2010年09月12日

4月19日 トリオ・リベルタ KAMOME レポ後半

今日は念願のXデーを迎えます。
「 ドンドン日記 」の総アクセス数が、いよいよ1,000,000を超えるのです。
現在12:35の段階で、999,725ですから、後275ですね。 ふー。
考えてみたら、3年半前、ろくにPCスキルの無い二へドンが、
クールなヴァイオリニスト石田泰尚様へ、迸り出る愛を叫びたくて、止むに止まれず始めたブログなのです。
その後、元々ラテンな気質(!?)が災いして、他のアーティストさん達にもちょっかいを出したり、
愛を告白してみたり、散々やりたい放題をしながら、ほぼ毎日更新を続ける事が出来ました。
この「 ドンドン日記 」が存在するのも、石田泰尚様のお陰なのであります。
「 ドンドン日記 」は石田~リンと二へドンの愛の結晶だわねicon06
そんな訳で、今日のXデーを記念して、「 ドンドン日記 」の原点でも有る、
石田泰尚様の未完成レポを、頑張って綴る事にしました。
昨日はトリオ・リベルタの中岡太志さんのお誕生日でもありました。 
中岡さん、お誕生日おめでとうございます!!
ではでは、2008年04月19日のトリオ・リベルタのライブ・レポ後半をお楽しみ下さい!!

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この記事は2008年4月19日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE レポ前半の続きの記事です。
前半はこちらでお読み下さい。 → http://nihedon.hama1.jp/e44504.html

トリオ・リベルタ KAMOME LIVE

日時 : 2008年04月19日( 土 )
      開場 18:00    開演 19:00
会場 : KAMOME live matters
出演 : トリオ・リベルタ
      中岡 太志 ( なかおか ふとし ) / ピアノ
      石田 泰尚 ( いしだ やすなお ) / ヴァイオリン
      松原 孝政 ( まつばら たかまさ ) / サックス

演目 : リチャード・ロジャース / マイ・ファニー・バレンタイン 
      リチャード・ロジャース / マイ・フェィバレット・シングス
      ガトー・ヴァルヴィエリ / ラスト・タンゴ・イン・パリ
      チック・コリア / スペイン
      エンニオ・モリコーネ / ガブリエルのオーボエ
      エンニオ・モリコーネ / ラ・カリファ
      ヘンリー・マンシー二 / ひまわり
      ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ ロクサーヌのタンゴ
      レクオーナ / マラゲーニャ

      休憩 25 分

      アストル・ピアソラ / ブエノスアイレス午前0時
      アストル・ピアソラ / タンゲディアⅢ
      アストル・ピアソラ / タンゴ・アッパショナンド
                         Ⅰ. プロローグ
                         Ⅱ. 3人のためのミロンガ
                         Ⅲ. ストリート・タンゴ
                         Ⅳ. ミロンガ・ピカレスク
      アストル・ピアソラ / 悪魔のロマンス
      アストル・ピアソラ / ヴィオレンタンゴ

      アンコール : ラルフ・ラブランド / ヒム・トゥ・ホープ
               アストル・ピアソラ / リベルタンゴ
               ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ 
                                     ロクサーヌのタンゴ

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第1部が終わり、休憩時間中にピアノの調律が入りました。
調律のお兄さんが格好良かった~icon06

休憩時間の間に二へドンの隣に座っていた頭髪研究家に、石田様、中岡さん、松原さんの3人の
ヘアスタイルについて意見を聞いてみました。
3人共、合格という評価を頂きました。

20:36 第2部が始まります。
中岡 「 えー。 後半始めたいと思います。 後半はピアソラ特集です。」

石田様、中岡さん、松原さん、3人共家紋ブラウスを着用しています。
が、着こなし方は3人3様です。
松原さんはオーバーブラウス風に着ています。
袖口を1回折り返しています。
石田様は袖口を大きく折り返し、襟は直立しています。
一体どれだけ糊を付けているんでしょうか? いゆあ、もしかしたら、形状記憶なのかもしれない?( 笑 )
中岡さんは、袖口を肘まで折り返しています。

