2011年01月22日

直江実樹ひとり会

またまた3連チャンで朝04:00起きでバイトです。
だから、早くお家に帰って寝ようと思ったのに…。

こんな面白い企画をニヘドンがスルー出来る訳無いぢゃありませんか!

だから、前日に直江さんにメールして、行くって言っちゃいました。
ニヘドンのお気に入りの席までリザーブさせちゃいました!
以下、ライブのフライヤーより転記

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直江実樹ひとり会
naoe miki short wave radio expo
「 短波ラジオ奏者 」って、何ですか?

2011年01月22日(土)
18:30 開場 19:00 開演
1,000円 ( + 1 ドリンク )

短波ラジオ奏者・直江実樹さんの( たぶん )芸能生活十周年を記念して、( たぶん )初のワンマンコンサートを企画しました。2010年には渋さ知らズのゲストとして、日比谷野音でプレイした姿に遭遇した方も多いことでしょう。直江さんのことが気になった人は、ぜひ Youtube で、直江さんのことを検索してみてください。きっと直江さんの音楽に、じかに触れたくなるはずです。
( 日本春歌考・古田耕平 )
直江実樹 myspace http://www.myspace.com/naoemiki

Cafe FLYING TEAPOT 東京都練馬区栄町27-7 榎本ビルB1
TEL 03-5999-7971
http://www.geocities.jp/flyingteapot1997/index.html

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素晴らしかったよ!
期待以上だった部分が80%。
期待以下だった部分が20%。
どこが20%だったかを先に言っとくね。
短波ラジオの単独ライブを2時間と言うのは、短波ラジオ奏者・直江実樹の最長記録だとの事だったので、飽きる程「 どっぷり 」浸かれる( 或いは 「 憑かれる 」) と思っていました。
そうしたらさあ、演っている直江さんは2時間は大変だったのかもしれないけど、聴いている方は、全然飽きなかった訳よ。
例えば、日本橋を出発して東海道を歩くとするでしょ?
京都を飽きる地点とすると、今日辿り着いたのは、まだまだ品川宿ですよ。
まだまだ。まだまだ行ける。まだまだ演って欲しい。
直江さんは mixi 上での今回のライブの告知で、
「 2時間監禁する 」と書いていましたが、全然、監禁された気にならなかったよ。
もうこうなったら、直江さんが倒れるか、お客が倒れるか、はたまたラジオがイカれるか、其処までの死闘ライブを演って欲しいって思っちゃいましたよ。
やっぱり一生に一度は演らなきゃね。
「 死闘ライブ 」。
其処までやってくれたら、きっと目出度く京都にゴール出来ると思うの。
監禁された気にもなると思うのね。
激しくリクエストしておきます。

さて、実は今日、ニヘドンは14:00から神奈川フィルの定期演奏会を聴いていました。
その後、練馬に移動して直江さんのライブを楽しんだのでした。
神奈川フィルの演奏会のゲストのピアニスト・菊池洋子さんも、マーラーも確かに素晴らしかった。
素晴らしかったんだけれども、究極の選択を下すとすると、
ニヘドンは「 直江実樹ひとり会 」に軍配を上げます。
その理由は、クラシック音楽は、楽典と言う「 決まり 」に支配されている。
それに対してラジオ演奏は楽典が無く、より自由である。
その自由な世界の中に身を置いて聴いていると、様々な想念が頭の中を駆け巡る訳です。
ニヘドンは決してクラシック音楽を否定はしません。
ただ、クラシック音楽、言い換えれば西洋音楽を絶対的な神だと思って信奉している人達とは違って、西洋音楽は広義の「 音楽 」の1ジャンルに過ぎないと感じているのです。

「 クラシック・ジャンル 」の演奏会と「 短波ラジオ・ジャンル 」のライブを聴き比べて、より多くインスパイアされたのが、短波ラジオだったのさ。

実に沢山の想念が浮かんでは消え、実に下らない事を色々考え付きました。
また時間を作って、ニヘドンの頭に過った事柄を書き連ねて行きたいと思いますが、取り敢えず今夜はここまで。
( 又明日、朝04:00起きでバイトだからさあ。)

直江実樹さん、今日はお疲れ様でした。
色々インスパイアされた有意義なライブ体験でした。
( 今頃、皆さんは新年会で盛り上がっているんだろうなぁ。くそ! ┐('〜`;)┌ 笑。 )

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以下は、二へドンの手書きの日記帳に記載されていた内容です。

今日は奏者の席はフロア中央。
Flying Teapot は何度も来ていますが、「 へー、こんなに広いお店だったんだ。」
と感じました。
奏者席を囲む様に客用の椅子が並べられ、
「 何だ。 監禁されるのは直江さんの方じゃないか。」と思った次第。

ラジオノイズと「 こんばんは 」の声がリピートモードで流れています。
始まる前、早々と集まったお客さんは17人位。
圧倒的に男性が多いですね。 しかもインテリ率が高そ~。
色々なライブハウスに出没する二へドン的には、レアな客層に映りました。
何故か、皆、室内なのに上着やコートを脱がないのが不思議でした。
ライブハウスの中は、ブリザードが吹き荒れる寒さでは全く無かったのに。
フードや帽子を被るのが、直江さんのライブのお約束なのかしら?

