエクササイズ。 ブートキャンプも真っ青。 佐藤君、13歳にして既にお腹の筋肉割れているのに
これ以上鍛えて どうするの? ビリー隊長2代目襲名か!?
何と 20分もやっていました。 見ている方がゲッソリ。

体操が終わって皆が拍手をすると、いきなり ヒップホップダンスの振り付け指導が始まりました。
指導は全て英語だが、長い説明の部分は通訳が入る。
リズミカルな動きとテンポの速さにびっくり。 日本人のミュージカルの練習の世界と全然違う。
日本人は完璧さを目指すので、1つの箇所が出来る様になるまで 繰り返し重視で先には進まない
けれど、ヤング・アメリカンズは とにかく先に進む。 頭の中 ヒックリ返っちゃうよ。
 リーダーは事あるごとに “ Excited ? ” と聞いて メンバーの士気を鼓舞する。
素人にいきなり高度なダンスをスピーディーに教えちゃう・・・・!! 目から鱗!!
参加して良かった。 今まで日本人の先生にだけ教わって 「 僕、ミュージカルやってます。」
なんて言ってたけど、まるで 黒船が来た様なカルチャー・ショックを受けました。
「 ヒップホップだからカッコ良くね! 」 先生が何度も言います。
区民ミュージカルの連中も、本番前に皆、このプログラムを受講出来たら良かったのに。

15分程で、今度は emotional な静かなダンス。
「 生まれた時に最初に学んだ事を身体で表現する 」 という難しいタスクを与えられる。
佐藤君はほとんど 動けない。 12歳以上のグループに男の子は5~6人。
時々、男女に分かれて、お互いに披露する時間があるんだけど、そんな時、このグループの男の子
達は、ほとんど晒し者状態。

最初、参加費¥15,000.-は高いと思ったのよ。 でも本番のチケット¥1,000.-が1枚
付いているし、本番に着るTーシャツも付いてるし、初日の練習時間約5時間、2日目は6時間、
3日目は4時間・・・・・・・・ と考えると、レッスン料は約1時間 ¥1,000.-だから、決して高くは
ない。 英語でダンス・レッスン1時間 ¥1,000.-で受けられるなら、安いもんじゃない?
佐藤君は初日の感想は 「 なかなか楽しかった 」 だし、さっき帰宅した佐藤君を捕まえて、
2日目の感想を聞いてみたら 「 なかなか 」 でした。 彼の 「 なかなか 」 は文句が無いと
言う事なので、かなり満足度は高いらしい。
うん、掴むものは 大きいと思うよ。

11:50 チビ・グループと交代。 デカ・グループはホールの外に1列に並んで走って行ってしまった。 移動も走らせるって、本当にブート・キャンプっぽい。 入れ替わりに チビ・グループが同じく
走って入って来た。 先程のデカ・グループと同じダンスを練習するが、おいおい! チビ・グループ
の方が 反応良くて、エネルギーに溢れているじゃないの!!

こういうレッスンを受けられる子供達は幸福だよな。 日本人のリズム感の悪さを克服する為に
私が文部科学大臣だったら、幼稚園からヤング・アメリカンズのダンス・レッスンを義務教育化しちゃうよ。表現力も身につくし。

以前、不良になる子達は 自分をどう表現して良いか分からない子達だと云う論評を読んだ事が
ある。スポーツでも絵でも、歌でも文章でも、楽器でも、自分を表現する ツールを1つでも掴んで
いる子達は絶対に不良にならないんだそうです。 確かに、頷ける理論だと思う。

プログラムを受講する子供達は幸福なんだが、見学に来ている親達が どうしようもないのが多かった。 見学者へは、「 見学の方への注意 」 というプリントが配られる。

「 1. プログラム中は、お子様に話しかけたり、手を振ったり、お子様の気をそらす事の無い様に
     お願い致します。 」
わざわざ プリントする位だから、昨年のプログラムの時に、こういう馬鹿親達に悩まされたんだろうな。 おお!! いました! いました!! 二へドンの目の前で、 メタボ父と 馬鹿母の カップル
が、何度も何度も舞台に向かって手を振っています!! プリント読まなくても、普通そういう事を
大人が率先してしないのが常識でしょう!! この連中が学校の授業参観なんか行った日にゃあ・・・・・。 はあ~。 

