2007年04月07日
4月6日のヴァイオリンレッスン
ピアノでもヴァイオリンでも、どんな楽器でも、習い方には大まかに分けて2種類の方法が
あります。基礎からミッチリやる方法と、とりあえず楽しむ為に、いろいろな曲を弾いてみる方法です。
これは習う人の考え方次第なので、どちらが正しいと言う事は無いと思います。
大抵の場合、子供は基礎からミッチリさせる先生が多いですよね。ピアノだったらバイエルは外せないですよね。で、ツェルニーとか、ソナチネとか、ブルグミュラーとか、定番の教本があるんですよね。
息子はヤマハの音楽教室に3歳から入会しました。その当時は「音のゆうえんち」と言う名前のクラス
で、楽器は一切弾かず、音楽を聴いたり歌ったり踊ったりという内容でした。
ピアノを習わせるというよりは、幼稚園に入る準備として通わせているお母さん達が多かったです。
息子は肺炎で入院した時、半年程休会しましたが、その後エレクトーンを弾くヤマハのコースに通い始めました。このコースがバイエルの様な基礎は一切やらないんですよね。
お母さん達は、自分がバイエルやって来ているから、自分が弾ける弾けないに関わらず、自分の子供
が弾けない、下手であるという現実を目の前にした時、バイエルをきちんとやらないからだと、
そういう考えに至る親が多いです。で、迷いが生じると、辞めたり、個人の先生の所に移ったりするんです。 二へドンは息子をプロにする気は毛頭無く、生まれた時より障害児で、手術や病気で入院が
多く情緒不安定気味だった彼に、音楽療法を施すつもりでした。音楽療法だから、楽しければバイエルやらなくても、OKだったんです。
基礎をミッチリは確かに力はつくけれども、子供が嫌になってしまう事が多いんですよね。
特に今は子供も親も、辛抱が無いから、音楽でも塾でもスポーツでも、始めては辞め、移っては辞め
という 習い事ジプシーがすごく多いです。馬鹿みたい。
二へドンの息子は障害児だけに頭パーで、10年音楽やって来て未だに楽譜読めないし、リズムも
正しく取れないけれど、諦めずに続けていれば、今は個人の先生の所でブルグミュラーやってます。
メインはエレクトーンなので、「さとうきび畑」とか「地上の星」とか「青いベンチ」とか、彼の大好きな
Jーポップとか歌謡曲を喜んで弾いていますよ。
あと10年何とか頑張れば、大学を卒業する頃には、トミオカヤスヤ張りの演奏が出来る様になると
いいなあ・・・・と母の二へドンは夢を抱いております。
結論としては、基礎をミッチリやろうが、基礎をやらずに曲を弾きまくっても、辞める奴は辞めてしまう
という事なのであります。皆、頑張って続けようよ!! 母の心が大事だよ。
では、大人が楽器を習う時はどうか。これも、考え方2つありますね。
基礎が大事か。取りあえず何か弾くか。
二へドンは、まず弾く事を選びます。だって大人の場合、今更プロになる訳では無いし、基礎をミッチリやっている間に寿命が来ちゃったら、笑えないでしょ?
でも、基礎が大事だと思う人は、そういう教室を選べば良いのです。もう大人なんだから、自分で
判断しなさい!!
二へドンが今、通っているヴァイオリン教室は、ヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクールです。
名前からして、基礎はやらないという感じですよね。 (笑)
メインの教本( これはヤマハのテキスト製作委員会が作ったオリジナルテキスト ) と
レパートリー集の2冊を使って、毎回のレッスンを行っていきます。
基礎はやらないとは言っても、一応はやるんです。
最初は姿勢と構え方。二へドンの先生はヤマハの中でも基本にうるさい派なので、手の形や肘や指の角度、肩を動かさないとか、毎回のレッスンでうるさく言われます。
開放弦、A Majorスケール、D Majorスケール、G Major スケールと練習して来ました。
教本によっては C Major スケールから始めるものも あるのですが、
( 二へドンが「泰次郎」君を購入した時に、ついでに買った篠崎バイオリン教本はC Majorオンリー
ですね。 ) A Major から始めるのが、一番てっとり早いと思います。
ヴァイオリンって、半音を指をくっつける事で 音を作っていくんだけど、A Majorは4本の弦の全て
を、0-1-23-4 の指で弾けるので、初心者にはとても 理解しやすいし、とにかく
0-1-23-4 を 忠実に弾いていけば良いんです。で、慣れてきた所で、D Major スケールに
入ると、E線だけ 指を0-12-3-4 に変化させるだけ。 G Major は、 E線とA線の2本の
指を、 0-12-3-4 にするだけ。 もう機械的に 指の移動が出来る様になるんです。
これを 楽譜を見ると、いきなり 初心者に#が3つも ついているので、びびってしまうのですが、
ハハハハ!! 何も恐れる事はありませんよ!!
最初、教本をもらった時に、丁度真ん中辺りのページに今練習中のモーツァルトの
「 魔笛 」 の楽譜が 載っているのを 見て、ああ、二へドン、ここで挫折するかも・・・・と思いました。16分音符オンパレード、付点8分音符にテヌートついてるし、スラーオンパレード、弓のアップ&
アップという変則的なボーイング有りとまあ・・・・・ 色々ありますわね。
驚いた事に、最初絶望的に思えたこの曲も、練習してみたら1週間で最後まで弾ける様になったんですわ。 はあ、我ながらビックリですわ。
今はこの「 魔笛 」 と J.S.バッハの「 主よ人の望みの喜びよ 」 を練習してます。
気分だけは、どんどん石田様に近づいて来ているのよ。
もし、これからヴァイオリンを始めたい方、ヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクールお勧め!!
今更プロになる訳じゃ無しって思える人ならね。
全くの初心者が、6ヶ月でエチュード以外に小品レパートリー11曲ですよ。
かなり気分はヴァイオリニストです!!
今日も石田泰尚様と愛のヴァイオリン・デュエットを夢想しながら練習をするのであります!!