さ、これから2時間監禁されている間に、二へドンの意識が那辺をどの様に泳いで行くのか
体験してみましょー!!
隣の椅子に座っていた京さんに訊きました。
( 他のお客を指して )「 この人達は一体どういう人達?」
京さん「 みんな直江さんのファンです。 ミュージシャン率高いですよ。」
二へドン 「 ふーん。」

店に入った時から、ずっと流れているラジオのノイズの音が妙に心地いい。
これは機械から出る音と言うよりは、地球の音、いや、やっぱり母の子宮の中で聞いて
いた血液の流れる音に近いんだろうな。
実はこの時、肝心の直江実樹さんは、街の何処かを徘徊していて、会場には居ませんでした。
古田氏が、携帯電話で直江実樹さんを呼び出します。
古田氏の言葉に二へドンにんまり。
「 あ、ヒーローショー、見て来ていいです。」

二へドンも、地下鉄の駅から会場まで商店街を歩いて来る時に、
銀行の駐車場を会場にしたヒーローショーの現場を目撃していました。
そうか、直江さんも、あのヒーローショーに捕まっちゃったのか。( 笑 )

直江実樹さんのラジオ演奏は、五線譜に書き表せない訳。 ( そりゃ、そうだわね。)
だから、普段クラシック音楽を聞いている風にはレビューを書けない訳ですよ。
第1楽章がああで、第2楽章がこうで、展開部がどうで、テーマがこうだから云々かんぬんって
事が書けない訳。
そこで、正しい「 直江実樹のラジオの聞き方 」って言うのが有るのかどうかは分からないけれども、
とにかく直江実樹さんの音の海の中に飛び込んでみよう!
そこで手足をゆっくり動かして、結果泳げるのか、はたまた暗い水中から何者かに足を
引っ張られて水底に沈められそうになって、じたばたもがく事になるのかは分からないけれども。

以下、二へドンが直江実樹のラジオ演奏を聴きながら、脳裏に浮かんだとりとめも無い
事柄をスケッチします。
1番強く感じた事が「 母胎回帰ライブ 」って事。 
Flying Teapot の地下に下りた佇まいがそう思わせるのか、直江さんのラジオ演奏がそう
思わせるのか、恐らく相乗効果だとは思うけれども。
すると、Flying Teapot の地下に下りる階段は、膣と言う事になるんだな。
皆でタライやドラム缶を持参して、そこにお湯を張って、
温かいお湯の中に浸かりながら、体操座りをしたい様な心境になりました。

きっと、何の前知識も無く、直江実樹のラジオを聴いた人は、
「 これは音楽なのか?」と言う質問を投げ掛けてくると思います。
二へドンに言わせると、「 これは音楽だよ。」
音楽に非ざる音楽と言えば、ジョン・ケイジを思い出す人が多いと思いますが、
ジョン・ケイジが、「 実験 」に突出しているのに対して、直江実樹はひどく自然体。
実験なんて、尖がった事はお首にも出さない。

通例の音楽の決まりが無いからこそ、多面的な、色々な自分がインスパイアされる。
クラシック音楽やロックもポップスも皆、同じ事が言えるんだけど、
「 あ、この曲知ってる。」 と言う安堵感の上に聴衆は胡坐をかいている所が有るのね。
それが良い事か悪い事かは、わざわざ議論する必要は無いだろうけれども、
自分が全く知らない音の世界に漕ぎ出して行くには、やはり、こういう音楽が良いのですね。
やっぱり二へドンはノイズ音楽が好きなんだなあ。

二へドンは西洋音楽で育った人間だけれども、今自分は、音楽人生の中の思春期なんだと思うの。
クラシック音楽と言う両親に反抗したくて仕方が無い。
だからノイズや現代音楽に心惹かれる。

直江さんは、ラジオ演奏の3パターンを解説しながら実演して聞かせてくれます。
「 しょうがねえな、お前は。 短波ラジオの事、何も分かってないじゃないかよ。
  よし。 今日はお兄さんが短波ラジオの全てをお前に伝授してやるからよ。」
的な会でした。
ラジオの説明が面倒くさい時は、テルミンの様だと言う。
ホーメーの人と共演していて、一瞬、音がシンクロする時が有って、
ここが見せどころ、って言うか聞かせどころだったと思います。

しかし二へドンは、会場のお客さん達の和やかな雰囲気に驚愕の思いでした。
最近は、家族だって、ここまで和やかには過ごせないのではないかしら?

