2009年04月23日
アンサンブル・アニマ
2008年05月24日(土)
第6回 大阪国際室内楽フェスタ
A-6
Entry No.503
グループ名 : アンサンブル・アニマ
参加国 : ロシア
メンバー : アレクサンドル・パクイエフ / ピアノ
ナターリヤ・コズロヴァ / バンドネオン
エヴゲーニー・ズボンニコフ / ヴァイオリン
アンナ・サモキシュ / チェロ
キリル・グリゴリエフ / コントラバス
リュドミラ・コリャゴ / フルート
プロフィール : サンクトペテルブルグのグループ、アンサンブル・アニマは2003年4月、ピアノトリオとして結成され、最初はクラシックのみを演奏していた。
2004年11月より編成が現在のロシアの民族楽器を使用したスタイルに変更になると同時に、レパートリー曲目もリーダーのコズロヴァの編曲によるピアソラの曲を主に演奏するようになった。
2005年09月、イタリアのカサーレ・モンフェラートにて行われたピアソラ音楽賞コンクールに参加し、批評家賞受賞。
その後タンゴ・ダンサーやアルゼンチンの歌手マルティン・アルバラードやペルーのバンドネオン奏者クローディオ・コンスタンティーニなど様々なゲストと共演し、演奏活動を続けている。
予選演奏曲目 : A.ピアソラ / アディオス・ノニーノ
A.ピアソラ / 天使のミロンガ
A.ピアソラ / 天使の死
A.ピアソラ / 天使の復活
A.ピアソラ / 5重奏のためのコンチェルト
A.ピアソラ / リベルタンゴ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
全員、黒の衣装でスタイリッシュに決めています。
フェスタ開始からデュオやトリオが5組続いたので、ステージの上に6人がズラリと並ぶと圧倒されます。
バンドネオンのナターリヤ嬢は黒いシャツに黒いズボンです。
フルートのリュドミラ嬢は黒のスリップドレスで、裾のスリットで見る者を脳殺します。
彼女のプラチナブロンドが何ともセクシーです。
他のヴァイオリン、ピアノ、チェロ、コントラバスの4人は、黒いシャツに黒いズボンです。
1曲目はピアソラの「 アディオス・ノニーノ 」です。
おおおお! ピアノが秀逸です。
気品の有る情熱の炎に、客席の人々の髪がチリチリと音を立てて焦げ付き初めた感覚を覚えます。
ロシアって、こんなに熱かったっけ?
アンナ嬢のチェロの音も素晴らしい響きです。
6人によるアンサンブルなので、音の重なりが重厚で、アルゼンチンの濃厚な夜の闇を彷彿とさせます。
エヴゲーニー君のヴァイオリンの音は石田様のヴァイオリンの音に相通ずるものが有る様に感じました。
難を言えば、演奏の低辺に一貫した美しさが貫かれていない所かな・・・・・・。
そこが石田様の演奏が他の追随を許さない部分なんだろうなあ。
( こんな所で石田様を誉めてどうする!! )
でも、アンサンブルにバンドネオンが入る事により、ピアソラ楽団の雰囲気に近いものが出せていると
思います。
このアンサンブル・アニマと、ピアソラ祭りをやりたいな!!
トリオ・リベルタと共演させたら、すんごい面白い企画だと思うんですけど・・・・・・。
トリオBeeも呼んじゃう? 石田様はもちろん、リベルタにもBeeにも参加。 うふ。
2曲目はピアソラの「 天使のミロンガ 」です。
コントラバスのボン、ボン・・・・と響く低音が良いですね。
二へドンはいつもトリオ・リベルタでピアソラの曲を楽しんでいるので、トリオに無い楽器の
音は、とてもとても新鮮に感じられます。
すごく嬉しいのは、彼らが、二へドンがトリオ・リベルタの演奏を通して頑固に持っている
ピアソラのイメージを全く壊していない事です。
アンサンブル・アニマは、成熟した大人のバンドです。
3曲目はピアソラの 「 天使の死 」です。
リーダーのナターリヤ嬢は、バンドネオンをアコーディオンに持ち替えて演奏します。
フルートも参加します。
今回、アンサンブル・アニマは、オール・ピアソラでフェスタに臨みました。
先ほどのトリオ・ミラージュもピアソラの曲を1曲弾いていました。
二へドンに取って、ロシアとピアソラの結びつきがよく分からないので、とても意外でした。
ロシアには、チャイコフスキーやショスタコヴィッチ等、偉大な音楽家が沢山いるので、
わざわざアルゼンチン・タンゴを好まなくても良いような気がするのですが・・・・・・・・。
まあ、ピアソラは、タンゴをベースにしたタンゴを越えたクラシック音楽ですから良いんですけど。
ロシア国内では、ピアソラは人気有るのですかね?
