2010年06月06日
「 Flowers 」・ 前半
試写会 「 Flowers 」
日時 : 2010年06月06日(日)
09:30 開場 10:00 開演
会場 : よみうりホール
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
09:20 に、よみうりホールに着きました。
7階のよみうりホール入り口から階段に並んだ行列の最後尾は、2階にまで達していました。
ビックリ( ・ _ ・ )エッ..?
日曜日の朝から試写会に来る人が、そんなに沢山いるとは思わなかったんですよねー。
座席も満席でした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「 なかなか良かったです〜! 」
最初は、女優6人を集めて、それだけが売りの映画だったら、どうしよー? と危惧しておりました。
そう云う映画って、脚本がなってなかったりするんもんですから。
・ 蒼井優
・ 鈴木京香
・ 竹内結子
・ 田中麗奈
・ 仲間由紀恵
・ 広末涼子
この6人ですからね。
ニヘドン的には、これに
・ 松雪泰子
・ 小雪
・ 天海祐希
を加えて欲しかったですけれどもね。
脚本は良かったです。
予告編で「 時代を超えた6人の女性たち。
それは一本の糸で結ばれていた。」
と流れていました。
どんな糸? と思いましたが、6人が3世代に渡る血族関係なのだと分かりました。
3世代に渡る時代が、行ったり来たりする脚本は、往々にして観客が話に付いて行かれない事が有るのですが、この「 Flowers 」は、とてもシンプルにまとめられていて分かり易かったです。
6人を無理矢理こじつけようと云う無理も無く、見ていて心がほっこりするストーリーです。
シンプルな分、ストーリーに奥深さが無くなってしまったのですが、まあ、其処まで期待はしなくても良いでしょう。
多分、この映画を見終わった後、6人の女性の誰に共感出来るか、又、誰に自分が似ているか、一緒に映画を見た人と話が盛り上がると思います。
ニヘドンは全部ですね。
ニヘドンは6人それぞれが見せている全ての面を持っているからです。
いえ、これはニヘドンだけでは有りませんよ。
女は大抵、色々と違った顔を持っている筈です。
ただ、それに気付かずに過ごす人もいるし、気付いているけれども隠し持っていたりするし、面倒だから自分の周囲が望む面だけを見せる人もいますね。
***************************
冒頭、女優さん達のカットが続きます。
時代がミックスされているので、最初はどの人物がどう関係して来るのか
全く分からないのですが、もう映画を全編見てしまったので、
各女優さんが演じる役柄の時代だけ書き加えておきます。
雨の首都高を走るタクシーの映像。
奏( 鈴木京香 )がタクシーから下りる。 - 現代。
竹林に蝉の声が響く。 竹林の小道を歩く翠 ( 田中麗奈 )。 - 昭和30年代。
海辺で白いスーツを着て記念写真に収まる薫( 竹内結子 )。 - 昭和30年代。
草の広場を子供と共に歩く慧 ( 仲間由紀恵 )。 - 昭和50年代。
深々と雪が降る冬の景色の中をローカル線に乗る佳 ( 広末涼子 )。ー 現代。
満開の桜の木が2本。 土手の上を赤い着物を着て歩く凛 ( 蒼井優 )。 - 昭和11年。
昭和11年04月。
大八車に家具が乗せられる。
凛は2階の自室で本を読んでいる。
侘助の父が挨拶に来て帰るのを見送る凛。
凛の父・片山寅雄 ( 塩見三省 )は、凛が仏頂面だったと怒鳴りつける。
「 おい、お前のしつけがなっていないからだ!!」
凛の母・片山文江 ( 真野響子 )は謝る。 「 申し訳ありません。」
夜の食卓に鯛等のご馳走が並ぶ。
一家5人で「 いただきます。」。
( このシーンで二へドンが疑問に思った事。
あれ? 父親が箸をつける前に、子供達が食べ始めてますけど?
