2011年03月27日
「ラースと、その彼女」・後半
この記事は「 ラースと、その彼女 」・前半の続きです。
前半は、此方でお読み下さい。
→ http://nihedon.hama1.jp/e875524.html
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ドクター 「 カリンの話は? 」
ラース 「 She's very nice, but ...カリンが心配です。問題を抱えている。
彼女は、いつも不安だから、いつも誰かを抱き締めようとする。
でも、そうされる事が嫌いな人もいる。」
ドクター 「 抱き締められると気持ちがいいわ。」
ラース 「 ビリビリして痛い。ビアンカは別だけど。」
ドクターは事務所でジャムサンドを食べている。
ラースの腕に触わるドクター。
ラースは痛みを感じる。
夜、ラースはビアンカの車椅子を押して、シンディのパーティーにやって来る。
部屋の中からは音楽と人々のざわめきが聞こえて来る。
呼び鈴を押すラース。
シンディが応対に出る。「 Welcome, Mr. Sunshine ! 」
シンディの夫は、ビアンカを前に固まってしまう。
ダンディーなスーツ姿のラース。
パーティー客の男 「 異常だ。エロ人形に恋してる。」
女の子達はビアンカの髪型について話をしている。
女性 「 男はロングが好きよ。」
男性 「 ビアンカは最高に セクシーだ。 他の男に目移りもしない。
身体も柔らかいのか?」
シンディはオーディオのボリュームを大きくして、ダンスタイムが始まる。
シンディの夫は、ビアンカの車椅子を揺らしてダンスをする。
ラースは車を運転して自宅に帰る。
車の中でラースはビアンカに語りかける。
「 凄く幸せだよ。」
雪原に風がビュービューと吹き渡る。
ラースは家の中でビアンカに本を読んで聞かせる。
ビアンカはベッドの上で胡座( あぐら )をかいている。
ラースはビアンカを、自分の両親の墓に連れて行く。
墓石には父の名のポールと母の名のエリノアの文字が刻まれている。
ダグバー・バーマン先生のクリニック。
ドクターはラースの右腕に掴まる。
ドクター 「 pain ? 」
ラースはお構い無しに自分の質問をドクターにぶつける。
「 子供は欲しいですか? 」
ドクター 「 Yes. でも子供は産めないの。」
ラース 「 それは悲し過ぎる。ビアンカもです。」
ラースの母親は、ラースを産んだ時に亡くなった。
ドクター 「 あの頃から医学は進歩したのよ。」
パニックになって呼吸が乱れるラース。
ラース 「 お産はとても危険だから。」
ドクターはラースを座らせ、深呼吸をさせる。
ラースはビアンカをショッピングモールに連れて行く。
ビアンカがブティックでバイトをする話が決まる。
教会ではビアンカにボランティアを頼む。
夜、カリンがガレージを見ると、ラースとビアンカがダンスをしていた。
ガス 「 あいつ、治らないんだろう?」
カリン 「 多分ね。」
ガス 「 どう言えば…。 俺は余りにも早く、この家を出たんだ。
あいつの幸せは箱入りの恋人だけ。」
自販機でジャンクフードを買うラース。
ラースは椅子に座って、マーゴと同僚が楽しそうに話す様子を見ている。
ラースが帰宅するとビアンカは2階に居て、パーティーに行く支度をしていた。
ラースはカリンに 「 悪いけど、二人にしてくれない。」と言う。
そしてビアンカに言う。
「 君は僕のガールフレンドだ。
僕のスケジュールに合わせてくれないと。」
カリン 「 喧嘩なんて初めてだわ。」
ビアンカを独占しようとしたラースに説教をして、ビアンカをパーティーに連れて行くコミュニティのおばさん。
ラースは怒りながら薪割りをする。
カリン 「 この町の多くの人が、ビアンカの為に努力している。
何故だか分かる? あなたが好きだからよ。
Bianca is a big big girl. みんな、貴方の為なのよ。」
ガス 「 ビアンカを寝かすよ。」
ラース 「 これからは俺が寝かせるよ。色々有って……。」
ガス 「 お前に任せるよ。」
ラース 「 ガス。 Thank you. 世話になってる。」
ガスはカリンに尋ねる。「 何か有ったのか?」
カリン「 大喧嘩したの。」
ラースの会社で。
マーゴ 「 エリックよ。」
ラースは食パンを齧って、口をもごもごさせている。
ラースは激しく貧乏ゆすりをする。
ラースはマーゴの後ろに立つ。
マーゴ 「 Yes? 」
ラースは無言で立ち去ってしまう。
ダグバー・バーマン先生の診察室。
ラース 「 先週、プロポーズしたんです。」
ドクター 「 Congratulations ! When's happy day? 」
ラース 「 答えはノーだったんです。」
ドクター 「 Oh …。 」
ラースは野原に停めた車の中で叫ぶ。
ラースは湖の畔にビアンカと共に腰を下ろす。
ラースはガスに言う。
「 彼女の国では大人になる儀式が有って、それを通過して初めて大人になれるんだ。」
ブザーが鳴りる。 誰かが訪ねて来たようだ。 ガスは出て行く。
地下室の洗濯機から洗濯物を出すガス。
( アメリカの一軒家は、何故か洗濯室は地下に有る。)
そこへラースがやって来る。
ガス「 人に冷たくしない事。 自分の過ちは認める事。 それが大人だよ。」
( うわあ。 この台詞を、あの御大層な御仁に聞かせてやりたい!