4曲目も、まだまだピアソラです。
ピアノとヴァイオリンから演奏をスタートさせます。
バンドネオンの音が仲間入りをすると、ああ・・・・もう・・・・・彼らの音の世界の中に閉じ込められてしまいます。
この世界から一生出られなくてもいいやあ・・・・・と思ってしまいます。
寂しい雰囲気に満ちたイントロから、中盤は明るい雰囲気に変わり、
最後の6重奏の盛り上がりは最高!!
最後にピアソラの「 リベルタンゴ 」で締めです。
ピアノとコントラバスで静かにイントロを奏でます。 バンドネオンの低い音が心をかきむしる様です。
フルートとヴァイオリンが旋律を繋いで行きます。
やっぱ、この曲はバンドネオンの音色が光ります!!
二へドンはいつもトリオ・リベルタの「 リベルタンゴ 」の生演奏に親しんでいるので、
他のアーティストの リベルタンゴには ちょっとや そっとでは なびかないのですが、
アンサンブル・アニマの 「 リベルタンゴ 」はOKです!!
客席の人々にも大受けしていました。
100点中85点!!
***** 「 アンサンブル・アニマ 」 ・ 完 ***************
第6回 大阪国際室内楽フェスタ
A-6
Entry No.503
グループ名 : アンサンブル・アニマ
参加国 : ロシア
メンバー : アレクサンドル・パクイエフ / ピアノ
ナターリヤ・コズロヴァ / バンドネオン
エヴゲーニー・ズボンニコフ / ヴァイオリン
アンナ・サモキシュ / チェロ
キリル・グリゴリエフ / コントラバス
リュドミラ・コリャゴ / フルート
プロフィール : サンクトペテルブルグのグループ、アンサンブル・アニマは2003年4月、ピアノトリオとして結成され、最初はクラシックのみを演奏していた。
2004年11月より編成が現在のロシアの民族楽器を使用したスタイルに変更になると同時に、レパートリー曲目もリーダーのコズロヴァの編曲によるピアソラの曲を主に演奏するようになった。
2005年09月、イタリアのカサーレ・モンフェラートにて行われたピアソラ音楽賞コンクールに参加し、批評家賞受賞。
その後タンゴ・ダンサーやアルゼンチンの歌手マルティン・アルバラードやペルーのバンドネオン奏者クローディオ・コンスタンティーニなど様々なゲストと共演し、演奏活動を続けている。
予選演奏曲目 : A.ピアソラ / アディオス・ノニーノ
A.ピアソラ / 天使のミロンガ
A.ピアソラ / 天使の死
A.ピアソラ / 天使の復活
A.ピアソラ / 5重奏のためのコンチェルト
A.ピアソラ / リベルタンゴ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
全員、黒の衣装でスタイリッシュに決めています。
フェスタ開始からデュオやトリオが5組続いたので、ステージの上に6人がズラリと並ぶと圧倒されます。
バンドネオンのナターリヤ嬢は黒いシャツに黒いズボンです。
フルートのリュドミラ嬢は黒のスリップドレスで、裾のスリットで見る者を脳殺します。
彼女のプラチナブロンドが何ともセクシーです。
他のヴァイオリン、ピアノ、チェロ、コントラバスの4人は、黒いシャツに黒いズボンです。
1曲目はピアソラの「 アディオス・ノニーノ 」です。
おおおお! ピアノが秀逸です。
気品の有る情熱の炎に、客席の人々の髪がチリチリと音を立てて焦げ付き初めた感覚を覚えます。
ロシアって、こんなに熱かったっけ?