戦前の厳しい父親が、こんな行為を許すとは思えないんですよ。
二へドンの家は戦後の高度成長期の時代だったけど、父親は絶対的に
振舞ってたよ。)
片山寅雄 「 お前は明日嫁ぐんだ。もううちの娘ではない。」
凛の態度が気に入らないと、「 女学校なんかやるんじゃなかった。」と
怒って席を立つ父親。
母親は凛の首の後ろを剃る。
凛は弟や妹と枕を並べて布団に入っているが、凛は眠れない。
婚礼の当日、満開の桜の花が散り始める。
唇に紅を注し、角隠しを被り、鏡に顔を映す凛。
「 入るぞ。」と言って父親が入って来る。
「 ふーん。 上等じゃないか。どこに出しても恥ずかしくない。
文江( ふみえ )、お前の若い頃にそっくりだ。」
凛 「 私が決めた訳ではありません。私の気持ちなんか、どうでもいいのですか?」
凛は左頬をビンタされる。
ビンタしたのほあ、父親ではなくて、母親の方だった。
凛は家を飛び出し、白無垢姿のまま、土手を走る。
雨の中、黒いハイヒールを履いた奏( 鈴木京香 )が傘をさして走る。
( このシーンで流れるジャズ・ボーカルとベースの音が利いているね!)
平成21年05月。
オーケストラのメンバー達が楽屋で音出しをしている。
「 時間です。お願いします。」の声に皆、ステージに上がる。
奏は髪をお団子にし、黒いドレスで、ステージの上のピアノに向かう。
洗面台の前で奏は自分のお腹をさする。
奏は電話を受ける。
「 もしもし。」
「 お父さんだ。 今、話して大丈夫か? お婆ちゃんが、いよいよ
よくないみたいだから。」
お婆ちゃんの家の通夜。 集まった親戚達は明るく談笑をしている。
祖母は92歳での大往生と言う事で、悲しみは余り無いようだ。
台所で奏と父親が話をしている。
父「 お前は誰かいい人いないのか? 」
奏は妹の佳( 広末涼子 )の息子( 倉掛竜樹 )に絵本の読み聞かせをする。
コンサートのステージがスクリーンに映る。
先程は、奏がピアノを弾くような感じだったが、奏は譜めくり。
佳の息子の啓太は、奏の膝の上で眠ってしまっていた。
佳「 何でも無い事でも、この子がすると、特別な事に思えるの。不思議だよね。」
奏は実家のピアノの蓋を開けてみる。
奏は縁側で煙草をふかす。
玄関先に佳がやって来る。
佳 「 かれいさんは元気? 」
奏 「 別れた。」
佳 「 どうして? 」
奏 「 フラれた。 おばさんだから。」
佳 「 煙草、止めた方がいいよ。 いるんでしょ? 赤ちゃん。
どうするの? これから。」
奏 「 分かんない。」
昭和44年07月
翠は、パーラーのテーブルで菊池敏雄( 河本準一 )からプロポーズされる。
「 君ももう27だし、そろそろ家に落ち着いた方がいいんじゃないかな?」
「 遠藤 」の表札が出ている家が映る。
えロ小説家の遠藤壮太郎と編集者の翠はアイスキャンディを食べながら
翠がされたプロポーズの話をする。
翠が勤める東京文化出版の事務所で野次を飛ばした男と殴り合いになる翠。
上司「 男とか女とか言う前に面倒臭えな、お前は。」
「 トリスバー裏窓 」と言うバーで、菊池敏雄と翠は一緒に飲む。
翠は荒れている。
翠 「 辞めちゃおうかしら。」
敏雄「 辞めましょう。そうですよ。 辞めましょう。」
翠 「 何で私が辞めなくちゃいけないのよ!」
小説家の遠藤の家で翠は遠藤と台所で料理をしながら話をする。
翠は、やはり荒れた態度。
翠 「 先生も官能小説ばかり書いていないで、純文学に戻ったらどうですか?
先生の小説、好きでしたよ。」
すると遠藤は不機嫌になる。
「 もう帰ってくれないかな。 君が居ると気が散るんだよ。」
「 西花堂 」 駅を降りる翠。
翠が実家に帰ると、姉の薫( 竹内結子 )が庭にホースで水やりをしている。
翠と慧は電話で話をしている。「 明日には帰って来るって。」
翠と姉の薫は浴衣を着て縁日に出掛ける。
川に蛍が飛んでいる。
薫「 あの人、こんな感じの所にいるのかしら? 」
翠「 姉さん、寂しくな~い?