あります。基礎からミッチリやる方法と、とりあえず楽しむ為に、いろいろな曲を弾いてみる方法です。
これは習う人の考え方次第なので、どちらが正しいと言う事は無いと思います。
大抵の場合、子供は基礎からミッチリさせる先生が多いですよね。ピアノだったらバイエルは外せないですよね。で、ツェルニーとか、ソナチネとか、ブルグミュラーとか、定番の教本があるんですよね。
息子はヤマハの音楽教室に3歳から入会しました。その当時は「音のゆうえんち」と言う名前のクラス
で、楽器は一切弾かず、音楽を聴いたり歌ったり踊ったりという内容でした。
ピアノを習わせるというよりは、幼稚園に入る準備として通わせているお母さん達が多かったです。
息子は肺炎で入院した時、半年程休会しましたが、その後エレクトーンを弾くヤマハのコースに通い始めました。このコースがバイエルの様な基礎は一切やらないんですよね。
お母さん達は、自分がバイエルやって来ているから、自分が弾ける弾けないに関わらず、自分の子供
が弾けない、下手であるという現実を目の前にした時、バイエルをきちんとやらないからだと、
そういう考えに至る親が多いです。で、迷いが生じると、辞めたり、個人の先生の所に移ったりするんです。 二へドンは息子をプロにする気は毛頭無く、生まれた時より障害児で、手術や病気で入院が
多く情緒不安定気味だった彼に、音楽療法を施すつもりでした。音楽療法だから、楽しければバイエルやらなくても、OKだったんです。
基礎をミッチリは確かに力はつくけれども、子供が嫌になってしまう事が多いんですよね。
特に今は子供も親も、辛抱が無いから、音楽でも塾でもスポーツでも、始めては辞め、移っては辞め
という 習い事ジプシーがすごく多いです。馬鹿みたい。
二へドンの息子は障害児だけに頭パーで、10年音楽やって来て未だに楽譜読めないし、リズムも
正しく取れないけれど、諦めずに続けていれば、今は個人の先生の所でブルグミュラーやってます。
メインはエレクトーンなので、「さとうきび畑」とか「地上の星」とか「青いベンチ」とか、彼の大好きな
Jーポップとか歌謡曲を喜んで弾いていますよ。
あと10年何とか頑張れば、大学を卒業する頃には、トミオカヤスヤ張りの演奏が出来る様になると
いいなあ・・・・と母の二へドンは夢を抱いております。
結論としては、基礎をミッチリやろうが、基礎をやらずに曲を弾きまくっても、辞める奴は辞めてしまう
という事なのであります。皆、頑張って続けようよ!! 母の心が大事だよ。
では、大人が楽器を習う時はどうか。これも、考え方2つありますね。
基礎が大事か。取りあえず何か弾くか。
二へドンは、まず弾く事を選びます。だって大人の場合、今更プロになる訳では無いし、基礎をミッチリやっている間に寿命が来ちゃったら、笑えないでしょ?
でも、基礎が大事だと思う人は、そういう教室を選べば良いのです。もう大人なんだから、自分で
判断しなさい!!
二へドンが今、通っているヴァイオリン教室は、ヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクールです。
名前からして、基礎はやらないという感じですよね。 (笑)
メインの教本( これはヤマハのテキスト製作委員会が作ったオリジナルテキスト ) と
レパートリー集の2冊を使って、毎回のレッスンを行っていきます。
基礎はやらないとは言っても、一応はやるんです。
最初は姿勢と構え方。二へドンの先生はヤマハの中でも基本にうるさい派なので、手の形や肘や指の角度、肩を動かさないとか、毎回のレッスンでうるさく言われます。
開放弦、A Majorスケール、D Majorスケール、G Major スケールと練習して来ました。
教本によっては C Major スケールから始めるものも あるのですが、
( 二へドンが「泰次郎」君を購入した時に、ついでに買った篠崎バイオリン教本はC Majorオンリー
ですね。 ) A Major から始めるのが、一番てっとり早いと思います。
ヴァイオリンって、半音を指をくっつける事で 音を作っていくんだけど、A Majorは4本の弦の全て
を、0-1-23-4 の指で弾けるので、初心者にはとても 理解しやすいし、とにかく
0-1-23-4 を 忠実に弾いていけば良いんです。で、慣れてきた所で、D Major スケールに
入ると、E線だけ 指を0-12-3-4 に変化させるだけ。 G Major は、 E線とA線の2本の
指を、 0-12-3-4 にするだけ。 もう機械的に 指の移動が出来る様になるんです。
これを 楽譜を見ると、いきなり 初心者に#が3つも ついているので、びびってしまうのですが、
ハハハハ!! 何も恐れる事はありませんよ!!
最初、教本をもらった時に、丁度真ん中辺りのページに今練習中のモーツァルトの
「 魔笛 」 の楽譜が 載っているのを 見て、ああ、二へドン、ここで挫折するかも・・・・と思いました。16分音符オンパレード、付点8分音符にテヌートついてるし、スラーオンパレード、弓のアップ&
アップという変則的なボーイング有りとまあ・・・・・ 色々ありますわね。
驚いた事に、最初絶望的に思えたこの曲も、練習してみたら1週間で最後まで弾ける様になったんですわ。 はあ、我ながらビックリですわ。
今はこの「 魔笛 」 と J.S.バッハの「 主よ人の望みの喜びよ 」 を練習してます。
気分だけは、どんどん石田様に近づいて来ているのよ。
もし、これからヴァイオリンを始めたい方、ヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクールお勧め!!
今更プロになる訳じゃ無しって思える人ならね。
全くの初心者が、6ヶ月でエチュード以外に小品レパートリー11曲ですよ。
かなり気分はヴァイオリニストです!!
今日も石田泰尚様と愛のヴァイオリン・デュエットを夢想しながら練習をするのであります!!