まあ、聞かせてやっても、自分への当て付けだなんて、これっぽっちも
思わないでしょうけど。)
ガス「 親父は俺達を孤児院に入れても良かった。
でもそれをせず、1人で俺達を育てた。
Even if he has a broken heart.」
ラースの会社。
マーゴは同僚のエリックのアクション・フィギュアを隠したのだが、
その仕返しに、大事なテディ・ベアの首に電気コードを巻かれてしまった。
( 会社で働いているのだから、一応社会人の筈なんだけれども
この幼稚さは一体何?
ま、永遠の幼稚園児みたいな二へドンが言えた義理ではございませんが。)
マーゴは椅子に座って泣き、ラースに言う。「 エリックと別れたの。」
ラースはぬいぐるみの熊の首からコードを外し、心臓マッサージと人口呼吸をする。
息を吹き返すジェスチャーをするラースに思わず笑うマーゴ。
マーゴはラースに金曜日にデートをしないかと持ちかける。
ラース 「 ビアンカを家に送れば出られるよ。 僕1人なら。」
それを聞いて喜ぶマーゴ。
金曜日にラースとマーゴはボウリングに行く。
マーゴはストライクを出す。
ラース「 ナイスショット!」
今度はラースが投げる。 ボールは隣りのレーンに転がり出て、しかも、ガーター。
マーゴ「 スピン掛け過ぎよ。」
そこへ3人の男共がやって来たが、ボウリング場のレーンはいっぱいだと断られる。
そこで彼等は、ラースとマーゴのレーンに合流する。
5人共、一緒にとても楽しそうにプレイをする。
ボウリングが終わり、ラースはマーゴに言う。
「 誤解しないで欲しいんだ。 ビアンカを裏切る事は出来ないよ。
愛する人を裏切るなんて、大人の男のする事じゃないから。」
外に出る2人。 外は粉雪が舞っている。
ラース「 もう冬は終わりかと。」
マーゴに右手を出すラース。 マーゴも右手を出し、握手をする。
マーゴ「 Good night, Lars.」
ドクターのクリニック。
ラース 「 治療が効いているのか、分からないよ。
What do you think? 」
ドクター 「 I don’t know. I’m sorry. 」
ラース 「 物凄く辛いんです。
彼女は僕を愛しているけれども、プロポーズにはノーだったり、
何も答えなかったり。」
ドクター 「 Nothing? 」
ベッドに横になっているビアンカの額をタオルで拭くラース。
ラース 「 具合はどう?」
ガスがビアンカの部屋のドア開ける。 ビアンカは寝ている。
早朝、「 起きてくれ!!」とラースが大絶叫する。
ビアンカは意識不明の状態に陥っていた。
救急車を呼び、ビアンカは病院に運ばれる。
病院にバーマン先生が呼ばれる。
ドクター 「 She is very sick.