1曲目は「 ブエノスアイレス午前0時 」。
石田様の演奏のE線からG線を交互に繰り返して弾く所が格好いい!!
ピアソラの曲は、今では世界中の音楽家が色々な形で演奏しているけれども、
トリオ・リベルタのピアソラが1番「 エロかっこいい 」んですよね~!!icon06

中岡 「 後半はピアソラで埋めてみたいと思います。
      次の曲は『 タンゲディア Ⅲ 』です。 久し振りに演奏します。
      このタイトルはタンゴ + スペイン語の悲劇 + 喜劇 の造語です。
      今までのピアソラとは趣が違い、メロディーが余り見えて来ない曲です。
      ピアソラの音楽はサスペンス・ドラマに使われる事が多いんです。
      何かに追われている様な雰囲気ですね。
      休符の使い方が面白いんです。 途中で間違って拍手しないで下さいね。」
2曲目は「 タンゲディア Ⅲ 」。
うわ~!! 石田様の演奏の気迫が違う!! 弓毛がブッチリ切れましたがな。
やっぱりトリオ・リベルタの演奏で聴き応えが有るのは、ピアソラですよ!!
うんにゃ、やっぱりリベルタはピアソラだんべ。

中岡「 次はピアソラが作った曲ですが、舞台の為に作った曲をお届けします。
    『 タンゴ・アパッショナート 』( 情熱のタンゴ )4曲を演奏してみたいと思います。
    この曲はウォン・カーウァイ監督の「 ブエノス・アイレス 」に使われた曲です。
    他にもTV, ドラマで使われています。」

中岡さんが「 あ! 」と言いました。
何? と一瞬思いましたが、ふふふ。 恒例のアレですよ。
ワインが登場しましたよ。
中岡「 折角、美味しいのが来たからさ、初めての乾杯やろうね。
    今日は石田に乾杯やってもらおうかな?」
石田「 マイクが・・・・。」
そして石田様はマイクを手に持ちます。
石田「 えー。 えー。 こんばんは。」客席の女子達は、くすくす笑い。
中岡「 こんばんは。」
( きゃ! 中岡さん、偉いわ。 ちゃんと石田~リンに挨拶返してあげて。
  ごめんね。 二へドン達は、ただくすくす笑うだけで。)
石田「 この前タクシーに乗りましてですね、楽器持ってたんで、運転手さんに
    ミュージシャンですか?って訊かれて、そうですって答えて。
    『 あー、じゃクラシックで生活するのも大変ですね。』と言われまして、
    『 いや、人それぞれじゃないですか? 』って答えました。
    そしたら『 じゃ、将来はコンサートマスターかな?」と言われました。
    乾杯!!」
( こういうエピソードを聞くと、二へドンの布教魂に火が点くのよねえ。
  よっしゃ! 石田様の布教をもっと頑張ろう!!)
中岡「 その運転手さん、コンサートマスターと言う言葉をよく知ってたね?」

そして中岡さんは、ワインが来る前に話していたタンゴ・アパッショナンドの
曲目解説に話を戻します。
中岡 「 どう言うストーリーかと言うのは、資料が残っていなくて
     よく分からないのですが、皆さんの中でストーリーを完結してみては
     如何でしょうか? 」
石田様はヴァイオリンを顎で挟み、じーっと待っています。
その様子に気が付いた客席の女子達からくすくす笑いが漏れます。

