2007年12月17日

12月のヴァイオリンレッスン

「お知らせ」
「第3部・11/23トリオ・リベルタKAMOMEライブ」完成致しました。
(2007年12月17日08:45)

とんだ邪魔が入って、さらにアップするのが遅れましたが、どうぞお読み下さい。



写真はスケールの楽譜。
何やらごちゃごちゃ書き込んでありますが、指番号とか弓のアップ、ダウンの記号とか。
ニヘドン、これが無いとバイオリン弾けないの。(哀)




2007年12月07日(金)
レッスン 43回目 バイオリンを始めて62週目。

テキスト LESSON 10
A Minor メロディック・スケールの練習。
本日の応用練習は、弓を半分だけ使い、2分音符と4分音符で3拍子を刻む。2分音符と4分音符で音の長さが違うから、弓のスピードを変えなければならないのに、まだ身体が覚えてないから、どんどん弓先の方へずれて行ってしまう。
そしてアルペジオの練習。 まだまだチェックされる部分がある。 音符13個に何ヶ月かかっているのだろうね?

レパートリー集からは 「 My Favorite Things 」。 
これは心ときめきます。 トリオ・リベルタが KAMOMEでのリベルタ感謝祭で披露してくれた曲なんですもの。
しかもリベルタと同じ様にジャズ・アレンジだからあ!! 気分はすっかり石田様ですよ! 今日は先週に引き続き
1パートのみ。

2007年12月14日(金)
レッスン44回目。 ヴァイオリンを習い始めて63週目。

まずは指の練習。 左手をグーに握り、真っ直ぐ前に伸ばし、自分の左肩を、肩叩きの要領でこぶしを肩に乗せる。
これを数回繰り返し、腕を90°に曲げた所でストップ。
そのポジションで、手首を振って力を抜いて、手をユルユルにする。
これでヴァイオリンを構えた時の自然な姿勢のイメージトレーニングをする。
ヴァイオリンを構えると直ぐに緊張してしまう二へドンを、先生は意識して下さるのでしょうか。 レッスンの中では頻繁に、このイメージトレーニングを指導して頂けます。 普段ヴァイオリンを弾く時って、楽譜の音符を追うのに必死で、自分の姿勢なんて気に懸けている暇なんて無いんだもん。 イメージトレーニングは大事ですよね。

左こぶしをグーにした時、親指がどの位置に来るかは、人によって違うという事も、先生のお話で初めて知りました。
二へドンは、親指の腹が人差し指の背中に当たります。でも中指の第3関節に被る人もいるそうです。
無意識にグーにした時の指の形が、その人の一番自然な指の形なので、自分で親指の位置を理解していると、ヴァイオリンのネックを握った時にも、自分の無理の無い手の形をキープし易いとの事。

次に弓を持っているイメージで、右手を肘から動かします。 その時左手で、自分の右側の体側を手のひらでベタッと触わります。肩甲骨と腰の中間、背骨の中心から探して行くと分かり易いです。弓を動かす動作は、腕だけが動いて見えますが、実際は背中から動いていると言う、驚愕の事実が分かりました!! 当てた左手が、腰を動かす度に手の下の筋肉がクイクイ動くのを感知します。 う~ん、何かのインタビューで、千住真理子さんが、 「 ヴァイオリンを弾く事は全身運動 」 と言っておりましたが、こういう事だったのですね。 もしかしてヴァイオリン演奏でダイエットが出来る!? だから石田様はあんなに細いのね?
え? 巨デブのヴァイオリニストもいる? ふーむ、きっとそういう人は、演奏で消費する以上に、栄養を摂取しちゃっているのでしょう・・・・。

新しくE線の高いドを使う練習をする。 4の指(小指)を1つ遠くへずらす。シからドへ、1音上がる時は、指を横へスライドさせるのではなく、小指を上から下ろす。 ドからシへ1音下がる時は、E線の上を指を滑らせるように。 今日は二へドンは、指の移動の仕方が大胆過ぎて駄目でした。 要練習。

テキスト LESSON 10 A Minor Melodic Scale
今日のスケール練習は、先程イメージした背中の動きを意識しながら3拍ずつ。
今日は音程が凄く良いって、誉められちゃった。 ふっ、まあ、実力かな・・・? ← すぐその気になる人。
まぐれ当たり!? 宝くじ買った方が良い?
背中の動きを意識しながら弓を動かすと、弓の動きが滑らかに感じられる。 ← すぐその気になる人?
今度は3つずつスラーでスケール練習をする。 最初は普通に弓を上げたら下げる、上げたら下げるの練習。
そして次に、1拍目をスラーでつないで下げ弓、3拍目を上げ弓で練習。
余り身体に馴染んでいないボウイングに、二へドンも他のクラスメイトも悪戦苦闘。 やっぱりヴァイオリンって、不器用な人には難しい?!