ラース 「 She’s gonna die.」
カリンとガスは何も言えない。
会社ではシンディがマーゴにビアンカの急病を知らせる。
病院のカフェテリアで、ガス、カリン、ドクターの3人が相談をする。
ドクター 「 これは彼が決めているのです。 ビアンカが死にそうだと。」
壁も天井もピンク色の pink room でラースはビアンカと一緒に寝る。
朝、家の呼び鈴が鳴り、ラースが外に出ると、
玄関ポーチに花や写真やキャンドルが沢山置かれていた。
町の人々が家にやって来て、ラースに食事を与える。
ガスとカリンは無理やり映画に行かされた。
町のお婆ちゃん達は、ラースの家で編み物をしたり、刺繍をしたりしている。
ビアンカの部屋のドアがノックされ、ガスとカリンが顔を覗かせる。
カリン 「 湖へ行くけど、一緒に行く?」
カリン、ガス、ラース、ビアンカの4人で湖へ行く。
ラースはビアンカの唇にキスをして泣く。
ラースはビアンカの肩に顔を埋めて泣きじゃくる。
中座したガスとカリンがラースの所に戻って来ると、ラースはビアンカを抱いて
湖の水の中に入って泣いていた。
教会。
牧師「 ラースが黒を着ないでくれと。 何故なら、普通に行いたいからと。
She was a teacher. She was a lesson in courage. 」
むせび泣くラース。
ラースの格好は白いセーターの上に黒いジャケット。
ジャケットの胸ポケットにはピンクのカーネーションの花が挿してある。
お墓に町の人々が集まって来る。 その中にはドクターの姿も有った。
ドクターはガスに声を掛ける。「 Are you OK? 」
ガス「 あいつを見直した。 先生にお礼を言わなくては。」
お墓の前に佇むラースの横に立つマーゴ。
ラース「 悲しみは時が癒してくれる。」
マーゴ「 私もそう思うわ。 でも彼女みたいな人は居ないわ。
・・・ 私達もそろそろ皆んなの所へ。」
ラース「 少し歩く? 」
マーゴ 「 Yes. 」
*****************************
この映画を観てから丸々2年が経過してから、やっと記事を最後まで
完成する事が出来ました。
記事を書き上げながら、映画を思い起こして感じました。
「 やっぱりこの映画は素晴らしい! 」
キチガイは排除しようとする日本の社会。
それに対してラースの町の人々は、ビアンカを生きている人として
付き合ってあげる。
ラースが大人になるのを、じっと付き合って見守ってあげる。
こんな最高のおとぎ話が有るでしょうか?
この映画はカナダのトロントでロケが行なわれた様ですが、
しっとりとした田舎町が、又実に良いのです。
この映画をまだ観ていない人は、是非DVDで観て下さいねー。
***** 「 「ラースと、その彼女」・後半 」・ 完 *****
前半は、此方でお読み下さい。
→ http://nihedon.hama1.jp/e875524.html
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ドクター 「 カリンの話は? 」
ラース 「 She's very nice, but ...カリンが心配です。問題を抱えている。
彼女は、いつも不安だから、いつも誰かを抱き締めようとする。
でも、そうされる事が嫌いな人もいる。」
ドクター 「 抱き締められると気持ちがいいわ。」
ラース 「 ビリビリして痛い。ビアンカは別だけど。」
ドクターは事務所でジャムサンドを食べている。
ラースの腕に触わるドクター。
ラースは痛みを感じる。
夜、ラースはビアンカの車椅子を押して、シンディのパーティーにやって来る。
部屋の中からは音楽と人々のざわめきが聞こえて来る。
呼び鈴を押すラース。
シンディが応対に出る。「 Welcome, Mr. Sunshine ! 」
シンディの夫は、ビアンカを前に固まってしまう。
ダンディーなスーツ姿のラース。
パーティー客の男 「 異常だ。エロ人形に恋してる。」
女の子達はビアンカの髪型について話をしている。
女性 「 男はロングが好きよ。」
男性 「 ビアンカは最高に セクシーだ。 他の男に目移りもしない。
身体も柔らかいのか?」
シンディはオーディオのボリュームを大きくして、ダンスタイムが始まる。
