2010年01月31日

杉劇アンサンブル 第2日目

写真は、練習会場で配布された
「 杉田劇場開館5周年記念特別企画
〜 はじめまして、オーケストラピットさん! の巻 〜 」のコピーです。

いよいよ「 イソゴのハテナ 〜 海と梅と、これから物語り 〜 」の本番まで、後1ヶ月を切りました。
この音楽劇の目玉の1つに、「 杉田劇場開館5年間の歴史で初めて、オーケストラピットを使用する 」と云う物が有ります。
杉田劇場には折角オーケストラピットの設備が有るのに、今まで5年間も封印されて来たのは何故か?
まあ、オーケストラなりアンサンブルの生演奏をする演し物が企画されなかったと云う事も有るでしょう。
もう1つの理由は、オケピを準備するのに所要時間は4時間〜6時間!!
客席の前から3列 ( A、B、C 列 )を取り外し、床を90cm 下げます。
これが、ボタン1つで下がってくれないんですよ。
エレベーターじゃないんですから。
床を下げるのには、人間がハンドルを回します。
何しろ人力ですからね。
1ミリ単位で少しずつ少しずつ下がって行くんです。
こう云うのって、プロレスのリングもそうなんですよ。
下っ端レスラー達が、ハンドルをグルグル回して、リングをピンと張って行くのです。
「 20世紀少年 第3章 」のエキストラ出演をした時に、リングを張る現場を見て、たまげた事を思い出しました。

オケピを下げると、舞台の床から180cm も低くなるんです。
身長 154cm のニヘドンなんか、沈み込んで全く見えないでしょう。
もし、ニヘドンの頭が舞台の床より飛び出して見えたら、それはニヘドンが空中浮遊をしていると云う事ですから、お見逃しなく!!( ・ _ ・ )エッ..?

オケピを片付けて元に戻すのに、更に4時間〜6時間掛かります。
大変な作業なんです。
この内容は、壁新聞みたいに杉田劇場に貼られていますから、杉田劇場に行かれた方は是非読んでみて下さい。

さて、今朝はニヘドンは朝なかなか起きられませんでした。
朝5時頃起きて練習しようなんて、チラリと思ったのですが、もう全然無理!
08:15 にやっとこさ家を出る事が出来ました。
杉田駅のマクドナルドで朝のホットコーヒーを買い、いざ杉田劇場へ。
09:30に杉田劇場リハーサル室の「 コスモス 」に集合です。
09:05に到着してしまってので、ロビーでコーヒーを飲んで心を落ち着かせます。
第1回目の初見演奏大会で、自分には本当に練習が必要だと感じた割には、
譜読みが遅れに遅れ、結局ろくな練習が出来なかったので、かなり心には漣が立っていたのです。

コスモスで挨拶をし、出欠を取り、早速パート練習の為、それぞれの部屋に散って行きます。
1st Violin ・・・・・・ コスモス ( 担当講師 : 青木るね先生 )
2nd Violin ・・・・・ 練習室C ( 担当講師 : 有馬千恵先生 )
Viola ・・・・・・・・・・ コスモス控え室 ( 担当講師 : 高野香子先生 )
Cello ・・・・・・・・・・ 練習室A ( 担当講師 : 久武麻子先生 )

01月09日(土)の第1回練習の時に楽譜を9曲分貰い、全然消化出来なかったのに、
今日更に5曲の楽譜が追加されました。
しかも、1曲は楽譜が差し替えられました。
更に、もしかしたら序曲が加えられるかもしれないと・・・・・・・・。 たら~り。
蝦蟇の油なら薬になるかもしれないけど、二へドンの油は・・・・・・・・・・・・・。

この間、小学校での読み聞かせの時、久し振りにQUEENに会い、杉劇アンサンブルの話をしました。
「 14曲も演るんだよ! 今までの発表会はMAX2曲だったから、二へドンの脳の引き出しには
  2曲しか入らないんだよ!! 」 と訴えました。
QUEENも 「 そりゃプロじゃん。」 と宣まった程。

