2009年06月22日
ソスピロ・ウィンズ

大阪国際室内楽フェスタ・予選
B - 3
Entry # 669
グループ名 : ソスピロ・ウィンズ
参加国 : アメリカ
メンバー : ケリー・マリー・キャズマン / フルート
ジェイムズ・オースティン・スミス / オーボエ
ロミー・ダ・ギーズ・ランダロワ / クラリネット
エイドリアン・キース・モウレホン / ファゴット
カイヤ・ジャスティーン・ラクール / ホルン
プロフィール : 「 素晴らしいアンサンブル 」とニュー・ミュージック・コニサー誌に賞賛されたソスピロ・ウィンズはニューヨークに拠点を置き、室内楽のミュージック・シーンにおけるダイナミックな新しい勢力となってきた。
今シーズンはアメリカ各地でのコンサートの他、ニューヨークのカーネギーホールにてデビュー・コンサートを行う予定である。
同アンサンブルはイェール大学音楽部にて結成され、2007年フィショフ室内楽コンクールにて銀賞を獲得。
またイェール室内楽コンクールでも入賞している。
予選演奏曲 : G.リゲティ / 6つのバガテル 第 1 - 4 楽章
A.ドヴォルザーク ( U.G.シェーファー編曲 )/ スラブ舞曲集 第2集 op.72
A.ピアソラ ( U.G.シェーファー編曲 ) / ボーデル 1900
J.フランセ / 木管五重奏曲 第1番 第2楽章
G.ガーシュウィン ( W.ホイト編曲 ) / 3つの前奏曲
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5人組のユニットです。2人が男性( オーボエとファゴット )。
2人とも黒のスーツでビシッとキメています。
3人が女性です。( フルート、ホルン、クラリネット )。
女性は3人共、黒いドレス姿で、これが又、妙にセクシーなんです。
最初、ステージには5人分の譜面台が並べられていましたが、
メンバー達はステージに現われるとガタガタと音を立てて、
譜面台を後ろにうっちゃってしまいました。
どうやら暗譜で演奏する様です。
1曲目はG.リゲティの「 6つのバガテル 」 第1-4楽章です。
第1楽章は、ジャズっぽいアプローチです。
メンバー全員がお話をし合う様な演奏です。
コンサート・ホールよりも、ライブハウスで楽しみたいエキサイティングなライブ感!
さすがアメリカって感じです。
第2楽章
楽器を「 音を出す道具 」としてではなく、コミュニケーションのパーツと見なしています。
楽器を自分の身体の一部として表現しているのが凄いです。
中でもフルートの存在感がピカイチです!
第3楽章
ジャズでも無い、クラシックでも無い、自分たちの世界を作っています。
なかなか真似出来る事ではないのですよねえ。
2曲目はドヴォルザークの 「 スラブ舞曲集 」です。
演奏の前に、メンバー達は、1曲目の前に後ろに投げやっちゃった譜面台を
自分たちの前に移動させました。
( おお、今度は楽譜有りなんだ。) 変な所で感心してしまったニヘドンです。
さて、彼らの演奏の方はと言うと、エキゾチックな雰囲気が良く出ていて美しいのです。
ゆったりとしたテンポで心が洗われます。
3曲目は、ピアソラの 「 ボーデル 1900 」です。
ありゃりゃりゃ。 今度は又、譜面台を後ろに移動です。
別に楽譜を見なくても、いちいち移動が面倒くさいから前に置きっ放しにしておいても
よさそうなのに、そうもいかないのでしょうか?
しかし、この大阪室内楽フェスタをずっと聴いていると、いろいろなグループがピアソラを
取り上げています。
それだけ演奏家にとって魅力が有るという事なんでしょうか。
この予選の演奏曲の中では、ピアソラの曲がダントツに使用頻度が高いと思われます。
フルートがメロディを奏でると、皆で足でステップを踏みます。 バンバン! カッコいい~!
ホルンのカイヤ嬢が地道に良い味を出しています。
他の楽器がクネクネ動きながら演奏している間、カイヤ嬢はほとんど動きません。
「 孤高の人 」みたいな雰囲気を出していて、ついついホルンに目が行ってしまいました。
4曲目はJ.フランセの 「 木管五重奏曲 第1番 第2楽章 」です。
彼らはまた譜面台を前に移動させます。
彼らの演奏をしみじみと聴いて思ってしまいました。
「 今回のフェスタでは、アメリカ、ロシアからの参加者が多いけれども、
やはりアメリカ、ロシアの音楽を演奏する音楽性の高さ、深さには勝てないなあ。
日本は、音楽後進国と言わざるを得ないのかなあ? 」
そりゃあね、最近では辻井伸行君が巷の話題をさらっています。
優秀な演奏家を日本は何人も何人も輩出して来ました。
でも、草の根ではどうよ? 世界の誰も、「 日本は音楽の国 」って言ってくれないよね?