Posted by ニヘドン at
18:19
│Comments(2)
2007年04月07日
海のトリビア
商船三井キッズクルーズの夜のお楽しみ会として、子供対象の「海のトリビア」クイズ大会が
行われました。 問題が秀逸だったので、hama1ファンの方々も、「ハマっ子」 としての資格が
あるかどうか、問題に答えてみて下さい。答えは ○ か × で お答え下さい。
正解は1週間後位にアップする予定です。
1. 船が出港する時に行う「紙テープ投げ」の発案者はイギリス人である。
2. 世界最大の客船は横浜ベイブリッジの下を通る事が出来ない。
3. ファンネル(船の煙突)のデザインは会社ごとに違う。
4. とんかつソース専用のタンカーがある。
5. 海にも 「 クワガタ 」 は居る。
6. 海上保安庁への緊急通報番号は 「 118 」番である。
7. 日本の太平洋岸に捨てられたゴミは、カナダに流れ着く。
8. 英語でも黒潮は、「 KUROSHIO 」 と言う。
9. 太平洋は大西洋よりも塩辛い。
10. 体長4mに達しないクジラを 「 イルカ 」 と呼ぶ。
11. 氷山は海水から出来ている。
12. 逆立ちする船がある。
13. 最も深い海は、10,000m以上もある。
14. 地球上の陸地を削り、海に埋めると、丁度全体が海抜0mになる。
15. マグロは時速80kmのスピードで泳ぐ。
16. 関東地方で一番食べられているのは、「 マグロ 」。二番目は 「 鮭 」 である。
17. MS にっぽん丸(帆船ではありません)には翼がある。
18. 船にも本籍がある。
19. にっぽん丸のお風呂の水は飲める。
20. LNG (液化天然ガス) の温度は-160℃で タンカーで運ばれている。
21. 上海ガニは、ヨーロッパにも居る。
さあ、どうでしょうか? 簡単だったかな?
因みに佐藤君は、勝ち残り戦で2回賞品を貰いましたよ。 小学生に負けるな!!
行われました。 問題が秀逸だったので、hama1ファンの方々も、「ハマっ子」 としての資格が
あるかどうか、問題に答えてみて下さい。答えは ○ か × で お答え下さい。
正解は1週間後位にアップする予定です。
1. 船が出港する時に行う「紙テープ投げ」の発案者はイギリス人である。
2. 世界最大の客船は横浜ベイブリッジの下を通る事が出来ない。
3. ファンネル(船の煙突)のデザインは会社ごとに違う。
4. とんかつソース専用のタンカーがある。
5. 海にも 「 クワガタ 」 は居る。
6. 海上保安庁への緊急通報番号は 「 118 」番である。
7. 日本の太平洋岸に捨てられたゴミは、カナダに流れ着く。
8. 英語でも黒潮は、「 KUROSHIO 」 と言う。
9. 太平洋は大西洋よりも塩辛い。
10. 体長4mに達しないクジラを 「 イルカ 」 と呼ぶ。
11. 氷山は海水から出来ている。
12. 逆立ちする船がある。
13. 最も深い海は、10,000m以上もある。
14. 地球上の陸地を削り、海に埋めると、丁度全体が海抜0mになる。
15. マグロは時速80kmのスピードで泳ぐ。
16. 関東地方で一番食べられているのは、「 マグロ 」。二番目は 「 鮭 」 である。
17. MS にっぽん丸(帆船ではありません)には翼がある。
18. 船にも本籍がある。
19. にっぽん丸のお風呂の水は飲める。
20. LNG (液化天然ガス) の温度は-160℃で タンカーで運ばれている。
21. 上海ガニは、ヨーロッパにも居る。
さあ、どうでしょうか? 簡単だったかな?
因みに佐藤君は、勝ち残り戦で2回賞品を貰いましたよ。 小学生に負けるな!!
Posted by ニヘドン at
14:14
│Comments(0)
2007年04月07日
3月26日 ブルーアイランド氏の作曲家って不思議 その2
いやあ、入学式という とんでも無い邪魔が入ってしまいました。
さ、 続きを書きましょう!
3曲目はバッハ 「 アンナ・マグダレーナのための小品集」 より 「メヌエット ト長調BWV.822 」
青島さんのお話は強烈でしたよ。 小学校の音楽の時間では、決して語られない、いや語っては
ならない 逸話ばかり。 瀬戸内寂聴さんも 学校での制約を嘆いていました。面白い「源氏物語」
は、天皇家の不倫の話なので、教科書に載せられるのは、当たり障りの無い、一番つまらない所
ばかり。 後は随筆など、無難な所で まとめられてしまうって。
青島さんの話の大筋は、こんな感じ。
「 バッハは23人も子供を作った人です。と言っても、前妻と後妻の2人の子供を足した数ですけど
・・・・。もし、あなた達が 『 もう1人弟か妹が欲しい』 とお家の人に言ってごらんなさい。
お家の方は多分こう言うの。あなたに いっぱいお金がかかるから、もう駄目なの。てね。
でも バッハの時代はキリスト教の影響で 子供をたくさん作る事が 良い事だったの。
今だったら 大変よね。で、この曲はバッハの奥さんのために書いた踊りの曲です。」
青島氏にかかると、さしもの「音楽の父」も、ただの「子沢山の父」になってしまうから怖いよ。
でも青島氏、自分の事はとっても謙虚。
「 私は、指揮はうまくないの。だからオーケストラの人達はどうするかって言うと、私の指揮なんか
見ないで、コンマスの森下様を見るのよ。
1番前の列の子供たちにお願いがあるの。演奏中は絶対に足をバタバタしないでね。
子供の方がエネルギーが強いから、足のバタバタを見ているうちに、森下様もつられてテンポが
早くなって来ちゃうからね。足の裏を床にしっかり着けるか、椅子の上に正座しちゃって。」
青島氏が言うと、嫌味に聞こえないから良いですよね。
お次はモーツァルトの「きらきら星による変奏曲」。 青島氏編曲版だったけど、神奈川フィルの珠玉の演奏が生きていて、すんごく良かった!!