「 2. 見学していただける場所は決まっておりますので、スタッフの指示をお守りいただけます様
     お願いいたします。 」
わざわざプリントする位だから、昨年のプログラムの時に、こういう馬鹿親達に悩まされたんだろうな。 おお!! いました! いました!! 幼児2人を連れた、銀行員夫婦みたいなスーツを着た一団が
指定された席より前に陣取りました!! 早速スタッフが注意をしに行きました。 すると、スタッフの
責任者みたいな男が現れて、何やらスタッフを言いくるめている様で、馬鹿一座はそのままそこに
座るどころか、さらに2列前に移動して、座って動かない。 最初に注意したスタッフは首を傾げて
いる。 首を傾げる彼女の方がまともだよ!! たかだか数列前に座る事に何の意味があるの?
それを認めたスタッフよ、貴方は間違っています!! 以後、改めなさい!!

「 3. 撮影に関しては一切をご遠慮願っておりますので、ご了承下さい。」
二へドンの目の前では、撮影をしている人はいなかった様だが、絶対に盗撮している輩がいるでしょう!!

「 4. プログラムの妨げになりますので、私語は出来るだけお慎み下さい。」
わざわざプリントする位だから、昨年のプログラムの時に、こういう馬鹿親達に悩まされたんだろうな。 おお!! いました! いました!! あちらでもこちらでも 夫婦で来ているバカップルが喋りまくっています。 こういうのが学校の授業参観とか行った日にゃあ・・・・・・。 はあ~。

二へドンは仕事の時間がせまって来たので、12時過ぎに退出。

馬鹿親は見たくはないが、ヤング・アメリカンズと子供達から元気をもらいたい方は明日の本番の
ステージを見てやってちょ!! 今回は二へドンが売り捌かなければならないノルマが無いので、
全くもって気が楽ですが・・・・・。

***************************************

「 ヤングアメリカンズ ミート 横浜キッズ 」

日時 : 2007年8月8日(水)   18:00 開場    18:30 開演
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 : ¥1,000.-
演目 : 第1部 - ヤングアメリカンズによるミュージカル・パフォーマンス
      第2部 - アウトリーチプログラムの受講者とヤングアメリカンズの共演

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Posted by ニヘドン at 23:03│Comments(8)合唱・歌
この記事へのコメント
お疲れ様です。
残念ながら私は仕事の為2日目は子供一人で行かせたもので、2日目の練習情景が全く分からず、今、子供とリポートを読みながら会話ができました。ありがとうございます。

しかしまぁ・・ バカな親は減りませんね・・。
みなとみらいホールでそれをしちゃう神経もどーかと思います。

初日の受付のとき、会場での久しぶりのご対面の知人同士(イベントつながりなんでしょうか)の会話に、今までの子育て報告を熱くしているママ達が結構いたのにちょっと驚きました。彼ら彼女らの社交場になっているのでしょうね。


3日間が終わっての感想は、参加してホントに良かった!です。
親の(私)独断でしたが、終わった後の子供の笑顔を見てガッツポーズが出ました。
Posted by めちママ at 2007年08月10日 00:01
>  めちママさん。

   初めまして! コメントありがとうございます!!
   本番は素晴らしかったですね!! 感動で涙が止まりませんでした。 めちママさんのお子さんは何歳だったのですか?
   黄色グループ、めちゃ可愛いかったですよね。

   また、本番の模様も書きたいと思っております。
   キャンプに行くので、仕上げは何時になるか全く不明ですが、
   また覗きに来て下さいませ。
Posted by 二へドン at 2007年08月10日 00:46
早速のお返事ありがとうございます。
こちらは12歳・中一の赤でした。