今回のフェスタ参加者の演奏を聴いて思ったのは、外国は明らかに演奏者の層が厚い。
プロとアマの間の層が日本とは比べ物にならない程、厚くて質が高い。
日本人はまだまだ
「 ははあ。 プロ様が演奏して下さるクラシック音楽という有り難いものを拝聴させて頂きます。」
って感じだよね。
音楽はもっと気楽に楽しもうよ。 自分が演奏して楽しもうよ。
そんな事を考えさせてくれる彼らの演奏でした。
5曲目はガーシュウィンの 「 3つの前奏曲 」です。
あ、いいですねえ。 この2日間のフェスタで、ほとんど、いずみホールに缶詰で多くの演奏を
聴く訳ですけれども、たまには、こんなガーシュウィンも聞きたいですよー。
これは1926年に出版された3曲から成るピアノ曲なんですが、
もうありとあらゆる楽器の為の編曲が成されています。
さあ、これからソスピロ・ウィンズの皆さんは、どの様な味付けをしてくれるのでしょうか?
Ⅰ. Allegro ben ritmato e deciso
うわあお! クラリネットのロミー嬢が聴かせてくれます!
ロミー嬢のワンフレーズを聴いただけで、
もう曲を最後まで聴かなくても大満足な気がしちゃいました。
クラリネットの音を堪能しました。
Ⅱ. Andante con moto e poco rubato
うーん。 今度はホルンとファゴットのアンサンブルが絶妙です。
そこへオーボエのジェイムズ君の音色が乗って来ます。
うわ! 日本人が演奏するよりも、しっとりウェットなガーシュウィンですよ!
こんなにスローテンポで弾いちゃうんだ。 へー。
間の取り方が美しいー。 「 間 」も音楽の一部としてしっかりと聞かせてくれる。
Ⅲ. Allegro ben ritmato e deciso
こんなソフトムードに包まれた、でもライヴリーなガーシュウィンは初体験です。
気に入りました!
とてもアカデミックな気分に満ちたガーシュウィンでしたよ。
100点満点中80点。
***** 「 ソスピロ・ウィンズ 」 ・ 完 *****************
2009年06月22日
DIRECT CAFE のカニクリームコロッケ定食

トリオ・リベルタを追いかけて名古屋までやって来ました!
会場のメーテレ・ハウジングの場所を確かめてから、来た時とは違う地下鉄・八事日赤( やごと にっせき )の駅まで歩きました。
メ〜テレ・ハウジングのすぐ向かいに素敵なレストランがあったのですが、営業が11:30 からでした。
その時の時間が10:45でしたから、雨の中を外で待つのは、ちょっと嫌です。
そこで八事日赤の駅まで歩けば、幾つか飲食店が有るのはネットで調べていました。
人に道を尋ねながら、結構長い道のりを歩き、無事に八事日赤の駅に着きました。
横浜山岳民族特別自治区なんかより、よっぽど開けていて、お店も沢山有ります。
ここにも高級ムード溢れるイタリアンのお店が有りました。
階段を上がって2階の入り口を覗いてみましたが、メニューも無ければ、営業時間を示す物も何も有りません。
諦めました。
ネットで探した時に、カフェ・ダウニーと云うお店が良さそうだったので、そこを探したかったのですが、30分歩き回ったのですが見つかりません。
ROYAL HOST なんて全国展開しているお店はつまりません。
地元ならではの個性的なお店を探すのです!
でもでも、悪戯に時間だけが過ぎていきました。
今日のライブは無料で、当然自由席です。
名古屋と云うロケーションを考えると、大阪方面からリベルタ親衛隊が押し掛けて来るかもしれません。
2時間前には行って、様子を見ておきたいですよ。
もう時刻は11:30です。
そこで。
名古屋第二赤十字病院に飛び込みました。
大病院の中にはレストランや喫茶室の1つや2つ有るものですからね。
コンビニの隣にカフェテリア方式のお店が2つ入っています。
焼きたてパンやお弁当も扱っている定食屋さんと、おにぎり屋さんです。
ニヘドンは定食屋さん「 DIRECT CAFE 」で「 カニクリームコロッケ定食 」を頼みました。
750円です。
ただご飯を食べたい一心で頼んだのですが、ビックリした事にドリンクまで付いていました!!
お金を払う時、レジ横の小さなバスケットに入っていた 「 名古屋まんじゅう 」ミニサイズが3個だけ入っている袋に目が留まりました。
210円です。
ふっふっ。息子ちゃんへの土産は これでいいや。
お腹がペコペコだったニヘドンは、定食が出来上がるのを待ち切れません。
( 出来上がるのに、とっても時間がかかるみたい…。)
でも時計を見るとまだ5分しか経っていません。
放送で番号を呼ばれたのでカウンターまで受け取りに行きました。
ごくり。
トレイの上に乗ったものを見てたまげました。
「 何て充実振りなんだ! 」
定食の中身は、
・ カニクリームコロッケ 2個
・ ポテトサラダ
・ 山盛りサラダ
( 千切りキャベツ、千切りキュウリ、プチトマト1個 )
・ たくわん 2切れ
・ 切り干し大根の小鉢
・ 卵焼き 1切れ
・ ライス
・ 味噌汁 ( 勿論、赤出し )
・ ホットコーヒー
名古屋は昔から食費が安い土地柄だが、まさか21世紀になってもそうなんだ!
もうお腹いっぱいで、ニヘドンは思わずコロッケを1つ残してしまう所でした。
でも頑張ってたべました。
げぷっ!!
ご馳走様でした!!
Posted by ニヘドン at
01:31
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