青島氏によると、モーツァルトも こてんぱん。
「 モーツァルトは小さい時から演奏旅行をしていたから、小学校に行ってないの。やっぱり小学校
に行かないと駄目よね。同じ年頃の子供と付き合った事が無いから、変な女の人と結婚して
しまって、その女の人がお金を浪費して、その為にモーツァルトは35歳で早死にしてしまったの。」
むむむ。佐藤君の「結婚相手に求める条件」に、こんなエピソードも影響しているのか?
トークも含めて40分程の第1部はあっと言う間に終了。
休憩は20分。「何で20分かと言うと、女子トイレが混むからよ。」
青島氏、休憩時間の説明まで、恐れ入ります!
第1部は、たった5曲だったけれど、バロック時代から古典派の流れを押さえていました。
音楽が王侯貴族のものだった時代なので、偉そうに聴いていいと言われたので、佐藤君は社長座り
で聴いた様です。 (爆)
第2部はロッシーニの「 ウィリアム・テル序曲 」。ここからロマン派の流れになり、一般の人達も
お金さえ払えば音楽界に来られる時代です。いい時代になりましたよ。お金さえ払えば石田様の
演奏会に行かれるのですよ!! バロック時代だったら、石田様の演奏は夢のまた夢。
やっぱり これは 石田様を追いかけるしか 無いでしょう。 時代が二へドンに 「 石田様を
追いかけろ! 」 と言っている様なものだもの。 変な所で納得してしまいました。
次が恒例の「 指揮者に挑戦 」 コーナー。 曲は「ハンガリー舞曲第5番」。
男の子1名、女の子1名が選ばれました。佐藤君もやりたいと 手をあげたのですが、やっぱり
低学年の子が選ばれるわね。 だってこれ、真面目にやったら 面白くないんだもの。
すんごい ゆっくりのテンポになっちゃうのを、オケのメンバーが一糸乱れぬ歩調で、指揮通り
すんごい ゆっくりのテンポで 弾くのよ。 これは抱腹絶倒。
神奈川フィルって コミックバンドとしても、いけるかも?
あんな出鱈目な指揮に合わせられるって、凄いよね。 最後は大人の人を強制指名。
出だしが駄目で、オケの音が 「ひょろろろ・・・・」 と尻すぼみになったのは 滅茶笑える。
で、後はもうチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」、グリーグの「ペール・ギュント」、
アンダーソンの「シンコペーティッド・クロック」と、子供たちにもよく知られた名曲オンパレード。
青島氏&神奈川オジ・フィル なかなか気に入りました。
「題名のない音楽界」 収録の時は、やはり放送コードがあるせいか、ちょっと猫を被った所も
見受けられるのですが、TVカメラの無いステージだと、まあ青島節炸裂だもの。
1つ聞きづてならない事を言ったのよ!
「 このオケで一番格好良いのは、個人的には トロンボーンの2番よ。」って青島氏が言うの!
トロンボーンの2番って誰よ!!
思わず 立ち上がって確認したい衝動にかられたけれど、るねさんが 石田様にちくるといけないので、じっと大人しく座っていました。
最後は 皆で「ドレミの歌」を合唱。
今日はベートーヴェンの曲は演奏されなかったけれど、彼のエピソードを青島氏が紹介。
「 ベートーヴェンはブ男で 女の人にもてなかったの。でも、テレーゼって女の人が折角好きだって
言ってくれたのに、好きじゃないって言っちゃって、馬鹿よね。」
ああ、痛い。二へドンの胸が痛む。石田様のサインを断ってしまったトラウマから、まだ抜け出せない
でいる!!
今まで子供向けだと馬鹿にして、行かなかったコンサートなんですが、安いし、笑えるし、
今更、人には聞けない事を 運が良ければ 青島氏が説明してくれるかも?
でも 今日の青島氏の解説は 「作曲家ってフシギ」と言うよりは、
「 作曲家って フシダラ 」 って感じだったんですけど・・・・・?
今度は夏休みに行きたいと思います。夫婦だけで来ている人もいました。
今回思わずローソンチケットで頼んでしまったけれど、神奈川フィル事務局に頼めば20%オフ
だったのだ。 次回は忘れないぞ!
さ、 続きを書きましょう!
3曲目はバッハ 「 アンナ・マグダレーナのための小品集」 より 「メヌエット ト長調BWV.822 」
青島さんのお話は強烈でしたよ。 小学校の音楽の時間では、決して語られない、いや語っては
ならない 逸話ばかり。 瀬戸内寂聴さんも 学校での制約を嘆いていました。面白い「源氏物語」
は、天皇家の不倫の話なので、教科書に載せられるのは、当たり障りの無い、一番つまらない所
ばかり。 後は随筆など、無難な所で まとめられてしまうって。
青島さんの話の大筋は、こんな感じ。
「 バッハは23人も子供を作った人です。と言っても、前妻と後妻の2人の子供を足した数ですけど
・・・・。もし、あなた達が 『 もう1人弟か妹が欲しい』 とお家の人に言ってごらんなさい。
お家の方は多分こう言うの。あなたに いっぱいお金がかかるから、もう駄目なの。てね。
でも バッハの時代はキリスト教の影響で 子供をたくさん作る事が 良い事だったの。
今だったら 大変よね。で、この曲はバッハの奥さんのために書いた踊りの曲です。」
青島氏にかかると、さしもの「音楽の父」も、ただの「子沢山の父」になってしまうから怖いよ。
でも青島氏、自分の事はとっても謙虚。
「 私は、指揮はうまくないの。だからオーケストラの人達はどうするかって言うと、私の指揮なんか
見ないで、コンマスの森下様を見るのよ。
1番前の列の子供たちにお願いがあるの。演奏中は絶対に足をバタバタしないでね。
子供の方がエネルギーが強いから、足のバタバタを見ているうちに、森下様もつられてテンポが
早くなって来ちゃうからね。足の裏を床にしっかり着けるか、椅子の上に正座しちゃって。」
青島氏が言うと、嫌味に聞こえないから良いですよね。
お次はモーツァルトの「きらきら星による変奏曲」。 青島氏編曲版だったけど、神奈川フィルの珠玉の演奏が生きていて、すんごく良かった!!