シンディの夫は、ビアンカの車椅子を揺らしてダンスをする。
ラースは車を運転して自宅に帰る。
車の中でラースはビアンカに語りかける。
「 凄く幸せだよ。」
雪原に風がビュービューと吹き渡る。
ラースは家の中でビアンカに本を読んで聞かせる。
ビアンカはベッドの上で胡座( あぐら )をかいている。
ラースはビアンカを、自分の両親の墓に連れて行く。
墓石には父の名のポールと母の名のエリノアの文字が刻まれている。
ダグバー・バーマン先生のクリニック。
ドクターはラースの右腕に掴まる。
ドクター 「 pain ? 」
ラースはお構い無しに自分の質問をドクターにぶつける。
「 子供は欲しいですか? 」
ドクター 「 Yes. でも子供は産めないの。」
ラース 「 それは悲し過ぎる。ビアンカもです。」
ラースの母親は、ラースを産んだ時に亡くなった。
ドクター 「 あの頃から医学は進歩したのよ。」
パニックになって呼吸が乱れるラース。
ラース 「 お産はとても危険だから。」
ドクターはラースを座らせ、深呼吸をさせる。
ラースはビアンカをショッピングモールに連れて行く。
ビアンカがブティックでバイトをする話が決まる。
教会ではビアンカにボランティアを頼む。
夜、カリンがガレージを見ると、ラースとビアンカがダンスをしていた。
ガス 「 あいつ、治らないんだろう?」
カリン 「 多分ね。」
ガス 「 どう言えば…。 俺は余りにも早く、この家を出たんだ。
あいつの幸せは箱入りの恋人だけ。」
自販機でジャンクフードを買うラース。
ラースは椅子に座って、マーゴと同僚が楽しそうに話す様子を見ている。
ラースが帰宅するとビアンカは2階に居て、パーティーに行く支度をしていた。
ラースはカリンに 「 悪いけど、二人にしてくれない。」と言う。
そしてビアンカに言う。
「 君は僕のガールフレンドだ。
僕のスケジュールに合わせてくれないと。」
カリン 「 喧嘩なんて初めてだわ。」
ビアンカを独占しようとしたラースに説教をして、ビアンカをパーティーに連れて行くコミュニティのおばさん。
ラースは怒りながら薪割りをする。
カリン 「 この町の多くの人が、ビアンカの為に努力している。
何故だか分かる? あなたが好きだからよ。
Bianca is a big big girl. みんな、貴方の為なのよ。」
ガス 「 ビアンカを寝かすよ。」
ラース 「 これからは俺が寝かせるよ。色々有って……。」
ガス 「 お前に任せるよ。」
ラース 「 ガス。 Thank you. 世話になってる。」
ガスはカリンに尋ねる。「 何か有ったのか?」
カリン「 大喧嘩したの。」
ラースの会社で。
マーゴ 「 エリックよ。」
ラースは食パンを齧って、口をもごもごさせている。
ラースは激しく貧乏ゆすりをする。
ラースはマーゴの後ろに立つ。
マーゴ 「 Yes? 」
ラースは無言で立ち去ってしまう。
ダグバー・バーマン先生の診察室。
ラース 「 先週、プロポーズしたんです。」
ドクター 「 Congratulations ! When's happy day? 」
ラース 「 答えはノーだったんです。」
ドクター 「 Oh …。 」
ラースは野原に停めた車の中で叫ぶ。
ラースは湖の畔にビアンカと共に腰を下ろす。
ラースはガスに言う。
「 彼女の国では大人になる儀式が有って、それを通過して初めて大人になれるんだ。」
ブザーが鳴りる。 誰かが訪ねて来たようだ。 ガスは出て行く。
地下室の洗濯機から洗濯物を出すガス。
( アメリカの一軒家は、何故か洗濯室は地下に有る。)
そこへラースがやって来る。
ガス「 人に冷たくしない事。 自分の過ちは認める事。 それが大人だよ。」
( うわあ。 この台詞を、あの御大層な御仁に聞かせてやりたい!
まあ、聞かせてやっても、自分への当て付けだなんて、これっぽっちも
思わないでしょうけど。)
ガス「 親父は俺達を孤児院に入れても良かった。
でもそれをせず、1人で俺達を育てた。
Even if he has a broken heart.」
ラースの会社。
マーゴは同僚のエリックのアクション・フィギュアを隠したのだが、
その仕返しに、大事なテディ・ベアの首に電気コードを巻かれてしまった。
( 会社で働いているのだから、一応社会人の筈なんだけれども
この幼稚さは一体何?