でも、自宅で1人で練習している時には、全く埒が明かなかったのに、有馬先生にアドヴァイスをして
もらうと、何だか出来る様な気がして来ました。
やっぱり、プロのオーケストラの現役の方は、説得力が違います。
楽譜の読み方( 例えば4分音符を4分音符で弾いてしまうと遅れるから、8分音符で弾くとか。)を
色々教えて頂きました。
1つ1つの音符に惑わされないで、基本の音をしっかりと掴む事。
メトロノームを使って、ゆっくり練習し、1つずつ目盛りを上げて行く練習をする様に薦められました。
兎に角、途中で何があっても、外してはならない箇所を外さなければ、アンサンブルは成り立つという
極意も分かった様な気がします。
今まで如何に自分が、楽譜の1つ1つの音符の呪縛に捕らわれていたのか実感出来ました。
「 全体 」を見失っていたら、1つ1つの音符なんて意味が無いんですよね。

何か、アンサンブルの醍醐味の扉を開かれてしまったみたい。
今まで丸3年間ヤマハの教室の1クラスだけで練習をして来て、漸く今、外の風に当たって、
本当の音楽ってどういう風に演奏するのか、やっと1歩を踏み出したって所かな?
沢山の楽譜を渡された時には、「 何て厄介な事に顔を突っ込んでしまったのだろうか。」とビビリましたが、
今では、新しい事にチャレンジして、実りが多いという風に感じられます。
2月は、練習に頑張ろうと思います。

毎回練習の様子がレポートされた「 ハテナ通信 」が配布されました。
アンサンブル その1   と   クワイア その5~8です。

さこれからの予定
02月07日(日) 9:30~12:00 パート練習。
02月14日(日) 9:30~12:00 合奏。( 杉劇クワイアとの合わせ )
02月21日(日) 9:30~12:00 パート練習。
 ↓
本番 磯子区民文化センター 杉田劇場 開館5周年記念事業
    区民参加音楽劇 「 イソゴのハテナ ~ 海と梅と、これから物語 ~ 」
 2010年02月27日(土) 15:00~
 2010年02月28日(日) 11:00~ / 15:00~
 会場 : 磯子区民文化センター杉田劇場ホール
 チケット : [ 全席指定 ] 
        4歳~中学生以下 1,000円  高校生以上 2,000円

***** 「 杉劇アンサンブル 第2日目 」 ・ 完 ***************


同じカテゴリー(ヴァイオリンレッスン)の記事画像
フォーレの「 シチリアーノ 」
ヴァイオリン・アニマルと化す。
痛い話 〜 杉劇アンサンブル 練習5回目
ヴァイオリンに3日間、漬け込んでみました。
ヴァイオリンの臨界期をぶっ飛ばせ!!
ヴァイオリン・クライシス!!   うぎゃあ〜!!
同じカテゴリー(ヴァイオリンレッスン)の記事
 フォーレの「 シチリアーノ 」 (2011-02-15 20:53)
 生涯の伴侶を置き忘れた女。 (2011-02-07 09:49)
 ヴァイオリン・アニマルと化す。 (2010-11-09 21:14)
 二へドンのヴァイオリンの発表会が有るよ~!! (2010-10-11 09:24)
 痛い話 〜 杉劇アンサンブル 練習5回目 (2010-02-21 18:10)
 ヴァイオリンに3日間、漬け込んでみました。 (2010-02-14 19:08)

この記事へのコメント
床を下げるのには、人間がハンドルを回します
杉田はハンドルではなく
完全に人力で床を支えている足をとりはずします
なのでハンドルよりずっと大変です
Posted by et at 2010年02月20日 02:03
> et 様。

   コメントありがとうございます。
   へー。 そうなんですか。
   その苦労の結晶のオーケストラ・ピットで、
   少しでも良い音で演奏出来るように、
   本番まであと1週間、練習に追い込みを掛けますね!

   因みにet さんのコメントが、
   「 ドンドン日記 」に反映されたコメントの
   第3,000番目でございました。
   祝・ 3000番記念!!
Posted by ニヘドンニヘドン at 2010年02月20日 12:17
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。