1曲目「 プロローグ 」。
   松原さんのテナーサックスから始まります。
   石田様は、弓をギコギコさせる時に、左手を下に下してしまいました。
   二へドンが、これを真似したら、ヴァイオリンの先生に怒られるかな?
   「 左手は何時でも弾ける様にスタンバイしていなさい。」な~んてね。
   厨房からジャーっと揚げ物を揚げる様な音が聞こえ、石田様が「 へ? 」と
   言う様な顔で厨房を見ました。
   飲食をするライブハウスなんで、この音が聞こえちゃうのは仕方が無いのですが、
   それにしても、もう休憩時間は終わって、食べ物を注文する人なんか居ないと
   思われるのですが・・・・。
   もうちょっと、石田様のコアなファンの心情にも配慮して欲しかったな。
   でも、グリッサンドをする石田様の手から発せられるセクシーなオーラを
   感じて、二へドンの機嫌は直りました。
   石田様は全弓を使って、聴かせる。 聴かせる。
   
2曲目「 3人のためのミロンガ 」。 
   中岡さんは、黄色いクロスで、ピアノの鍵盤を3往復位丹念に拭きました。
   この曲は、いつもよりも憂鬱の色が濃く出ている様に感じられました。

3曲目「 ストリートタンゴ 。」 
   町に出没するギャング達の抗争の絵が容易に思い浮かびます。
   石田様はヴァイオリンのパートが終わると、くるっと後ろを振り返り、
   後ろに引っ込みます。
   ( ガン見している二へドンが怖かったかしら?
     でも、KAMOMEの客席の女子の大半が石田様をガン見していた筈だわ。
     うん、もう主役は石田様だわね? )
   この曲が終わると、余りの迫力に客席から拍手が起こりました。
   でも、まだ4曲目が有るのよん。

4曲目「 ミロンガ・ピカレスク 」。 
   そうか、トリオ・リベルタは、このミロンガ・ピカレスクをいつも単独で
   演奏する事が多いのですが、こうしてシリーズで聴いてみると、
   また味わいも深まると言うものです。
   石田様の弓毛が、ブチっと切れました。
   
中岡 「 ありがとうございます。
このピアソラの曲を演奏するに当たって、編曲が大変でした。
世界を回っても、この曲を演奏している人は、他にいないと思います。
次に演奏するのは『 悪魔のロマンス 』です。
物悲しい、そして優しい悪魔のロマンスをお聞き下さい。」

4曲目の「 悪魔のロマンス 」はトリオ・リベルタのライブでは必ず( ? )
演奏される定番の曲。
だけど今日は、松原さんのソプラノ・サックスが、ちょっと高音が苦しかったか!?

演奏後、松原さんはハンカチで額を拭っていました。

中岡 「 早いもので、最後の曲になりました。
最後の曲は『 ヴィオレンタンゴ』です。
このタイトルは、激しいとか、激情したと言う意味の『 ヴィオレント 』と
    タンゴを掛け合わせた物です。
男性らしいエネルギッシュな曲です。
これから僕達の、いいレパートリーにして行きたいなと思います。」
( 2011年03月に補筆をしているのですが、もうこの曲はすっかり
 トリオ・リベルタのレパートリーになりましたよね。
  二へドンは、リベルタのレパートリーとしては、
  「 悪魔のロマンス 」よりは、こちらの「 ヴィオレンタンゴ 」の方が
  好きですねー。)

松原さんのアルトサックスが曲全体を支えていて、本当に素晴らしかったわ!!
21:22にライブは一旦終了です。
石田様、松原さん、中岡さんが退場します。
直ぐに松原さんと中岡さんの2人だけが再登場。
あれ? 石田様は?
・・・・・・・・・・・・ あ、石田様が遅れて登場です。
楽屋で誰かと話をしていたみたい。

アンコール1曲目。
・ ヒム・トゥ・ホープ / ラルフ・ラブランド 
  これもリベルタのライブでの定番曲になった感が有りますね。
  会場の空気がしっとりとウェットになる様です。
  石田様はヴァイオリンの糸巻き部分を、ぐんと上に向け、
  引き弓の時に左の指先でマイクに触わってしまいました。
  事故だったのか、お茶目で触ったのか、どっちだったのでしょうか?