お見合いの話、全部断っているんでしょ? 」
薫と夫の真中博の新婚旅行の回想シーンが始まる。
以下、後編に続く。→ http://nihedon.hama1.jp/e929761.html
***************************
[ お知らせ ]
・ 「 AVアンプを絶対に買おうと思ってしまいました!!」 の記事を
「 ドンドン日記 livedoor 版 」 に書きました。
記事はこちら → http://blog.livedoor.jp/taisakuiinkai/archives/51461541.html
日時 : 2010年06月06日(日)
09:30 開場 10:00 開演
会場 : よみうりホール
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
09:20 に、よみうりホールに着きました。
7階のよみうりホール入り口から階段に並んだ行列の最後尾は、2階にまで達していました。
ビックリ( ・ _ ・ )エッ..?
日曜日の朝から試写会に来る人が、そんなに沢山いるとは思わなかったんですよねー。
座席も満席でした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「 なかなか良かったです〜! 」
最初は、女優6人を集めて、それだけが売りの映画だったら、どうしよー? と危惧しておりました。
そう云う映画って、脚本がなってなかったりするんもんですから。
・ 蒼井優
・ 鈴木京香
・ 竹内結子
・ 田中麗奈
・ 仲間由紀恵
・ 広末涼子
この6人ですからね。
ニヘドン的には、これに
・ 松雪泰子
・ 小雪
・ 天海祐希
を加えて欲しかったですけれどもね。
脚本は良かったです。
予告編で「 時代を超えた6人の女性たち。
それは一本の糸で結ばれていた。」
と流れていました。
どんな糸? と思いましたが、6人が3世代に渡る血族関係なのだと分かりました。
3世代に渡る時代が、行ったり来たりする脚本は、往々にして観客が話に付いて行かれない事が有るのですが、この「 Flowers 」は、とてもシンプルにまとめられていて分かり易かったです。
6人を無理矢理こじつけようと云う無理も無く、見ていて心がほっこりするストーリーです。
シンプルな分、ストーリーに奥深さが無くなってしまったのですが、まあ、其処まで期待はしなくても良いでしょう。
多分、この映画を見終わった後、6人の女性の誰に共感出来るか、又、誰に自分が似ているか、一緒に映画を見た人と話が盛り上がると思います。
ニヘドンは全部ですね。
ニヘドンは6人それぞれが見せている全ての面を持っているからです。
いえ、これはニヘドンだけでは有りませんよ。
女は大抵、色々と違った顔を持っている筈です。
ただ、それに気付かずに過ごす人もいるし、気付いているけれども隠し持っていたりするし、面倒だから自分の周囲が望む面だけを見せる人もいますね。
***************************
冒頭、女優さん達のカットが続きます。
時代がミックスされているので、最初はどの人物がどう関係して来るのか
全く分からないのですが、もう映画を全編見てしまったので、
各女優さんが演じる役柄の時代だけ書き加えておきます。
雨の首都高を走るタクシーの映像。
奏( 鈴木京香 )がタクシーから下りる。 - 現代。
竹林に蝉の声が響く。 竹林の小道を歩く翠 ( 田中麗奈 )。 - 昭和30年代。
海辺で白いスーツを着て記念写真に収まる薫( 竹内結子 )。 - 昭和30年代。
草の広場を子供と共に歩く慧 ( 仲間由紀恵 )。 - 昭和50年代。
深々と雪が降る冬の景色の中をローカル線に乗る佳 ( 広末涼子 )。ー 現代。
満開の桜の木が2本。 土手の上を赤い着物を着て歩く凛 ( 蒼井優 )。 - 昭和11年。
昭和11年04月。
大八車に家具が乗せられる。
凛は2階の自室で本を読んでいる。
侘助の父が挨拶に来て帰るのを見送る凛。
凛の父・片山寅雄 ( 塩見三省 )は、凛が仏頂面だったと怒鳴りつける。
「 おい、お前のしつけがなっていないからだ!!」
凛の母・片山文江 ( 真野響子 )は謝る。 「 申し訳ありません。」
夜の食卓に鯛等のご馳走が並ぶ。
一家5人で「 いただきます。」。
( このシーンで二へドンが疑問に思った事。
あれ? 父親が箸をつける前に、子供達が食べ始めてますけど?
