2009年06月14日

コブズ・クァルテット “ トレップ ”

2008年05月25日(日)

大阪国際室内楽フェスタ・予選

B - 1
Entry # 617
グループ名 : コブズ・クァルテット “ トレップ ”
参加国 : カザフスタン
メンバー : アルマット・サイザン / コブズ他
ガウハル・クリシュベコヴァ / コブズ他
  ザリナ・マカノヴァ / コブズ他
アルクアット・カザクバイエフ / コブズ他
プロフィール : 2003年10月に結成。カザフスタンに公式訪問で訪れた様々な招待客を招いた一流のホールで公演し、大成功を収めた。
2005年にはカザフスタン、アスタナ市で行われた国際フェスティバル、“ シャビット・インスピレーション ”や、オーストラリア、シドニーの国際フェスティバルに参加。
2006年にはスペインの“ アジア ”国際フェスティバルに参加し、バルセロナ演劇学校やマドリッドの芸術文化センターなどでコンサートを行った。

予選演奏曲目 : カザフスタン民謡 / クイ
K.シデバイェフ / カラケメール
A.カザクバイエフ / インスピレーション、タティンベットのメロディ
カザフスタン民謡 / 輝くバヤン
N.トレンディェフ / 白鳥

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

このグループは、名前と顔が一致しません。(^_^;)
カザフスタンの方の名前は、どれが男性名でどれが女性名かすらも分からないのです。

男性2人は東洋人の容貌をしており、女性2人はロシア人の血が入っているでしょ?と思える程に彫りが深い顔立ちをしています。

1曲目はカザフスタン民謡の「 クイ 」です。
琴のミニサイズみたいな楽器を女性2名が担当し、コブズを男性2名が担当します。
コブズは二こを小さくした様な楽器です。
男性達は白いシャツの上に紺色のベルベットのスーツを着ています。
女性達は鮮やかなロイヤルブルーのロングスカートです。
上衣は民族調のデザインです。
彼女達の衣装を一言で何と表現したら良いのだろう。
モンゴルっぽくもあるし、兎に角エキゾチック。

コブズの音色は、淡い音を長く長く引きずる様に伸ばして行きます。
ウェットな感性の持ち主には、これは堪まりません!
もし、今後、死ねまでの間に、1つの楽器の音しか聞いちゃ駄目と言われたら、ニヘドンはこのコブズを選びたいと思います。
ツボに嵌りました。
コンクール入選までには至らないかもしれないけれど、世界の音楽シーンの1つの在り方として、ずっと大切にして行きたいクァルテットだと思いました。

2曲目は、「 カラケメール 」と云うテンポの速い軽快な曲です。
左端の男性は、( 名前は何と云うのだろうか? ) 口でくわえて、指で弾じく小さな楽器に持ち替えて演奏しました。

次の曲は、「 インスピレーション、タティンベットのメロディ 」です。
子守歌の様に人々をリラックスさせます。
昼ご飯の後じゃなくて良かったー!!
お腹いっぱいの状態で、こんな気持ちの良い音楽を聞いたら、テキメンに深〜い眠りの世界に誘なわれてしまうでしょう。

4人の奏者達も左右に身体を揺らしてシンクロするから、それを見ていると思わず催眠状態に…?
最初は4人のメンバー全員がコブズを演奏していました。
ゆっくりのテンポの前半からガラリとテンポ・アップしました。
途中で女性が1人、手の平に隠れてしまう様な小さい笛を吹きます。
生憎二へドンは民族楽器の名前は皆目分からないので何の楽器だかは分かりません。
又、最後にテンポが戻り、そっと音楽が終わりました。
この「 そっと 」感が胸をキューンとさせます。

4曲目がカザフスタン民謡の「 輝くパヤン 」です。
左端の男性1人が、コブズでしばらく風の音を奏でます。
身体中の血がザワザワしました。
木のドアが開く音、動物達の咆哮・・・・・・・大自然の音をたった1台の楽器で見事に現わします。
凄い表現力。
こうして聞くと、弦楽器の音は、大自然の音に1番近いのかもしれないと思いました。
楽器は音を出すのではないのですね。 楽器は喋るんですよ。
二胡で馬の嘶きを演奏するのを聞いた事があって、その時にも余りにも本物の馬の嘶きに
聞こえたのでたまげた余りついつい笑ってしまいましたが・・・・。

最後は「 白鳥 」です。 
サン=サーンスの白鳥ではなく、N.トレンディエフという人の作曲です。
4人全員でビヨン、ビヨンと、弦を弾いて不思議な音でホールを満たして行きます。
右端の男性が時折、パーカッションも担当します。
今までの4曲は、ウェットな音色を聞かせてくれましたが、この曲は勇猛な闘いの歌という感じです。
女性の歌声も入り、カザフスタンへの郷愁もたっぷり感じちゃいます。

ニヘドンは、民族的なものは意識的に保存していくべきだと考えているので、
このコブズ・クァルテット “ トレップ ” には、何とか決勝戦まで残ってもらいたかったのです。
ニヘドンの祈りも空しく、彼らは予選で落ちてしまいました。
残念ですが、またの機会に是非来日公演をしてもらいたいなあ・・・・。

100点満点中80点。

***** 「 コブズ・クァルテット “ トレップ ” 」 ****************


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Posted by ニヘドン at 20:44│Comments(0)コンサート
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