ま、永遠の幼稚園児みたいな二へドンが言えた義理ではございませんが。)
マーゴは椅子に座って泣き、ラースに言う。「 エリックと別れたの。」
ラースはぬいぐるみの熊の首からコードを外し、心臓マッサージと人口呼吸をする。
息を吹き返すジェスチャーをするラースに思わず笑うマーゴ。
マーゴはラースに金曜日にデートをしないかと持ちかける。
ラース 「 ビアンカを家に送れば出られるよ。 僕1人なら。」
それを聞いて喜ぶマーゴ。
金曜日にラースとマーゴはボウリングに行く。
マーゴはストライクを出す。
ラース「 ナイスショット!」
今度はラースが投げる。 ボールは隣りのレーンに転がり出て、しかも、ガーター。
マーゴ「 スピン掛け過ぎよ。」
そこへ3人の男共がやって来たが、ボウリング場のレーンはいっぱいだと断られる。
そこで彼等は、ラースとマーゴのレーンに合流する。
5人共、一緒にとても楽しそうにプレイをする。
ボウリングが終わり、ラースはマーゴに言う。
「 誤解しないで欲しいんだ。 ビアンカを裏切る事は出来ないよ。
愛する人を裏切るなんて、大人の男のする事じゃないから。」
外に出る2人。 外は粉雪が舞っている。
ラース「 もう冬は終わりかと。」
マーゴに右手を出すラース。 マーゴも右手を出し、握手をする。
マーゴ「 Good night, Lars.」
ドクターのクリニック。
ラース 「 治療が効いているのか、分からないよ。
What do you think? 」
ドクター 「 I don’t know. I’m sorry. 」
ラース 「 物凄く辛いんです。
彼女は僕を愛しているけれども、プロポーズにはノーだったり、
何も答えなかったり。」
ドクター 「 Nothing? 」
ベッドに横になっているビアンカの額をタオルで拭くラース。
ラース 「 具合はどう?」
ガスがビアンカの部屋のドア開ける。 ビアンカは寝ている。
早朝、「 起きてくれ!!」とラースが大絶叫する。
ビアンカは意識不明の状態に陥っていた。
救急車を呼び、ビアンカは病院に運ばれる。
病院にバーマン先生が呼ばれる。
ドクター 「 She is very sick.
ラース 「 She’s gonna die.」
カリンとガスは何も言えない。
会社ではシンディがマーゴにビアンカの急病を知らせる。
病院のカフェテリアで、ガス、カリン、ドクターの3人が相談をする。
ドクター 「 これは彼が決めているのです。 ビアンカが死にそうだと。」
壁も天井もピンク色の pink room でラースはビアンカと一緒に寝る。
朝、家の呼び鈴が鳴り、ラースが外に出ると、
玄関ポーチに花や写真やキャンドルが沢山置かれていた。
町の人々が家にやって来て、ラースに食事を与える。
ガスとカリンは無理やり映画に行かされた。
町のお婆ちゃん達は、ラースの家で編み物をしたり、刺繍をしたりしている。
ビアンカの部屋のドアがノックされ、ガスとカリンが顔を覗かせる。
カリン 「 湖へ行くけど、一緒に行く?」
カリン、ガス、ラース、ビアンカの4人で湖へ行く。
ラースはビアンカの唇にキスをして泣く。
ラースはビアンカの肩に顔を埋めて泣きじゃくる。
中座したガスとカリンがラースの所に戻って来ると、ラースはビアンカを抱いて
湖の水の中に入って泣いていた。
教会。
牧師「 ラースが黒を着ないでくれと。 何故なら、普通に行いたいからと。
She was a teacher. She was a lesson in courage. 」
むせび泣くラース。
ラースの格好は白いセーターの上に黒いジャケット。
ジャケットの胸ポケットにはピンクのカーネーションの花が挿してある。
お墓に町の人々が集まって来る。 その中にはドクターの姿も有った。
ドクターはガスに声を掛ける。「 Are you OK? 」
ガス「 あいつを見直した。 先生にお礼を言わなくては。」
お墓の前に佇むラースの横に立つマーゴ。
ラース「 悲しみは時が癒してくれる。」
マーゴ「 私もそう思うわ。 でも彼女みたいな人は居ないわ。
・・・ 私達もそろそろ皆んなの所へ。」
ラース「 少し歩く? 」
マーゴ 「 Yes. 」
*****************************
この映画を観てから丸々2年が経過してから、やっと記事を最後まで
完成する事が出来ました。
記事を書き上げながら、映画を思い起こして感じました。
「 やっぱりこの映画は素晴らしい! 」
キチガイは排除しようとする日本の社会。
それに対してラースの町の人々は、ビアンカを生きている人として
付き合ってあげる。
ラースが大人になるのを、じっと付き合って見守ってあげる。
こんな最高のおとぎ話が有るでしょうか?
この映画はカナダのトロントでロケが行なわれた様ですが、
しっとりとした田舎町が、又実に良いのです。
この映画をまだ観ていない人は、是非DVDで観て下さいねー。
***** 「 「ラースと、その彼女」・後半 」・ 完 *****
Posted by ニヘドン at 17:46│Comments(0)
│映画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。