会場内に10個程置いてある小型ラジオを耳に当てた後、ラジオを左右上下に振ります。
2つのラジオを両耳に当てると酩酊感が有るのだそうです。
私のライブと同じ効果が有る!?

江戸時代以前の日本は、西洋音楽を知らずに生きて来ました。
なのに今は西洋音楽でなければ音楽に非ず?
別に二へドンは西洋音楽を否定しはしないです。
でも、たまには西洋音楽を忘れる事も必要なのでは?
西洋音楽じゃない音が存在すると言う事を考える事は必要だと思います。
直江さん、子供達に、ラジオ演奏教室のアウトリーチをしたら?

時刻が20:30辺りになると、お客さんの数は30人位に膨れ上がっていました。
会場の電気を暗くして、ホワイトノイズを聞きます。
皆で床に横になって、直江さんのラジオを聞きながら寝ると言うイベントはどうだろう?
プラネタリウムで星を見ながらラジオって言うのは?
二へドンは直江さんが繰り出すラジオの音を聞きながら、
ラジオの音にいい季節は冬だと思いました。 そして満天の星空がよく似合うと思ったよ!

直江さん曰く、ラジオはモバイル機能!?
確かに、持って歩けます!
「 迷惑な流しとかしてみたいんですよ。」

直江さんは女性のお客さんを1人中央に座らせ、その耳元でラジオを動かしてみせました。
「 肩凝りに良さそうですね。」
ええ!? 本当!? 何だか、怪しい直江さんの出来上がりでした。(笑)

最後に、アンビエント的な音を出します。
それって静か過ぎだな・・・・・。 朝06:00の誰もいない地下街の音なんですけど・・・。

[ 付録 ]
直江さんの持っているラジオのお値段。
初代 - 無料。
2代目 - 18,000円。
3代目 - 12,000円。

***** 「 直江実樹ひとり会 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 23:05Comments(2)ライブ

2011年01月22日

「 ごちっ!」のランチ海鮮丼

2011年01月20日(木)
お目当ての「 KULA KULA 」のランチにフラれたニヘドンは、数年前から気になっていた、ある店に潜入する事にしました。
横浜にぎわい座の入り口横に、いつも「 500円ランチ 」の看板が置かれているのです。
1度も入った事が無いので、探検してみましょう。

でも、お店の入り口が何処に有るのか、よく分かりません。
恐る恐る、にぎわい座の建物の中に入ってみました。
向こう側にも出入り口が有ります。
建物の中に、和食のお店が1軒有りましたが、500円ランチのお店では無い様です。
半信半疑で、反対の出入り口から1度、外に出てみました。
おお、有りました。
何と、お店の入り口は、建物の裏の外なんです。
にぎわい座の楽屋口の隣りです。

営業している気配が有りませんでした。
でも、「 営業中 」の小さな札が出ていたので、扉を開けてみました。
12:00 を少し回っていた時間でしたが、50歳絡みのサラリーマンが1人いるだけでした。

カウンターの中には男性が2人働いていました。
2人もどう見てもミュージシャンの匂いがします。
1人はドレッドヘアが崩れたみたいなボリュームの有る髪をポニーテールにし、耳にはピアスをしています。
もう1人は坊主頭みたいに短く刈っています。

カウンターの端に座る様に指示されました。
内心、「 え?こんなにガラガラなのに? 」と、ちょっぴり不満でしたが、大人しく従いました。

500円ランチには4種類位有りましたが、ニヘドンは「 海鮮丼 」を頼みました。

店内はカウンターに5席と合わせて、全部で30席位の規模です。
すると、後から後からお客さんが入って来ました。
お1人様は基本、相席で、どんどん、空いた席に詰め込まれて行きます。

出て来た海鮮丼は、お盆の上に乗せられていました。
鰯( いわし )のたたきと鮪のたたきがご飯の上に乗っています。
その他にはガリとワカメが乗っています。
ご飯の上には、青のりと白ごまがまぶして有ります。

スタッフのお兄さん達は、レゲエっぽいのに、出て来た海鮮丼は、とっても繊細な盛り付けなので、そのギャップに驚きました。
言うなれば、京都の由緒有る料亭で出される海鮮丼が有るとしたら、きっと、こんな感じなのだろうなあ…と思いました。
湯飲み茶碗に卵とじスープ、水菜のサラダも添えられています。

これだけ大繁盛の店なのですから、如何に近隣のオフィスの勤め人から愛されている店か分かろうと言うものです。

YAMAHA 横浜店の近くの庄屋も、500円の海鮮丼ランチをやっていますが、刺身が筋だらけで、あんなゴミみたいなネタをよく出すよ、と呆れ返りました。

「 ごちっ!」の500円ランチは、値段の割には、いい仕事をしているので、是非、並ぶの覚悟で行ってみて下さい。

JR・桜木町駅からも、京急・日ノ出町からも歩けます。
「 横浜にぎわい座 」のビルの1階です。
  

Posted by ニヘドン at 13:54Comments(0)