2007年11月25日
11/24トリオ・リベルタKAMOMELIVE 第1部・前半

レポは小出しに進みます。明日はバイオリン初心者が100人集まって不協和音をがなり立て、講師の先生の胃に穴を開けると言うスペシャル・イベントに参加し、その足でバイトに行きますので、ブログ更新はまず無理でしょう。取り敢えず曲目だけアップしておきます。
日時 ::2007年11月24日(土)
開場 17:00
開演 18:00
料金 ::¥ 4,000.-
別途ドリンク代が必要
出演 : トリオ・リベルタ
ピアノ - 中岡太志
ヴァイオリン - 石田泰尚
サックス - 松原孝政
ゲスト クラリネット - 斎藤雄介
演目 : リチャード・ロジャース / My Favorite Thing
エンニオ・モリコーネ / ニュー・シネマ・パラダイス メドレー
ラルフ・ラブランド / Song From a Secret Garden
ラルフ・ラブランド / イーラン
ピアソラ / ブエノスアイレスの冬
ピアソラ / 鮫
チック・コリア / スペイン
レクォーナ / マラゲーニャ
休 憩 2 5 分
ピアソラ / ミケランジェロ70
ピアソラ / 天使のミロンガ
ピアソラ / ミロンガ・ピカレスク
ラウレンス / 我が愛のミロンガ
ビジョルド / エル・チョクロ
ピアソラ / むかしむかし
ピアソラ / フーガと神秘
ピアソラ / レオノーラの愛のテーマ
ピアソラ / 五重奏の為の協奏曲
アンコール ロドリゲス / ラ・クンパルシータ
ピアソラ / ミロンガ・ピカレスク
ピアソラ / リベルタンゴ
************************************
18:16 いよいよ開演です。 店内のライトが落ち、薄暗がりの中、リベルタの3人が入って来ました。
まず、松原さんが白いシャツに黒いズボンでアルトサックスを抱えて登場。 控えめな笑顔で客席に何度も軽く会釈をしながら定位置につきます。 次に入って来たのが二へドンの心のダ~リン石田様。 黒いブラウスに、白い細いパイピングのラインが2本入っています。 ズボンは黒です。 中岡さんは白いシャツに黒いズボンです。 あっら~。 悶ぺ。ちゃんが悶える腕まくりを
しています。 石田~リンと中岡さんはシルバーネックレスをしているのですが、ヘッドがよく見えません。 あまり彼らの胸元を燃える様な目で見詰めると、彼らが怯えて演奏に悪影響が出るといけないので、調査は後ほど、個人的に!?
石田様のアクセは、いつもの通り。 このページから初めて「ドンドン日記」を読む方の為に一応書いておくと、右耳にゴールドの揺ら揺らピアス。 左耳は青い四角い石のイァクリップ。 右手首はピンクと白のバンド。 左手首は黄白色の数珠ブレス。
そしてですね、今日は静かな大事件が起こったのです。 その大事件はコトリとも物音一つ立てず、静かに追っかけファン達の心に疑惑とジェラシーのどす黒い影を芽生えさせたのです。 石田様の・・・・・・ ( ああ、こんな事、書いちゃっていいのでしょうか?) ごくり。 い・・・・石田様の・・・・ ちょちょっと、待って、一口お水を飲ませて。 ゴクリ。 はあ~。
あのですね・・・・。 あの・・・・・・・ ( 本当にこんな事書いちゃって良いのでしょうか? ) あの・・・あの・・・・。
石田様の右手中指に、いつもは無い・・・・・・ある物が・・・・・・ある物がある~!!
指にある物と言えば・・・・それは何ですね。 指の上でペット飼ってるヴァイオリニストはあまり いませんよね、多分。
つまりそれは、指輪だったのです。 それが、長淵剛リングとか、そういう代物だったら、まあ理解の範疇なのですが、
黒っぽく光る、その指輪は、ビーズの指輪に見えました。 石田様が市販のピーズの指輪を買うとは、ちょっと思えません。
パチンコ屋の景品交換所に置いてあるとも思えません。 二へドンも時々、自分でビーズ・アクセ作りますし、友達も複数の人は作ります。 そんな様子を見ていて出した結論。 あの石田様の指輪は、どこかの女が作ったものだ!!