次は弓を持ったままピチカートでスケール練習。 慣れないと、弓が重くて重くて段々弓が垂れ下がって来て、弦に触れてしまう。 箸より重い物を持った事の無い御嬢様にも、ヴァイオリンは不向き?!
今日はピチカートから、すかさずアルコで弓を持つ練習もした。 これが出来ない!!
持ち替える時間が、2小節の間があっても、あせって変な弓の持ち方のままの演奏になってしまう。
プロオケの演奏の見所の1つに、プロ達が如何に素早く弓を持つかって所もありますよ!
皆は、あれで当たり前と思ってボーっと眺めていると思いますが、自分でやったら分かります。プロ達のあの迅速正確さったらないです!! 特に石田様は膝の上にヴァイオリンをひっくり返して置いておいて、演奏の直前に、こちらが 「 大丈夫か?!」と心配しちゃう位、ギリギリの所でヴァイオリンも弓も構えるから、ミステリーに感じちゃいます。

ヘロヘロになりながら、次はレパートリー集から 「 私のお気に入り 」。 英語のタイトルは “ My Favorite Things ”。
これは リベルタ感謝祭で演奏された曲なので、二へドンもこんなに早く、石田様と同じ曲を弾くなんて、もう感激!!
しかも リベルタと同じ、ジャジーなアレンジになっているのですよ。 むふふ。
今日はまず2パートの譜読みをしました。通常2パートは伴奏の役割をしているので、1パートよりシンプルで簡単な場合が多いのですが、これは難しい!! 音程のとり方が死ぬぞ!!
リピート1括弧まではピチカート。 先程練習した、弓を持ったままでのピチカートをする。 段々ピチカートにも慣れて来たが、
弓を持ったまま、16小節もピチカートすると、腕が疲れる。 疲れるを通り越して、かなりなダメージだな・・・・。
これから慣れて行く物なのでしょうか?・・・・・ 慣れなきゃいかんだろうなあ・・・・・。
アルコになってから、曲の最後まで通す。

次に1パートを復習。 これもピチカートから始め、アルコになってから最後まで通す。
今度は先生が
1パートを演って、生徒3人が2パートを全部通す。 そして今度は逆に先生が2パートを演って、生徒3人が1パートを全部通す。
ジャズっぽい弓の切り方が格好良いと先生に言われちゃった! 
ふ・・・・ま、実力かな? ( ← 初心者なのに、既に俺様モードになっている。)
でも、石田様の演奏をガン見しているお陰で、無意識に出来ちゃう部分って確かにあるよね。 石田先生様、ありがとうございます。

最後に、新曲モーツァルトの「魔法の笛」の譜読みをする。 今日は1パートのみ。
最初の2段は8分音符が多いのでカット。 3段目以降を実際に弾いてみる。 ふー。 また家で練習しなければ!
レッスン終了後、教室の部屋を出ると、次のクラスの人たちがロビーで楽譜を開いていたので、「 今、何を練習しているのですか?」 と聞いてみた。 答えは、「 アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク 」だった。
うひゃ! 二へドンがそこまで行くには、後何年必要なんだ? 頑張ろう! 掛け声だけは!!


2007年12月21日(金)
ヴァイオリンレッスン45回目。 ヴァイオリンを習い始めて64週目。

そろそろ、調弦が1人で出来る様に、1人ずつ各弦を弾いて、先生のチェックを受けます。
二へドンは今日はE線だけ低かったので、自分でアジャスターで調節しました。

おおお! 今日からテキスト2冊目に突入ですよ!!
まずは、ウォーミングアップは、ミファソラシドの練習。 まずミは開放弦。 ファは1の指(人差し指)。 ソは2の指(中指)。
ラは3の指(薬指)。 シは4の指(小指)。 で、もうこれ以上指が無いので、最後の高いドは、小指をさらに遠くに移動させて
音を出します。 右利きの二へドンに取って、左手の小指なんて、最も力の無い指なので、情けない音しか出ない。
いや、その前に、そもそも正しいポジションに着地できてない!! ぐが~!!

新しいテキストの最初のページに出ているのは、 C Major Scale 。 
G線、D線、A線、E線の4本をくまなく使います。
ドから始まって、2オクターブ上のドまで行きます。 G線の3の指から始まるので、次の音からすぐ移弦という、なかなかどうして、「 ふ。 私も、ズブの初心者の域は脱出したなあ・・・。」と自尊心をくすぐるスケール練習です。
本日のスケールの応用練習は、
・ 8分音符、8分音符、4分音符のリズムをつけて練習。
・ 弓を駒に近づけて弾く。
・ 弓を指板に近づけて弾く。 → 音が出にくいので、弓の当たりを柔らかく弾く。
弦の色々な場所で弾く事によって、今後、音の強弱をつけるのに必要な弓のコントロールの仕方を身につけていきましょう
との事。
最後に2つずつスラーをつけて練習。 
最後のド の音程を何度も注意されました。 でも全般的に、呪いのCD録音時( 10月14日でした! )よりは、音程が遥かに良くなっていると思います。

次にテキスト2冊目から新たに出現した コード練習。
今日はCコード。 3オクターブの間で、 ソドミソドミソドソミドソミドソ と弾く。 アルペジオじゃん。 でも 新しく
「コード」とタイトルが付くと、何だか難しく感じるよ。