・ リベルタンゴ / アストル・ピアソラ
  ううううう! これを聴かなければ、トリオ・リベルタのライブは終わらない!!
  石田様は床に置いてあるスピーカーに右足を乗せ、大熱演。
  今日は、どの曲も、ヴァイオリンの音がいつもより大きめに聴こえました。
  おお! 石田様はヴァイオリンの糸巻きの部分を、時計と反対回りに
  ぐるりんと回転させます。
  ガン見していた二へドンも、思わず首が、ぐるりんと回転してしまいました。
  しかし、石田様の左手の動きの神業な事はどうだ!!
  二へドンも、あんなに流麗に左手を動かす神経を頂きたいものです。

会場の拍手は鳴り止みません。
1人出て来てピアノの前に座った中岡さんが、右手を上げて拍手を制止し、
「 ピンク・パンサーのテーマ 」のイントロ部分を弾き始めました。
ところが、石田様はおろか、松原さんも出て来ないのですよ。
中岡さんが何度もイントロ部分をリピートする内に、やっと松原さんが出て来て、
テナーサックスでメロディー部分を吹き始めました。
そうして、やっと石田様の登場です。
ところが、石田様は、何ページも何ページも、徒に譜面をめくって行きます。
めくるわ。 めくるわ。 
ちょ・・・ちょっと、石田様のパートが始まるまでに、間に合うのでしょうか?
ど・・・ど・・・どうしよう・・・・。
二へドンもステージに上がって、一緒にピンク・パンサーのテーマの楽譜を
探してあげた方がいい? そうする? そうする?
でも、そんな事をしたら、石田城大奥の女房達が、般若の様な形相で二へドンを
吊し上げに来るに決まっています。
どうしよう。

あ、間に合った・・・・。 ふー。
石田様の大熱演振りに、松原さんが演奏の合間に笑います。
石田様は右手で頭の毛を掻き上げます。
今度は石田様は弓先が頭上のマイクに当たらない様に気をつけながら、
ギコギコギコギコ。
曲は「 ピンク・パンサーのテーマ 」 から、「 ロクサーヌのタンゴ 」に
移行して行きます。
石田様の小さな左手くるりんが1回出ました。
客席は全員、トリオ・リベルタの熱い演奏に吞まれてしまいました。
はひ~。

演奏が終わると、石田様は右手を挙げて笑顔で客席に顔を向けました。
ん? それって、A嬢にアピールなの?
小さなジェラシーの青白い炎が、、ゆらっと揺らめきました。

KAMOME スタッフは、早速お片付けモードに入りますが、
二へドンは余韻に浸りたいので、なかなか腰を上げません。
「 なんだ~! このやろう~!! 」明らかに酔っ払いの、らりった、
如何にも楽しそうな」声が楽屋から聞こえて来ました。
誰の声だったのか、確信は有りません。
でも、恐らく、あの酔っ払った声は石田様・・・・・・?

21:40 さあ、二へドンもそろそろ帰りましょうかね?
中岡さんがジーパンにジャケットというカジュアルな私服で客席に出て来ました。
中岡さんは「 小林」さん、ありがとう。」とマダムにご挨拶。
松原さんも、マダム詣で。

***** 「 4月19日 トリオ・リベルタ KAMOME レポ後半 」 ・ 完 *****








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Posted by ニヘドン at 12:32│Comments(2)コンサート
この記事へのコメント
ニヘドンさま
いつしかのカモメで隣に座らせていただいた隣のひとりものです☆
1000000越え、おめでとうございます!!
これからも楽しみにしています♪
またリベルタご一緒できればうれしいです♪♪
Posted by 隣のひとりもの at 2010年09月12日 18:51
> 隣のひとりもの様。

   コメントありがとうございます!!
   はいはい! またトリオ・リベルタも行きたいですね。
   でもその前に、未完成で放置してあるライブ・レポを何とかします!!
   また読みに来て下さいませ!!
   ありがとうございます!!
Posted by ニヘドンニヘドン at 2010年09月12日 22:59
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