青島氏によると、モーツァルトも こてんぱん。
「 モーツァルトは小さい時から演奏旅行をしていたから、小学校に行ってないの。やっぱり小学校
に行かないと駄目よね。同じ年頃の子供と付き合った事が無いから、変な女の人と結婚して
しまって、その女の人がお金を浪費して、その為にモーツァルトは35歳で早死にしてしまったの。」
むむむ。佐藤君の「結婚相手に求める条件」に、こんなエピソードも影響しているのか?
トークも含めて40分程の第1部はあっと言う間に終了。
休憩は20分。「何で20分かと言うと、女子トイレが混むからよ。」
青島氏、休憩時間の説明まで、恐れ入ります!
第1部は、たった5曲だったけれど、バロック時代から古典派の流れを押さえていました。
音楽が王侯貴族のものだった時代なので、偉そうに聴いていいと言われたので、佐藤君は社長座り
で聴いた様です。 (爆)
第2部はロッシーニの「 ウィリアム・テル序曲 」。ここからロマン派の流れになり、一般の人達も
お金さえ払えば音楽界に来られる時代です。いい時代になりましたよ。お金さえ払えば石田様の
演奏会に行かれるのですよ!! バロック時代だったら、石田様の演奏は夢のまた夢。
やっぱり これは 石田様を追いかけるしか 無いでしょう。 時代が二へドンに 「 石田様を
追いかけろ! 」 と言っている様なものだもの。 変な所で納得してしまいました。
次が恒例の「 指揮者に挑戦 」 コーナー。 曲は「ハンガリー舞曲第5番」。
男の子1名、女の子1名が選ばれました。佐藤君もやりたいと 手をあげたのですが、やっぱり
低学年の子が選ばれるわね。 だってこれ、真面目にやったら 面白くないんだもの。
すんごい ゆっくりのテンポになっちゃうのを、オケのメンバーが一糸乱れぬ歩調で、指揮通り
すんごい ゆっくりのテンポで 弾くのよ。 これは抱腹絶倒。
神奈川フィルって コミックバンドとしても、いけるかも?
あんな出鱈目な指揮に合わせられるって、凄いよね。 最後は大人の人を強制指名。
出だしが駄目で、オケの音が 「ひょろろろ・・・・」 と尻すぼみになったのは 滅茶笑える。
で、後はもうチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」、グリーグの「ペール・ギュント」、
アンダーソンの「シンコペーティッド・クロック」と、子供たちにもよく知られた名曲オンパレード。
青島氏&神奈川オジ・フィル なかなか気に入りました。
「題名のない音楽界」 収録の時は、やはり放送コードがあるせいか、ちょっと猫を被った所も
見受けられるのですが、TVカメラの無いステージだと、まあ青島節炸裂だもの。
1つ聞きづてならない事を言ったのよ!
「 このオケで一番格好良いのは、個人的には トロンボーンの2番よ。」って青島氏が言うの!
トロンボーンの2番って誰よ!!
思わず 立ち上がって確認したい衝動にかられたけれど、るねさんが 石田様にちくるといけないので、じっと大人しく座っていました。
最後は 皆で「ドレミの歌」を合唱。
今日はベートーヴェンの曲は演奏されなかったけれど、彼のエピソードを青島氏が紹介。
「 ベートーヴェンはブ男で 女の人にもてなかったの。でも、テレーゼって女の人が折角好きだって
言ってくれたのに、好きじゃないって言っちゃって、馬鹿よね。」
ああ、痛い。二へドンの胸が痛む。石田様のサインを断ってしまったトラウマから、まだ抜け出せない
でいる!!
今まで子供向けだと馬鹿にして、行かなかったコンサートなんですが、安いし、笑えるし、
今更、人には聞けない事を 運が良ければ 青島氏が説明してくれるかも?
でも 今日の青島氏の解説は 「作曲家ってフシギ」と言うよりは、
「 作曲家って フシダラ 」 って感じだったんですけど・・・・・?
今度は夏休みに行きたいと思います。夫婦だけで来ている人もいました。
今回思わずローソンチケットで頼んでしまったけれど、神奈川フィル事務局に頼めば20%オフ
だったのだ。 次回は忘れないぞ!
2007年04月07日
4月6日 ロマンティック・コンチェルト
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会
~ 名曲シリーズ ~
「 ロマンティック・コンチェルト 」
日時 : 2007年4月6日( 金 ) 開場 18:30 開演 19:00
会場 : 神奈川県民ホール
出演 : 指揮 - 藤岡 幸男 ( ふじおか さちお )
ピアノ - 高橋 多佳子 ( たかはし たかこ ) ー ショパン
ピアノ - イルジー・コレルト - ラフマニノフ
管弦楽 - 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
演目 : グリーグ / 二つの悲しい旋律 作品34より 「 過ぎた春 」
ショパン / ピアノ協奏曲第2番 へ短調 作品21
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ご注意!! 本日のコンマスは石田泰尚様ではございません。
じゃ、何で聞きに行ったのかと申しますと、4月14日の石田様のヴィヴァルディのチケットを頼む
時に、丁度6日は空いていたし、B席が¥2,000.-というお買い得価格が、さらに定期会員価格で
20%オフになっちゃうから、 ついでに 頼んじゃったのです。
指揮者の藤岡氏にも期待しておりました。彼、二へドンと同い年なんです!!
同じ年に生まれても、片や、しがない追っかけ。片や、海外で認められた指揮者。
この人生の違いはどこから来るの?