戦前の厳しい父親が、こんな行為を許すとは思えないんですよ。
二へドンの家は戦後の高度成長期の時代だったけど、父親は絶対的に
振舞ってたよ。)
片山寅雄 「 お前は明日嫁ぐんだ。もううちの娘ではない。」
凛の態度が気に入らないと、「 女学校なんかやるんじゃなかった。」と
怒って席を立つ父親。
母親は凛の首の後ろを剃る。
凛は弟や妹と枕を並べて布団に入っているが、凛は眠れない。
婚礼の当日、満開の桜の花が散り始める。
唇に紅を注し、角隠しを被り、鏡に顔を映す凛。
「 入るぞ。」と言って父親が入って来る。
「 ふーん。 上等じゃないか。どこに出しても恥ずかしくない。
文江( ふみえ )、お前の若い頃にそっくりだ。」
凛 「 私が決めた訳ではありません。私の気持ちなんか、どうでもいいのですか?」
凛は左頬をビンタされる。
ビンタしたのほあ、父親ではなくて、母親の方だった。
凛は家を飛び出し、白無垢姿のまま、土手を走る。
雨の中、黒いハイヒールを履いた奏( 鈴木京香 )が傘をさして走る。
( このシーンで流れるジャズ・ボーカルとベースの音が利いているね!)
平成21年05月。
オーケストラのメンバー達が楽屋で音出しをしている。
「 時間です。お願いします。」の声に皆、ステージに上がる。
奏は髪をお団子にし、黒いドレスで、ステージの上のピアノに向かう。
洗面台の前で奏は自分のお腹をさする。
奏は電話を受ける。
「 もしもし。」
「 お父さんだ。 今、話して大丈夫か? お婆ちゃんが、いよいよ
よくないみたいだから。」
お婆ちゃんの家の通夜。 集まった親戚達は明るく談笑をしている。
祖母は92歳での大往生と言う事で、悲しみは余り無いようだ。
台所で奏と父親が話をしている。
父「 お前は誰かいい人いないのか? 」
奏は妹の佳( 広末涼子 )の息子( 倉掛竜樹 )に絵本の読み聞かせをする。
コンサートのステージがスクリーンに映る。
先程は、奏がピアノを弾くような感じだったが、奏は譜めくり。
佳の息子の啓太は、奏の膝の上で眠ってしまっていた。
佳「 何でも無い事でも、この子がすると、特別な事に思えるの。不思議だよね。」
奏は実家のピアノの蓋を開けてみる。
奏は縁側で煙草をふかす。
玄関先に佳がやって来る。
佳 「 かれいさんは元気? 」
奏 「 別れた。」
佳 「 どうして? 」
奏 「 フラれた。 おばさんだから。」
佳 「 煙草、止めた方がいいよ。 いるんでしょ? 赤ちゃん。
どうするの? これから。」
奏 「 分かんない。」
昭和44年07月
翠は、パーラーのテーブルで菊池敏雄( 河本準一 )からプロポーズされる。
「 君ももう27だし、そろそろ家に落ち着いた方がいいんじゃないかな?」
「 遠藤 」の表札が出ている家が映る。
えロ小説家の遠藤壮太郎と編集者の翠はアイスキャンディを食べながら
翠がされたプロポーズの話をする。
翠が勤める東京文化出版の事務所で野次を飛ばした男と殴り合いになる翠。
上司「 男とか女とか言う前に面倒臭えな、お前は。」
「 トリスバー裏窓 」と言うバーで、菊池敏雄と翠は一緒に飲む。
翠は荒れている。
翠 「 辞めちゃおうかしら。」
敏雄「 辞めましょう。そうですよ。 辞めましょう。」
翠 「 何で私が辞めなくちゃいけないのよ!」
小説家の遠藤の家で翠は遠藤と台所で料理をしながら話をする。
翠は、やはり荒れた態度。
翠 「 先生も官能小説ばかり書いていないで、純文学に戻ったらどうですか?
先生の小説、好きでしたよ。」
すると遠藤は不機嫌になる。
「 もう帰ってくれないかな。 君が居ると気が散るんだよ。」
「 西花堂 」 駅を降りる翠。
翠が実家に帰ると、姉の薫( 竹内結子 )が庭にホースで水やりをしている。
翠と慧は電話で話をしている。「 明日には帰って来るって。」
翠と姉の薫は浴衣を着て縁日に出掛ける。
川に蛍が飛んでいる。
薫「 あの人、こんな感じの所にいるのかしら? 」
翠「 姉さん、寂しくな~い?
お見合いの話、全部断っているんでしょ? 」
薫と夫の真中博の新婚旅行の回想シーンが始まる。
以下、後編に続く。→ http://nihedon.hama1.jp/e929761.html
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Posted by ニヘドン at 18:37│Comments(0)
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