市販の物ではない事は確かだ!! 二へドン、45年も女をやっていると、こういう時の勘は、めちゃめちゃ真実に肉迫するのよね。 実は休憩中、前のテーブルではこの指輪の話題で持ちきりだった。 「 お母様が作ったんじゃない? 」 いや、二へドンの第六感は、それを否定する。 だったらもっと早く指輪をしていたと思う。 世の中のビーズブームが下火になった昨今、どこの誰が作って石田様に渡したのか? いくら私たちが、かぶりつき席(俗に言うK席)でも、指輪の詳細までは分からないのです。同じテーブルになった、kaorukko さんは、メタルの指輪であると、イラストまで描いて説明してくれました。
結論から言うと、それはビーズの指輪だったのです。 でもここでは、この指輪事件の顛末は語りません。
この先、ドキドキしながら、読んで行って下さい。 次のコンサートで、みんながお行儀良く静かに聴けたら、ご褒美に真実を
語って差し上げましょう。 贈り主は二へドンなんてオチにはなりませんからご安心を。
第1曲目はリチャード・ロジャースの “My Favorite Things”。 プログラムが無いライブハウスで、いきなり音を出され
「 ああ!これか!この曲を演ってくれるのかああああ!!」と衝撃と感動がボワン!と一気に押し寄せて来ます。
大体どの演奏会でも、時間が経ってから振り返ってみると、一番最後の曲が盛り上がりは最高なんですが、一番最初のガツンと来るのも すごく好きだなあ。 この曲もリズミカルで聴いてる方はノリノリで楽しいのですが、演る方は大変ですよ。
実は二へドン、このリベルタの演奏会の1週間後にヴァイオリンのレッスンで同じ曲を練習する事になり、運命を感じました。
石田様が二へドンに見本を見せてくれる為に、わざわざこの曲を演奏してくれたのかな? なんて思っちまいました。
二へドンの楽譜にはテンポ180と書かれています。 180!? 石田様なら何の問題もないでしょうが、ヴァイオリン暦1年3ヶ月の二へドンには、この速さは有り得ない!! は・・・速! ついていけないですうううう!!!
もう1度見たいです。 二へドンが出来ない部分を石田様がどの様に弾いていたのか、もう1度ガン見したいです!!
しかもこれ、3つの楽器の音の重なり具合がとても心地よい。 まあ、元々、複雑な音の重なりの無いシンプルな曲なんだけれども、それにしても リベルタ格好良過ぎ。
しかしクラシックな石田様は格好良くて、タンゴな石田様はエロ格好良くて、ジャズな石田様は「おされ」だよね。
前日に引き続きのりベルタ演奏会で、もう「初めて」という感動は無いかな・・・なんて思ったら、とんでもありません!!
リベルタは いつも、こちらの予想を遥かに上回る感動を与えてくれるのです。
“ My Favorite Things ” 1曲目、良かったです。 ガツンと来ました。 きっと二へドンの記憶にいつまでも残る名演奏の1つになるでしょう。 ( アルツハイマーになっても! )
中岡さんがマイクを持ちます。
「 ありがとうございます。 今日は、ようこそリベルタの演奏会にお越しいただきました。
今日がトリオ・リベルタ年内最後の演奏会になります。 リベルタは、最初はピアソラの曲を演っていたのですが、新しい曲も
どんどん開拓していって、今日も新しい曲、久し振りの曲、いろいろ演りますので、どうぞ最後までライブハウスでの演奏を
お楽しみ下さい。 今年はピアソラ以外の曲に取り組んで、リベルタに取って、大きな1年だったと思っています。」
そして2曲目が「ニューシネマパラダイス・メドレー」です。
音は昨日よりも格段に良くなっています。 深みも、ピアノのメロディも、サックスの落ち着きも、
ヴァイオリンの悩ましさも最高潮!