しかも、彼の経歴はため息でますよ。まさしく王子様。
幼少の頃よりピアノ、チェロを学ぶ。慶應義塾大学文学部卒業。英国王立ノーザン音楽大学
指揮課卒。んでもって、欧米のオケを振りまくり、BBCフィルとCDを7枚も出しているざんす。
千秋先輩も真っ青ざんす。
最初のグリーグは、とても短い小品ですが、神奈川フィルが協奏曲やる時に、
「 取り敢えず 短いの1曲 」 と 小手調べに演奏する小品、結構二へドンのツボにはまってます。
今日も しみじみ楽しめた。
ところがですね!! 二へドン、曲自体は気に入ったのですが、指揮が気に入らなかったのです。
二へドン何度も言っている様に、現田氏が振る神奈川フィルが大好きなのね。
現田氏の指揮は、音符と音符の間に、海からの青い風が吹き抜ける様な心地よさがあるんです。
で、コンマスが石田様だったら、もう最高~!!! ヨダレ掛けが必要な程!!
ところが、藤岡氏の指揮には「風」が吹いてなかった。
神奈川フィルの音は、美しいのですよ。でも、ただ美しいだけでは駄目だと、今日分かりました。
風通しが良くないと、爽快感が無いんです。
確かに、藤岡氏の指揮は、グリーグらしく、北欧の明るい日差しが柔らかく降り注ぐ針葉樹林の
萌え出たばかりの 黄緑色の林の風景を再現する事に成功していました。でもね、風通しが
悪いもんだから、こんなふうに考えてみて。
白いエプロンドレスを着て、美しい北欧の林に入り、気持ちの良い爽やかな黄緑色のコケの上に
腰を下ろしてみる。「ソフィーの世界」よろしく哲学の世界に思いを馳せてみたりして・・・・。
しばし、静かな時の流れに身をゆだね、午後のティー・タイムをしようと立ち上がる。
すると、コケの根元は風通し悪いもんだから、じっとり湿っていて、真っ白なエプロンドレスの
お尻の部分が、サルのオケツみたいに 濡れてしまった!!
これって かなり 不快で、情けなくないですか?
二へドン、藤岡氏の指揮を聞きながら、こんな情け無い思いを抱いてしまったのよ。
こんなに重い神奈川フィルを聞くのも初めてだった。 逆に言えば、神奈川フィルって、こんなに
重い演奏もできるんだ。
でもま、二へドン、藤岡氏の指揮を聞くの、初めてだから! だんだん耳に馴染んでいくケース
も往々にして あるから。 ね、ね! 気を取り直して次いこう! 次!!
次は高橋多佳子さんの、ショパンの協奏曲第2番。
高橋嬢は長身でスリムで美人で、桐朋学園大学音楽学部 → 国立ワルシャワ・ショパン音楽院
大学院研究課 の経歴があり、数々のコンクール入賞歴もあり、期待は高まります。
肘と手首が柔らかくて、確かにピアノは軽やかで巧い。 コンクールの審査員は喜んでくれると
思うよ。 でも 二へドンは審査員じゃ無いからさ・・・・・。
楽譜通りに上手。・・・・・・ただそれだけ。 個性が無い。 この演奏なら他の人でも出来るんじゃない?
第1楽章後半で、二へドンの左目から、涙が1粒 ポロリ~ん。
石田様の演奏の時なら、感涙に決まっているけど、ごめん。今日の涙は大あくびを噛み殺したから。
第2楽章中盤では、噛み殺しても、噛み殺しても、涙が垂れてくる。
二へドンの左隣の女の人は眠っている。 あれ? 二へドンの右隣の女の人は、あごを天井に
向けて大胆に眠っている。 二へドンの前のオヤジは首の角度が不自然である。もしや・・・。
二へドンの後ろの席の人は・・・・? 怖くて確認出来なかった!!
おねんねの魔方陣の中央に入ってしまった二へドンの目は、潤みっぱなし。 あくびで・・・・・。
不眠症の人は高橋多佳子を聞け!?
19:50より 15分間の休憩に入る。 ロビーに出よう! 二へドンには気分転換が必要だ。
藤岡さん、N響でも振ればぴったりだと思うよ。 神奈川フィルの持ち味をもっと引っ張り出して
欲しいよね。 神奈川フィルの皆さん、これも仕事のうちと思って耐えた? プロは、どんな指揮者
にも対応してみせると思って我慢した? 楽員の皆様の本音を聞いてみたいよね。
でも、ま、二へドン藤岡氏の指揮を聞くのは初めてだから。 まだ聞き始めて50分しか経っていないから! 段々耳に馴染んでいく事も 往々にしてあるから!! 気を取り直して、次行こう、次!!
最後はイルジー・コレルト氏。頭がチャーリー・ブラウン。今時の若手イケメン・ピアニストでは
全然無いけど、どこか愛嬌のあるタイプ。 プラハ音楽院 → プラハ芸術大学 → ウィーン芸術大学 → スコラ・カントルム音楽院との経歴の持ち主。 こちらもコンクール荒らし。
丁度1ヶ月前、及川さんが、東京芸術劇場で神奈川フィルをバックに演奏した、あの、ラフマの2番
では、あ~りませんか!! すごい偶然!!
全然別のオケで、同じ曲を聴く事はあるけれど、同じオケでソリストが違う同じ曲を、たった1ヶ月の
間に聞けるって、すっごく珍しいと思うのですが・・・・・・。
ピアノの冒頭の「鐘の音」の部分で、もう二へドンは嫌になってしまいました。
及川さんの方が味がある。
別にコレルト氏に意地悪しようなんて気は毛頭無いよ。でも3月6日に聞いたばかりの及川さんの
ラフマが、まだ二へドンの脳裏に張り付いているんです! 思い出そうとすれば、及川さんの
映像と共に音が蘇るのです。 それで、比較しちゃいけないって法は無いよね。
コレルト氏も高橋嬢と同じタイプ。 指さばきは華麗で、お上手なんですけど、二へドンは審査員では
無いので、感動が無いと「イイ!」 とは言わない。
もう二へドンは途中で立ち上がって 「違うの!!そうじゃ無いの!! 及川さんだったらこう弾くの」
と 叫び出しそうでした。 叫ばない様に 前の座席の背もたれを握り締めてしまいました。
この曲で藤岡氏が二へドンの好みのタイプの指揮者では無いと悟りました。
音のメリハリはあるんだけれど、フォルテッシモが強すぎて乱暴。喧嘩を吹っかけられているみたい。
弓の動かし方の激しい部分は、石田様がコンマスだったら、楽しそうに飄々と演奏してのけるから、
他の楽員達も同じノリで着いて行ってしまうんだろうね。 どたばた落ち着きが無くて嫌だった。
コントラバスなんて「怒り」を感じたもん。 こんな音楽聴きたくないよ!!