アンナ嬢のチェロの音も素晴らしい響きです。
6人によるアンサンブルなので、音の重なりが重厚で、アルゼンチンの濃厚な夜の闇を彷彿とさせます。
エヴゲーニー君のヴァイオリンの音は石田様のヴァイオリンの音に相通ずるものが有る様に感じました。
難を言えば、演奏の低辺に一貫した美しさが貫かれていない所かな・・・・・・。
そこが石田様の演奏が他の追随を許さない部分なんだろうなあ。
( こんな所で石田様を誉めてどうする!! )
でも、アンサンブルにバンドネオンが入る事により、ピアソラ楽団の雰囲気に近いものが出せていると
思います。
このアンサンブル・アニマと、ピアソラ祭りをやりたいな!!
トリオ・リベルタと共演させたら、すんごい面白い企画だと思うんですけど・・・・・・。
トリオBeeも呼んじゃう? 石田様はもちろん、リベルタにもBeeにも参加。 うふ。
2曲目はピアソラの「 天使のミロンガ 」です。
コントラバスのボン、ボン・・・・と響く低音が良いですね。
二へドンはいつもトリオ・リベルタでピアソラの曲を楽しんでいるので、トリオに無い楽器の
音は、とてもとても新鮮に感じられます。
すごく嬉しいのは、彼らが、二へドンがトリオ・リベルタの演奏を通して頑固に持っている
ピアソラのイメージを全く壊していない事です。
アンサンブル・アニマは、成熟した大人のバンドです。
3曲目はピアソラの 「 天使の死 」です。
リーダーのナターリヤ嬢は、バンドネオンをアコーディオンに持ち替えて演奏します。
フルートも参加します。
今回、アンサンブル・アニマは、オール・ピアソラでフェスタに臨みました。
先ほどのトリオ・ミラージュもピアソラの曲を1曲弾いていました。
二へドンに取って、ロシアとピアソラの結びつきがよく分からないので、とても意外でした。
ロシアには、チャイコフスキーやショスタコヴィッチ等、偉大な音楽家が沢山いるので、
わざわざアルゼンチン・タンゴを好まなくても良いような気がするのですが・・・・・・・・。
まあ、ピアソラは、タンゴをベースにしたタンゴを越えたクラシック音楽ですから良いんですけど。
ロシア国内では、ピアソラは人気有るのですかね?
4曲目も、まだまだピアソラです。
ピアノとヴァイオリンから演奏をスタートさせます。
バンドネオンの音が仲間入りをすると、ああ・・・・もう・・・・・彼らの音の世界の中に閉じ込められてしまいます。
この世界から一生出られなくてもいいやあ・・・・・と思ってしまいます。
寂しい雰囲気に満ちたイントロから、中盤は明るい雰囲気に変わり、
最後の6重奏の盛り上がりは最高!!
最後にピアソラの「 リベルタンゴ 」で締めです。
ピアノとコントラバスで静かにイントロを奏でます。 バンドネオンの低い音が心をかきむしる様です。
フルートとヴァイオリンが旋律を繋いで行きます。
やっぱ、この曲はバンドネオンの音色が光ります!!
二へドンはいつもトリオ・リベルタの「 リベルタンゴ 」の生演奏に親しんでいるので、
他のアーティストの リベルタンゴには ちょっとや そっとでは なびかないのですが、
アンサンブル・アニマの 「 リベルタンゴ 」はOKです!!
客席の人々にも大受けしていました。
100点中85点!!
***** 「 アンサンブル・アニマ 」 ・ 完 ***************
横浜バッカスブラスオーケストラ! #25定期演奏会
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場
はじめてのクラシック 2011年 東京公演
第7回 イマジン七夕コンサート 2011
第272回 神奈川フィル定期演奏会
第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場
はじめてのクラシック 2011年 東京公演
第7回 イマジン七夕コンサート 2011
第272回 神奈川フィル定期演奏会
第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目
Posted by ニヘドン at 21:15│Comments(0)
│コンサート
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。