石田様が精悍な顔で演奏を続けています。 指輪に続きもう一つ裏話をしちゃうと、昨夜ライブを終えて午前は休養かと思いきや、石田様は今朝も早く起きて、お仕事に行かれたのよ。 多分録音の仕事だったと想像します。
石田様が KAMOMEに到着したのが 15:18。 そしてすぐ合わせですから。 本当にお仕事お好きですよね。
休む間も無い連日の演奏の疲れを全く感じさせない石田様のパフォーマンスにただただ圧倒される二へドンでありました。
リベルタの演奏は今年最後という意識がそうさせるのか、はたまたリベルタが円熟の極みに達したのか、ただ満足。
聴いている方は、ただ満足の幸福な時間を過ごしました。
ピアノのソロ・パートでは、石田様は左手を腰に当てて右手にヴァイオリンを持ってじっと下を向いています。
二へドンもピアノの音をBGMに、石田様をじーっと見つめました。 あれ? いつも左耳にしているクリップが水色と赤の2つなのに、今日は水色の方1個だけだよ。 赤いのはどうしちゃったんだろう?
しかし、石田様、午前中から仕事をして来たとは思えぬ機嫌の良さなんですけど・・・・。
昨日よりヴァイオリンに対する愛が感じられます。 おお! 「左手くるりん」が出ました!! 本日初でございます!!
もう石田様は、毎日たくさんヴァイオリンを弾かないと、生きていけない身体になっちゃったのでしょうね。
中岡さんがマイクを持ちます。 「ありがとうございます。 今年 リベルタはいろいろなジャンルの曲を演りまして、これをまた
来年演ると思うと、そうではないので、その時々の演奏をお楽しみいただければと思います。」
だから、ファンとしては、リベルタが演奏した曲のCDが、何が何でも欲しい訳でありますよ!! 中岡さ~ん、プリーズ!!
そんな二へドンの心の叫びも知らずに、中岡さんは、あくまでも甘いナイス・ボイスでMCをする。
「 次の曲はシークレット・ガーデンの 『 Song from a Secret Garden 』 です。 この曲を書いたのはノルウェーの作曲家
ラブランドさんで、荒川静香さんが彼の 『 You raise me up 』 を使った事から有名になりました。
この季節にぴったりのナンバーではないかと思います。 」
中岡さんの喋りはいつ聞いてもうまい!! 読み聞かせをやっている二へドンと致しましては、我が師匠と仰ぎたい位です。
彼の喋りの特長は、新興宗教の教祖様みたいな、演技が先走る事は全くなく、淡々としていて、でも話の内容がぐぐっと
心の中に染み込んでくる、静かな説得力のある迫力があるんですよね。
中岡さんに説教されたら、素直に聞けちゃいそう。
演奏の方は完璧でした。 これぞ癒しの王道!! って感じ。 ただちょっと気になったのは、ピアノとヴァイオリンの演奏中
出番を待つ松原さんが ぬぼ~っと魂の抜けた顔で立っていたんです。 呆けた顔と申しましょうか?
も・・もしかして、疲れてますか、松原さん?
リベルタの演奏をいっぱい聞きたいけれど、 ファン達が演奏家を疲れさせていると言われるのは心外だな。
頑張れ! 頑張ってくれよ~!!
中岡さんがMCをします。 「 皆さんが息を呑んで演奏を聞いていただいているのが、僕も演奏をしながら分かりました。
次に演奏しますのは、先ほどの曲と同じラブランドさんの曲で『イーラン』です。 この曲は『リバーダンス』で使われブレイクしました。 民族色の強いケルティックな音楽をお届けしたいと思います。」
石田様がチューニングをします。 おや? 随分時間がかかっていますね? 最近石田様のチューニングがとっても念入り?糸巻きを仕切りにいじり、アジャスターも、いじっています。
今日は酔っ払っている素振りは全く見せない石田様。( 全く飲んでないとは言わないけれど ) 3曲目までは比較的静かに
叙情的に演奏しておりましたが、この曲で石田様が炸裂だあ!!