演奏が終わった後、客席からは拍手喝さいだったけど、皆、及川さんを聞いてないんだな。
今日の演奏だけ聴いたら、二へドン、ラフマニノフを嫌いになっちゃうよ。
たった1人指揮者が違うだけで、たった1人ソリストが違うだけで、同じ曲がこんなに違って
聞こえてしまうんだ。 音楽って怖い。
石田様、及川様のパフォーマンスの凄さを 改めて身を持って感じられた演奏会でした。
終演後、二へドンは悲しみの涙にくれながら会場を後にしました。
「及川さんのピアノを聞きたい!! お口直しに及川さんのピアノを聞きたい!! 及川さんの演奏
を 今すぐ聴きたい!!」
及川さんだけに、泣き声も 「 お~いおいおい・・・・ 」 だったりして・・・・・・。
及川さんだけに、突っ込みも 「 おいおい・・・・・・・ 」 だったりして・・・・・・。
こんな思いをするのは、誰の責任だ? 石田様の責任だ。
石田様が及川さんと トリオを組まなければ、二へドンは一生及川さんの演奏を聞かずに生きて
いたかもしれないのに・・・・・・。 もう及川さんの演奏でなければ満足できない身体になってしまいました。 石田~リン、責任を取ってちょうだい。
ショスタコ 嫌いな方、藤岡氏の指揮で聴いたら、もう立ち直れないかも!?
ちょっと 怖いものみたさに 聴いてみたい気もする 二へドンでありました。
さ、来週は石田様のヴィヴァルディで お口直ししよう。
石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!
~ 名曲シリーズ ~
「 ロマンティック・コンチェルト 」
日時 : 2007年4月6日( 金 ) 開場 18:30 開演 19:00
会場 : 神奈川県民ホール
出演 : 指揮 - 藤岡 幸男 ( ふじおか さちお )
ピアノ - 高橋 多佳子 ( たかはし たかこ ) ー ショパン
ピアノ - イルジー・コレルト - ラフマニノフ
管弦楽 - 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
演目 : グリーグ / 二つの悲しい旋律 作品34より 「 過ぎた春 」
ショパン / ピアノ協奏曲第2番 へ短調 作品21
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ご注意!! 本日のコンマスは石田泰尚様ではございません。
じゃ、何で聞きに行ったのかと申しますと、4月14日の石田様のヴィヴァルディのチケットを頼む
時に、丁度6日は空いていたし、B席が¥2,000.-というお買い得価格が、さらに定期会員価格で
20%オフになっちゃうから、 ついでに 頼んじゃったのです。
指揮者の藤岡氏にも期待しておりました。彼、二へドンと同い年なんです!!
同じ年に生まれても、片や、しがない追っかけ。片や、海外で認められた指揮者。
この人生の違いはどこから来るの?
しかも、彼の経歴はため息でますよ。まさしく王子様。
幼少の頃よりピアノ、チェロを学ぶ。慶應義塾大学文学部卒業。英国王立ノーザン音楽大学
指揮課卒。んでもって、欧米のオケを振りまくり、BBCフィルとCDを7枚も出しているざんす。
千秋先輩も真っ青ざんす。
最初のグリーグは、とても短い小品ですが、神奈川フィルが協奏曲やる時に、
「 取り敢えず 短いの1曲 」 と 小手調べに演奏する小品、結構二へドンのツボにはまってます。
今日も しみじみ楽しめた。
ところがですね!! 二へドン、曲自体は気に入ったのですが、指揮が気に入らなかったのです。
二へドン何度も言っている様に、現田氏が振る神奈川フィルが大好きなのね。
現田氏の指揮は、音符と音符の間に、海からの青い風が吹き抜ける様な心地よさがあるんです。
で、コンマスが石田様だったら、もう最高~!!! ヨダレ掛けが必要な程!!
ところが、藤岡氏の指揮には「風」が吹いてなかった。
神奈川フィルの音は、美しいのですよ。でも、ただ美しいだけでは駄目だと、今日分かりました。
風通しが良くないと、爽快感が無いんです。
確かに、藤岡氏の指揮は、グリーグらしく、北欧の明るい日差しが柔らかく降り注ぐ針葉樹林の
萌え出たばかりの 黄緑色の林の風景を再現する事に成功していました。でもね、風通しが
悪いもんだから、こんなふうに考えてみて。
白いエプロンドレスを着て、美しい北欧の林に入り、気持ちの良い爽やかな黄緑色のコケの上に
腰を下ろしてみる。「ソフィーの世界」よろしく哲学の世界に思いを馳せてみたりして・・・・。
しばし、静かな時の流れに身をゆだね、午後のティー・タイムをしようと立ち上がる。
すると、コケの根元は風通し悪いもんだから、じっとり湿っていて、真っ白なエプロンドレスの
お尻の部分が、サルのオケツみたいに 濡れてしまった!!
これって かなり 不快で、情けなくないですか?
二へドン、藤岡氏の指揮を聞きながら、こんな情け無い思いを抱いてしまったのよ。
こんなに重い神奈川フィルを聞くのも初めてだった。 逆に言えば、神奈川フィルって、こんなに
重い演奏もできるんだ。
でもま、二へドン、藤岡氏の指揮を聞くの、初めてだから! だんだん耳に馴染んでいくケース
も往々にして あるから。 ね、ね! 気を取り直して次いこう! 次!!