そしてエクササイズ。
1小節に2つスラー、2つスラー、4つスラーと来る。
2つスラーの部分が難しい。
ボーっとしていると、4つスラーにしてしまう。
また、きちんと2つスラーにしても、2つ目の音を伸ばし過ぎると、結局4つスラーみたいに聞こえてしまうので、2つ目の音符を余り伸ばさないようにしないと・・・・。
身体を慣らしていかないと、「 ソドソド 」の部分、小指をうんと遠くに持って行かなければならないので、「 ド 」 の音が出ない。
音程が狂っているのではなく、そもそも指が届かないのである。
先生は、「 こういうのは、そんなに沢山は出て来ませんから。 」 と慰めてくれたが、でも、ここをクリアしなければ、石田様には近づけないので、頑張る!!  家で特訓する!!
4 の指があんまり届かなかったら、1 の指を離してしまって良いと言われた。
その代わりに、指の重心移動をしっかりやれと・・・・・・。

そして本日の新曲。 ハイドンの 「 セレナーデ 」。
♪ ミーファ ソミドー、ソミラファドー、と言う、有名な奴。
うほ。 もうこんな有名な奴を演らせていただけるんですね。
まずは先生が指番号を教えてくれるが、最近は全部は教えてくれずに、
開放弦にすべきか、4の指にすべきか判断に苦しむ箇所だけ、教えてくれます。
だから、予習&復習が欠かせないんです。
よし! 正月休みは、この曲の猛特訓だ!!

お次は、レパートリー集からモーツァルトの 「 魔法の笛 」。
まずはクラスメート3人合わせて1回、通しで最後まで弾いてみる。
テンポ130なので、最初の8小節は、ついていけませんでした。
「 弓は、コンパクトに軽く! 」 が先生からの指示です。
先生、コンパクトって、秘密のアッコちゃんのテクマクマヤコンのコンパクトではないですよね?
( 分からない方、ごめんなさい。 ちょっとしたジェネレーション・ギャップです。お見捨ておき下さい。 )

楽譜の2段目を集中的に練習する。
ムキになると、ついつい弓を長く引いてしまうのよお~。
コンパクトね、コンパクト!!
最後にもう1度、「 伴奏君 」 に合わせて、全部通して演奏してみる。
うう・・・・・やっぱり、最初の8小節ボロボロだったよ・・・・・。
なのに先生ったら、「 モーツァルトらしさが出ていましたね。 これはもういいでしょう。」
え~!? 他の人は上手に弾けていたけど、二へドンは・・・・・二へドンは・・・・・・・せ・・・・・先生~!!!

二へドンの悲痛な叫びにはお構い無く、先生はレパートリー集2冊目から、サティの 「 ジュ・トゥ・ヴ 」を選び出す。
この曲にも、弾く時に注意が必要な箇所だけ、先生が指番号を教えてくれた。
途中で、C major から G major に転調する旨の注意を受けた。
「 伴奏君 」 に合わせて、弓は持たず、左手だけを指板の上で動かして、指の位置だけを確認した。
二へドンの野望・・・・・・・・ 波多江さんのサックスで吹く 「 ジュ・トゥ・ヴ 」 よりも甘~く弾いてみせる!!
( 本当か!? )

あああ~!! 今年最後のヴァイオリンのレッスンが終わった!!
先生に 「 今年もお世話になりました~。 ( さぞかし、先生の胃に大きな穴が開いたでしょう。ごめんなさい。)」 と挨拶をした。
先生曰く 「 よくテキスト進みましたよね。 ヴァイオリンって、そんなに難しくないでしょ? 」

はああ!? いえいえ、とんでもございません!!
そのお言葉は、他の2人へのお言葉ですね!?
二へドンは今、モーツァルトの 「 魔法の笛 」に しくじったショックに打ちひしがれているんです。
くそ~!! 今ごろ、モーツァルトの奴、天国から下界を覗いて、
「 へ・・・・・・へぇ~!! 俺様の作った曲を、あんなに下手に弾いている奴がいる!! 」 と嘲笑っているに違いない・・。
よ~し、 二へドンの2008年の目標が決まった。 
「 打倒! モーツァルト!! 」
フンだ!! バッハ父さんに慰めてもらうから、いいんだもんね。
ヘンデルおじさんだって、なかなかどうして、二へドンには親切にしてくれるぞ!!
メラメラメラメラ・・・・・・・・・。
正月休みは、 「 魔法の笛 」 をコテンパンにのしてやるのだあ!!

ふー、やる事がいっぱい有るなあ・・・・・・・・。
たまにはピアノもレパートリーを増やしておかないと、ミントからもコンビ解消される恐れ有り・・・・・・。 たら~り、冷や汗。

***** 「 12 月のヴァイオリンレッスン 」 ・ 完


「 お知らせ 」
11月24日のトリオ・リベルタ KAMOME LIVE レポ、ちまちま小出しに進行中


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