9月のKAMOME LIVE で聞いているので、何年か振りに聞くって訳じゃないのに、とっても久し振りに聞いた気がする。
今回は客席の手拍子参加は無し。 ちょいと物足らない気もするが、毎回違った形で聞けるのが面白い。
1回目は突然、心の準備が出来ていなかった客席の人々が手拍子で参戦。ズレズレノタノタの裏拍に出演者引きつったっけ。
2回目は、客席の手拍子は封印された。
3回目は、若振って無理な裏拍参戦はしない事、と言う中岡さんからのお達しがあり、名誉挽回。
中岡さんから 「 よし! 」 と言われ、客席の皆さんはク~ンク~ンと尻尾を振って喜んだんでした。
今日の4回目は、客席の意向は無視でしたが、その分石田様が爆裂してくれたので、ただただ聞いて楽しみました。
「 ふ~ん。 私たちが邪魔をしなければ、こんなカッケぇ演奏になるんだなあ。」と思いながら・・・・。
リベルタの演奏は、音から絵が見える素敵な演奏です。 北イングランドの林を背景に、踊っている人々がKAMOMEに出現していました。
( 何故北イングランドなのかと言うと、単なる二へドンの個人的趣味です。 別にスコットランドでも良いのですが・・。)
絵が見える演奏は、妄想肌の二へドンにぴったりですね。
何だか長過ぎる様な気がするので、 第1部の前半は終了!! 続きは別記事で。
***** 「 11/24トリオ・リベルタKAMOMELIVE 第1部・前半 」 ・ 完 *****
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Posted by ニヘドン at 01:02│Comments(6)
│コンサート
この記事へのコメント
チック・コリアのスペインが!
仕事休んででも、聴きに行くべきでした(号泣)
仕事休んででも、聴きに行くべきでした(号泣)
Posted by ナオ at 2007年11月25日 02:00
> ナオさん。
チック・コリアの 「 スペイン 」は、客席の受けも良かったし、
リベルタの皆さんも好きみたいだから、来年も演奏してくれると思いますよ。 皆で中岡さんにリクエストしよう!!
チック・コリアの 「 スペイン 」は、客席の受けも良かったし、
リベルタの皆さんも好きみたいだから、来年も演奏してくれると思いますよ。 皆で中岡さんにリクエストしよう!!
Posted by ニヘドン at 2007年11月25日 23:07
風邪がふっとぶくらいの癒しの演奏の数々でした。
レポの続きをお待ちしておりますよ。
そうそう、あの 「 黒い指輪 」
石田様も罪作りなお方ですよね。
レポの続きをお待ちしておりますよ。
そうそう、あの 「 黒い指輪 」
石田様も罪作りなお方ですよね。
Posted by マーたん at 2007年12月18日 20:21
> マーたんさん。
ああ、そうでしたね。
あの時、マーたんさん、病み上がりでしたね。
二へドンは馬鹿だから身体だけは大丈夫。
外で並んで待つ特訓で身体鍛えたからね。
石田様は本当に罪作りなお方ですよ。
一体今までに何人の人妻をコンサート会場に走らせたのか?
ああ、そうでしたね。
あの時、マーたんさん、病み上がりでしたね。
二へドンは馬鹿だから身体だけは大丈夫。
外で並んで待つ特訓で身体鍛えたからね。
石田様は本当に罪作りなお方ですよ。
一体今までに何人の人妻をコンサート会場に走らせたのか?
Posted by ニヘドン at 2007年12月18日 22:15
久々に外の空気を吸って、石田様の演奏を聴き、
やっと甦った感じでした。
だから、いつもにも増して石田様のヴァイオリンの音色が沁みましたね。
"(/へ\*)ウゥ…来れて良かったなぁとシミジミ思ったものでした。
やっと甦った感じでした。
だから、いつもにも増して石田様のヴァイオリンの音色が沁みましたね。
"(/へ\*)ウゥ…来れて良かったなぁとシミジミ思ったものでした。
Posted by マーたん at 2007年12月19日 22:12
> マーたんさん。
泣~かした、 泣~かした!
い~しだ様が 泣~かした!!
本当に、何人の女性を泣かせたら気が済むんだ?
私も泣いてるけどさあ・・・・。
泣~かした、 泣~かした!
い~しだ様が 泣~かした!!
本当に、何人の女性を泣かせたら気が済むんだ?
私も泣いてるけどさあ・・・・。
Posted by ニヘドン
at 2007年12月19日 22:21

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