次は高橋多佳子さんの、ショパンの協奏曲第2番。
高橋嬢は長身でスリムで美人で、桐朋学園大学音楽学部 → 国立ワルシャワ・ショパン音楽院
大学院研究課 の経歴があり、数々のコンクール入賞歴もあり、期待は高まります。
肘と手首が柔らかくて、確かにピアノは軽やかで巧い。 コンクールの審査員は喜んでくれると
思うよ。 でも 二へドンは審査員じゃ無いからさ・・・・・。
楽譜通りに上手。・・・・・・ただそれだけ。 個性が無い。 この演奏なら他の人でも出来るんじゃない?
第1楽章後半で、二へドンの左目から、涙が1粒 ポロリ~ん。
石田様の演奏の時なら、感涙に決まっているけど、ごめん。今日の涙は大あくびを噛み殺したから。
第2楽章中盤では、噛み殺しても、噛み殺しても、涙が垂れてくる。
二へドンの左隣の女の人は眠っている。 あれ? 二へドンの右隣の女の人は、あごを天井に
向けて大胆に眠っている。 二へドンの前のオヤジは首の角度が不自然である。もしや・・・。
二へドンの後ろの席の人は・・・・? 怖くて確認出来なかった!!
おねんねの魔方陣の中央に入ってしまった二へドンの目は、潤みっぱなし。 あくびで・・・・・。
不眠症の人は高橋多佳子を聞け!?
19:50より 15分間の休憩に入る。 ロビーに出よう! 二へドンには気分転換が必要だ。
藤岡さん、N響でも振ればぴったりだと思うよ。 神奈川フィルの持ち味をもっと引っ張り出して
欲しいよね。 神奈川フィルの皆さん、これも仕事のうちと思って耐えた? プロは、どんな指揮者
にも対応してみせると思って我慢した? 楽員の皆様の本音を聞いてみたいよね。
でも、ま、二へドン藤岡氏の指揮を聞くのは初めてだから。 まだ聞き始めて50分しか経っていないから! 段々耳に馴染んでいく事も 往々にしてあるから!! 気を取り直して、次行こう、次!!
最後はイルジー・コレルト氏。頭がチャーリー・ブラウン。今時の若手イケメン・ピアニストでは
全然無いけど、どこか愛嬌のあるタイプ。 プラハ音楽院 → プラハ芸術大学 → ウィーン芸術大学 → スコラ・カントルム音楽院との経歴の持ち主。 こちらもコンクール荒らし。
丁度1ヶ月前、及川さんが、東京芸術劇場で神奈川フィルをバックに演奏した、あの、ラフマの2番
では、あ~りませんか!! すごい偶然!!
全然別のオケで、同じ曲を聴く事はあるけれど、同じオケでソリストが違う同じ曲を、たった1ヶ月の
間に聞けるって、すっごく珍しいと思うのですが・・・・・・。
ピアノの冒頭の「鐘の音」の部分で、もう二へドンは嫌になってしまいました。
及川さんの方が味がある。
別にコレルト氏に意地悪しようなんて気は毛頭無いよ。でも3月6日に聞いたばかりの及川さんの
ラフマが、まだ二へドンの脳裏に張り付いているんです! 思い出そうとすれば、及川さんの
映像と共に音が蘇るのです。 それで、比較しちゃいけないって法は無いよね。
コレルト氏も高橋嬢と同じタイプ。 指さばきは華麗で、お上手なんですけど、二へドンは審査員では
無いので、感動が無いと「イイ!」 とは言わない。
もう二へドンは途中で立ち上がって 「違うの!!そうじゃ無いの!! 及川さんだったらこう弾くの」
と 叫び出しそうでした。 叫ばない様に 前の座席の背もたれを握り締めてしまいました。
この曲で藤岡氏が二へドンの好みのタイプの指揮者では無いと悟りました。
音のメリハリはあるんだけれど、フォルテッシモが強すぎて乱暴。喧嘩を吹っかけられているみたい。
弓の動かし方の激しい部分は、石田様がコンマスだったら、楽しそうに飄々と演奏してのけるから、
他の楽員達も同じノリで着いて行ってしまうんだろうね。 どたばた落ち着きが無くて嫌だった。
コントラバスなんて「怒り」を感じたもん。 こんな音楽聴きたくないよ!!
演奏が終わった後、客席からは拍手喝さいだったけど、皆、及川さんを聞いてないんだな。
今日の演奏だけ聴いたら、二へドン、ラフマニノフを嫌いになっちゃうよ。
たった1人指揮者が違うだけで、たった1人ソリストが違うだけで、同じ曲がこんなに違って
聞こえてしまうんだ。 音楽って怖い。
石田様、及川様のパフォーマンスの凄さを 改めて身を持って感じられた演奏会でした。
終演後、二へドンは悲しみの涙にくれながら会場を後にしました。
「及川さんのピアノを聞きたい!! お口直しに及川さんのピアノを聞きたい!! 及川さんの演奏
を 今すぐ聴きたい!!」
及川さんだけに、泣き声も 「 お~いおいおい・・・・ 」 だったりして・・・・・・。
及川さんだけに、突っ込みも 「 おいおい・・・・・・・ 」 だったりして・・・・・・。
こんな思いをするのは、誰の責任だ? 石田様の責任だ。
石田様が及川さんと トリオを組まなければ、二へドンは一生及川さんの演奏を聞かずに生きて
いたかもしれないのに・・・・・・。 もう及川さんの演奏でなければ満足できない身体になってしまいました。 石田~リン、責任を取ってちょうだい。
ショスタコ 嫌いな方、藤岡氏の指揮で聴いたら、もう立ち直れないかも!?
ちょっと 怖いものみたさに 聴いてみたい気もする 二へドンでありました。
さ、来週は石田様のヴィヴァルディで お口直ししよう。
石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!石田様~!