思いっきり部活とかぶり、ブーブー言いながら参加したんですよ。
しかし、LIVE はいいですね~。直に触れ指導までして頂いて・・。学校では体験できないですもんね。ウチの学校に来てくれないかなぁと思っちゃいましたよ(笑)

ではキャンプ楽しんでください。
Posted by めちママ at 2007年08月10日 08:20
> めちママさん。

   おお! 佐藤君も中1の赤組でしたよ!!
    何の曲だったか、トランペット吹いてる真似をした男の子が
   佐藤君でした。彼は又来年もスケジュールが合えば参加すると燃えています!

   キャンプはこれまた有意義なんですが、現地に行くまでが
   一苦労。 ブログやり過ぎて寝坊しない様にしなきゃ!
Posted by 二へドン at 2007年08月10日 10:56
ごぶさたしています。 さくらです。

今年は念願のアウトリーチに参加できました!

もう、感激、感激です!!

背中を押していただいてよかったと
心から感謝しています。

今回はなんと、ホームステイまで引き受けてしまいました。

あれほどのハードスケジュールをこなすのですから
家にたどり着いた時はメンバーはぐったりでしたけど、
いつもにこやかに接してくれて
さすがホームステイのプロ、ってかんじでした。


おっしゃる通り、ほんとうに参加して良かったです。
お話をうかがっているだけでもいいなぁと感じていましたが、
実際に参加してみたらもっともっとその良さがわかりました。

まだまだ感謝は尽きません!!


年々人気が上がってきているようですが、
来年もまたダメもとで応募します!
Posted by さくら at 2010年06月22日 12:08
> さくら様。

  おおおおお! 遂に念願かなって、ヤングアメリカンに
  参加されたのですね!!
  これは、参加したものにしか分からない喜びが有りますよねー。

  素晴らしいのは、参加した本人だけではなく、
  参加した子供の家族( 特に母親 )にも、
  大きな興奮と喜びを与えてくれるんですよねー。

  さくらさん、ホームステイまで引き受けるなんて!!
  もうヤングアメリカン・ファミリーの一員ですね!!

  こんな素敵なプログラムが日本に来てくれた事に感謝!!
  さくらさん、お疲れ様でした。
  また次もきっとね!!
Posted by ニヘドン at 2010年06月27日 08:38
そう!そうなんです!!

>参加した子供の家族( 特に母親 )

ココ、激しく同意してしまいました(笑)。

実際、彼らが帰った翌日から1週間、私以外の家族は体調不良を訴え熱を出した者もおりました。


東京近郊に住んでいたら、参加しなかった回もショーを見に行きたいのに…と思います。
それほど彼らは素晴らしいです。

でもそう言えるのはワークショップに参加したからこそかもしれません。
私も子どもを送ったらちょっとだけワークショップを見て帰るつもりが、結局全日程の朝から晩までフルに見てしまいました。
彼らの魅力は子どもたちとショーを作り上げるまでの時間にこそあるということなのでしょうね。

と、あんまり絶賛したらもっと競争率あがっちゃいますかね(汗)。

それではまた。
Posted by さくら at 2010年06月30日 09:36
> さくら様。

   二へドンの、ヤングアメリカンの活動を支持する日記を 
   読んで、参加を決断された事は素晴らしい事でしたね。

   さくらさんは、お金では買えない、かけがえの無い経験を
   する事が出来たのですね。
   もう、毎年の年中行事にしちゃって下さい!!
   もしかしたら、さくらさんのお嬢さんも、大きくなったら
   アメリカに渡って、ヤングアメリカンのメンバーになるかも!?

   夢はどんどん膨らみますね!!
   今後のさくらさんと、ご家族のご活躍をお祈りしております。

   また、「 ドンドン日記 」も覗きに来て下さいね!
Posted by ニヘドンニヘドン at 2010年07月06日 00:38
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